古くさいけど見直したい!スゴ腕食材に学ぶ・温故知新のナチュラル食材学! | 医者ギライ・クスリギライのための1日10分!医食同源・自然食実践ブログ

医者ギライ・クスリギライのための1日10分!医食同源・自然食実践ブログ

自然食業界歴15年の管理人が1日10分で医者にもクスリにも依存しない自然食実践術を公開。衣食住、生活環境、医を含めた医者ギライ・クスリギライのあなたに贈る!実践術をブログで毎日公開中!

「50人に1人」

これは1970年代初頭において、日本人女性が

“乳ガン”

を発症する割合になります。それが1990年代後半に胃ガンを抜き、女性のガンのトップになったのが、乳ガン。

年々、増加傾向にあることがいわれているのです。

かつては50人に1人だったものが、現在では、

「14人に1人」

そして年間新たに6万人が乳ガンと診断され、死亡者数は毎年約1万3000人と報告されています。

終息に向かう傾向は見られず、増加の一途を続けている・・・。散々な結果になっている。そういわねばならないのです。

そんな乳ガンなのですが・・・、この症状から私たちを守ってくれる。そんな食材があります。何かといえば、

“大豆由来の食品群”

この食材の重要性が静かに再認識され始めているのです。

 




■スゴイチカラ?
「味噌や醤油、豆腐、納豆」

これらは、日本の食卓に欠かせない食材になりますが、これらは乳ガンの発症リスクを大きく引き下げてくれることが分かっている。

『欧米人とはこんなに違った日本人の体質』(講談社刊)の中で、著者の奥田昌子医師は、大豆製品と乳ガンとの関係を調べた大規模調査の結果を紹介しています。

それによると大豆由来の食品、その摂取量が多ければ多いほど、乳ガン発症リスクは低下していく。

ほとんど大豆製品を口にしないグループに比べて、頻繁に口にするグループは乳ガン発症リスクが

“約3分の1”

にまで低下した、そんな研究結果を報告しているのです。

さらに大豆製品の頻繁な摂取は、乳ガンばかりではなく、脳梗塞や心筋梗塞を防ぐ力があることも判明しているとのこと。

また骨からのカルシウムの流出が少なくなることから、『骨粗しょう症』の予防にも繋がる。こうしたことが指摘されているのです。

さらには、膵臓からのインスリンの働きが良くなることから、『糖尿病の予防』にも大豆製品は大いに役立つことが著書の中で解説されているのです。

こういうと、大豆のチカラは素晴らしい・・・。そう手放しで喜んでしまいそうになるのですが、何のことはない。

それはこの地で当たり前に食べられ続け、代々にわたって受け継がれてきた。そんなごく普通の

“伝統食”

に過ぎないもの。日本人の普通食を放り捨ててしまっている現代食の方にこそ真の問題が潜んでいる。

自然食も、伝統食も普通食に過ぎない。こうしたものになるのです。



■相性の良さ
伝統食を古いもの・遅れたもの。イケてないもの・オシャレじゃないもの。

そんな風にあまりに過小評価してしまい、新しいものばかりにスグさま飛びついてしまっている。

この姿勢にこそ、病気増大の真の理由が潜んでいる。大豆製品がスゴイのではなく、今の現代食のあり方がいかに

「異常であるか?」

欧米食は日本人の体質には合わない異常食。このようにいわねばならないと思うのです。

主食のお米と味噌汁の組み合わせは、相性の良い最高のパートナー。

そんな風に言えると思うのですが、それは農地においても同じです。大豆は稲作の友として、永らく田んぼの畔(あぜ)で作られてきた経緯があるからです。

大豆には植物にとっての三大栄養素の1つである『窒素』を空気中からキャッチして、植物が吸い込める形に加工し、変換してくれる力が備わっている。

このことからお米の豊穣なる実りをもたらす。そんな大切なサポート役として、重宝され続けてきた経緯があるのです。



そんな大切な食用大豆の自給率は現在、21%程度。アメリカやカナダなどからの輸入大豆ばかりになってしまっているのが現状です。

日本においては大豆製品の約9割を味噌・醤油・納豆・豆腐の4つの食材から摂取し続けてきました。

先祖たちが大切に食べ続けてきた、これらの大豆食品たちを捨て去ってしまうのは、あまりにも愚かな振る舞い。

牛乳やスープはホドホドにして、もっと本物の味噌汁を

“飲もう!”

