水と美肌の知られざるカンケイは?宣伝文句に惑わされない!自然派美肌考 | 医者ギライ・クスリギライのための1日10分!医食同源・自然食実践ブログ

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加齢で衰えていく肌には、

「水分補給が大切です!」

化粧品会社はいつだって、このようなことを言っています。

美肌実現に欠かせない。そんな美容成分を豊富に含んだ、この商品を使いましょう!!

こんなことをひたすら繰り返しているのです。

聞くたびに正直、毎度お馴染みのパターンだなと思ってしまいます。

売れるモノならどんなものだって売ろうとする。アナタの肌がどうなってしまおうと、彼らにとっては関係ない。

儲けのためなら何でも

“ヤル!”

それが資本主義の流儀と作法、こういうことではないかと思ってしまうのです。

でも私たちの肌は、水分補給が必要などころか、外からの水分供給を極端に嫌う!

 

このことは周知の事実ではないでしょうか。嫌うどころか、

「毒!」

である。このように言えるのではないかと思うのです。

もし肌にとって外からの水分補給が本当に大切であるのなら、どうして濡れた顔や体をタオルですぐに拭き取ろうとするのか?

汗をかいたり、ちょっと手が濡れただけでも、ハンカチやハンドタオルで拭こうとするのは

“なぜなのか?”

あなたはこの疑問にきちんと答えることができるでしょうか?

 

肌に水分補給が本当に必要であるのなら、顔は洗いっ放しの方が良いはずのもの。雨の日に傘をさすのは禁止事項になったっておかしくない。

 

そうならないのは、肌に外部からの水分補給は不要であるからではなかろうか?

 

肌は水分を嫌うものだし、嫌うどころか毒である。このことを雄弁に物語っているように思うのです。

意味不明な宣伝文句を並び立てているのが化粧品業界の偽らざる現状。

そういわねばならないと私は思っているのです。


 
■乾燥促進!?
化粧水の役割とは、肌に外から水分を補給して、

「保湿」

すること。化粧品会社はこう盛んに言っています。

でも実際は、化粧水や保湿剤に肌を潤わす効果などはなく、それどころかより一層、

“肌の乾燥”
 

を促進してしまう。この方が、辻褄が合っているように私は思っているのです。

私たちの肌、肌自身が作り出している天然保湿因子は、単なるH2Oの水分などではありません。

体の内側から分泌されているこの水には、さまざまな種類のアミノ酸やタンパク質などが結合した構造になっているのです。

この複雑な構造の潤い成分だからこそ、肌をしっとりと保つことができるというもの。

 

しかも空気に蒸発することなく、いつまでも表皮を潤わせ続けることが可能。こんな風に説明されているのです。

これに対して、売られている化粧水のほぼ90%以上はタダの水。タダの水である以上は、時間の経過でそれらは必ず

「蒸発」

するに至ります。蒸発する際に、肌を守っているバリア機能の角質層。これを同時にめくり上げてしまうのです。

それは唇を舐めると乾燥しやすくなり、ササクレ立ってしまうことからも分かります。

『肌の悩みがすべて消える たった1つの方法』(青春出版)の中で宇津木龍一医師は、

「皮膚の上の水分が蒸発すると、ちょうど濡れた新聞紙が渇いたときに、ごわごわになってめくれあがるように、最上部の角質細胞の端がめくれ上がったり、浮きあがったりします。つまり、肌についた水は皮膚の表面を壊すというわけです」

と述べているのです。

角質層の最上部分がめくり上がってしまうと、その隙間から水分が次々に蒸発していく。

売られている化粧水などは、ただ肌を乾燥させてしまうばかり・・・。

 

これが本当のところであると、宇津木氏は著書の中で強調しているのです。

■広範囲に・・・
でも今の化粧水には、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿成分をもたくさん含まれているので、単なる水ではない。

 

