「適材適所」
会社でよくいわれる言葉です。
その人の特徴や個性を見抜き、最適!と思われる場所に配置を行う。
経営者は常にこうした
“采配の妙”
を働かせることが大切になるわけです。でも、これは何も仕事に限ったことではありません。
私たちの健康にも大きな影響を与えるものでもあるからです。
適材を適所に配置しないと、どうにもムリが生じてしまう。そしてそのムリを覆い隠すために、体にとって「有害」なものを使わざるを得なくなる。
矛盾が露呈しないように“偽装”を施す結果になる。
今の私たちの生活環境は、こうした
「ムリと毒と偽装」
とで埋め尽くされている・・・。
そういっても過言ではないと思うのです。
そこで今回は、野菜の裏事情について考えてみたいと思います。
■便利だけど・・・
お弁当に野菜サラダを持って行く。いざ食べようとする頃には、
“シンナリ・・・”
としてしまう。レタスなどはカットした部分が茶褐色になっていたり、フレッシュ感とはホド遠いものになってしまう。
こうした経験を誰もがお持ちではないでしょうか?
野菜は酸化から身を守るための
「抗酸化物質」
コレを含んでいるはずですが、お弁当の野菜サラダはこのようになってしまう。
それは野菜の生命力がすこぶる弱いことを意味しているのです。
でも、コンビニやスーパーで買ってきたサラダは、時間が経ってもシャキッとしている。
茶褐色に黒ずんだようなお弁当のサラダと比べて、明らかにみずみずしく、そして美味しそうに見える。
野菜は現代人を汚染から救う“救世主”のようなものだから、野菜不足は禁物。
こうして多くの方が健康・美容の実現を願って、
“カット野菜”
などを購入するのです。でも、これにはワケがある。
さまざまな工程を経る中で、新鮮さを偽装している!そういっても過言ではない面があるのです。
■その工程は?
カット野菜の製造方法を見てみると、まず最初に、
「次亜塩素酸ソーダ(ナトリウム)」
といわれる殺菌剤のプールに次々と浸されていきます。
次亜塩素酸ソーダといえば、今のコロナウイルス騒動で手洗い用として珍重され続ける、あの液体です。
次亜塩素酸ソーダの原液を
“200倍、500倍、700倍、1000倍、1500倍”
と濃度を変えながら何度も、殺菌と漂白の工程を踏むのです。
そんなに薬剤で洗われてしまえば、レタスも何も、シンナリとしてしまいます。
それでは商品価値がゼロなので、使われるのが、
「硫酸カルシウム・硫酸マグネシウム」
といわれる薬剤です。これをシンナリ野菜に振りかければ、どこから見ても新鮮・採りたて野菜へとサマ変わりする。
仕上げには黒ずまないように、レタスが茶色くならないようにと、
「酸化防止剤」
が使われる。このような工程を経ることで、“朝採り野菜”であるかのようなフレッシュ感を演出できてしまう。
さらにシャキシャキ感を出したければ、
「PH調整剤」
を添加するだけで良い。次亜塩酸ソーダと酸化防止剤、さらにPH調整剤を駆使することで、
安価でフレッシュな野菜に見せかけることが可能になる。
こうして、表面だけの健康!の演出は完了する。こんな風に説明されているのです。
繰り返しなってしまい恐縮なのですが、
「野菜」
と書いて“野の菜”と読みます。
本物の野菜とは、野の力が育むものなのです。
有機肥料や化学肥料といった肥料が野菜を育てるものではない。はたまた化学合成農薬や漢方系農薬が育てるものでもない。
肥料を使うものは、肥料野菜。農薬を使うものは、農薬野菜。野の力で育つものこそが、本物の野菜。
カット野菜は薬剤野菜、こういうことになるのではないかと思うのですが、あなたはいかが思われるでしょうか?
■無肥料無農薬米・自然栽培と天然菌の発酵食品の通販&店舗リスト
■自然食業界キャリア15年のOBが綴る