このように思われるかもしれません。だから肌も当然潤うはず・・・。そう反論する声もきっとあるのでしょう。

でも実際は、水分だけのモノよりも保湿成分の入った化粧水を使えば使うほど、より一層、乾燥肌が進んでしまう。

宇津木氏はこのように解説しているのです。

ヒアルロン酸やコラーゲンなどを化粧水に混ぜ込むことで、

「とろみ」

をつける。このとろみの効果により化粧水が蒸発するまでの時間を長引かせ、遅らせることができる。

この目的で保湿成分は配合されているのでしょう。

でも、どんなに遅らせることができたとしても、水分は必ずどこかで蒸発していきます。

保湿成分を駆使することの意味は、本来肌の上にあってはならない。そんな水分が多量に、しかも

“長時間”

留まり続けることになってしまう。この時点で反自然と言えるのです。

でも、どれだけ長引かせてみたところで、その水分はやがては蒸発していくもの。

肌の上の水分量が多ければ多いほど、蒸発する際に角質をめくり上げる面積が

「広範囲」

に及んでしまう。そうなれば角質の破損箇所だって大きくなり、より一段と乾燥肌を促進してしまう。

宇津木医師はこのように解説するのです。



■ベビーパウダーの原理
化粧水の中の水分。この水分が蒸発した後に肌の上に取り残されてしまう

「コラーゲンやヒアルロン酸」

などの美容成分。これは実に厄介なモノといえます。

ヒアルロン酸もコラーゲンも化粧品に使う際は、固体のものを粉末に変えて、化粧水の中に溶かす。こうした行程を辿ります。

でも、つけてから時間が経てば、水分は蒸発し、元の粉末の状態に戻ってしまう・・・。粉末には水分を

“乾燥!”

させる作用があるので、残りの化粧水の蒸発を加速させ、皮膚そのものの水分までをも蒸発させてしまう。宇津木医師は

「ヒアルロン酸やコラーゲンなるものは、化粧水にとろみをもたらして水分を肌の上により長くとどめる害と、そして、その水分が蒸発したあとに粉末にもどって肌に残る害との、二段構えで肌を乾燥させる」

と警告しているのです。

赤ちゃんのおむつかぶれを防ぐ目的で、ベビーパウダーは今も昔も使われ続けています。

粉末のものは水分をすばやく吸着して、乾燥させる作用がある。サラサラ肌の実現に一役買ってくれるというわけです。

宇津木医師は、

「保湿が必要な顔の肌にベビーパウダーをまくのと同じことを保湿化粧水でやっている」

このように注意を促しています。

乾燥肌が気になればなるほど、化粧水や保湿剤などを使ってはならない!こういうことだと私は思うのですが、いかがでしょう?


■固めてシメる?
また、肌の引き締め効果を期待して、化粧水に

『収斂剤(しゅうれん)』

と呼ばれる薬剤を配合したモノも見かけます。これは酸の作用で肌のタンパク質を凝固させ、引き締める作用があるのですが、宇津木医師はこれを

「シメサバのように肌をひきしめるもの」

と注意を促しているのです。一時的には良いのかもしれませんが、長い目で見れば肌をボロボロにしてしまう。

私たちは化粧品会社の宣伝文句に乗せられてはならない!こういうことだと思うのですが、いかがでしょうか?

とかく世に溢れる健康・美容情報は、メリットばかりを強調して、

“デメリット”

を無視するケースがほとんどといわねばなりません。

 

どうしても外からの水分補給が必要だと思うのなら、化粧水などは使わずに、顔は洗ったままにしておくこと。タオルなどで決して拭かないこと。

 

この方がまだマシなのではないかと思います。

 

美しい肌の実現には外からのチカラに頼るのでではなく、内なるチカラを高めること。

 

高額な化粧品などに手を出すくらいなら、自然食や天然水の方に予算を回すこと。

 

そのことの方がずっと効果的ではないかと思うのですが、いかがでしょう?

商品売らんかなの口車に乗ってしまい、大切なお肌や健康が損なわれないように、お互いに注意をしたいものですね。

■参考文献

 

 

無肥料無農薬米・自然栽培と天然菌の発酵食品の通販&店舗リスト

 

 

自然食業界キャリア15年のOBが綴る

無投薬・無医療の生き方マガジン!

 

 

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