私は声を大にして、そう叫びたいわけなのです。


 

自然食も同じ!
でも大豆製品なら何でも良い!、そういうことには決してならない。

味噌1つとってしても、

「本物とニセモノ」

この2つがあるものだからです。

大豆の遺伝子組み換えはごく普通に、当たり前に行われているので、

“輸入大豆”

はやっぱり避けるべきなのでしょう。腸を破壊し、脳を破壊してしまう。そんな組み換え大豆にチカラなど望むべくもないからです。

ならば国産のものならそれで良いのかといえば、そうもならない。農薬を使った大豆では、その働きは当然ながら低下してしまう。

日本の地で代々繋がれてきた味噌や醤油などの大豆製品に、化学合成農薬などは長らく使われてこなかった。

農薬の歴史などは、どんなに長く見たって70年程度の浅く短いものでしかないのです。

長い人類の、そして日本の食の伝統からしてみれば、農薬などは新奇なものであり、珍奇であり、なおかつキケンなものに過ぎない。

私たちはこうした自然観をいま一度取り戻す必要を思うのです。


また味噌や納豆は発酵食品と呼ばれていますが、日本の発酵食の主役を担う

「発酵菌たち」

現在の発酵菌は化学的に操作・培養された粗悪なモノに成り下がっている。買う側からはとても見えにくい現状があるのです。

発酵菌の化学操作・培養の実態は、

ニセモノだらけの自然食材・短命と長寿からヒモ解くナチュラル食材選定術!

ご参照頂きたいのですが、1950年ごろから普及し始めた化学合成農薬や化学肥料の濫用により、先祖代々繋がれてきた発酵食品の製造方法は

“無効”

なものになってしまいました。それは素材となる大豆やお米や小麦などの品質が著しく劣悪化してしまったこと。

天然自然の麹菌や酵母菌が粗悪な素材に入り込めなくなってしまった。それに代わって、

「腐敗菌」

ばかりが大豆やお米に取りつくようになり、発酵ではなくスグに腐ってしまう。こうして日本人が長らく食べてきた従来の発酵食品。

 

それらはほぼ絶滅してしまったのが経緯になります。

どんな劣悪な素材であっても強制的に発酵プロセスを辿れるように、発酵菌の人為的な操作・培養。生命の改造が当たり前に行われるようになっているのです。

“有機!無農薬!無添加!”

そう表示されている味噌や醤油、納豆であっても、発酵菌そのものは天然自然のものではない。

化学操作・化学培養されたもの、一色に塗り潰されてしまっているのが自然食を含めた、現代食の偽らざる姿になるというわけです。

以下に紹介する発酵食品は、先祖代々繋がれてきた

「天然自然の発酵菌」

によって熟成された食材群です。お値段は張りますが、体の健康を思えば必要な投資ではないかと思います。

中でも、味噌は私たちの食卓に欠かせない発酵食の中でも最重要にあたる大切な食材となるので、他の何は差し置いても、味噌だけはこうしたものを選んで欲しいなと思います。
 
※参考:自然栽培と天然菌の発酵食品の通販&店舗リスト

自然で、安全。そうした食材作りの担い手を、国はもっと積極的に、全力で応援するべきではないかと思います。

そして国民の誰もが等しく当たり前に、自然食材を口にできるように、財政面においても国民の食生活をしっかりと後押しする。

そうすればもっとずっと安価で、安全で自然な食材を誰もが手にしやすくなる。こうしたことへと繋がっていくと思うのです。

でも残念なことではありますが、今の政府は大企業を応援するばかりで、国民の健康に配慮する意志も気配も兆候も、一向に見られないのが現状です。

それは自民党の総裁に誰がなったところで、微動だにしない。アメリカ、大企業の応援部隊、出先機関が政府与党の自民党。

この党の過去はいささか違ったものではありましたが、小泉内閣以降は全部同じで庶民の暮らしなどは

“一顧だにしない”

名もなき庶民がどうなろうと一切お構いなし。それが自民党の本質であり、出自であるといえるのです。

政治には期待などできないので、自然食を愛し、自然な生活を心がける。そんな私たちが進んで、安全で健康な食べものを作る担い手をしっかり応援していく以外に今のところ手段がありません。

以下に紹介する発酵食品は、先祖代々繋がれてきた

「天然の発酵菌」

によって熟成された食材群です。お値段は張りますが、体の健康を思えば必要な投資ではないかと思います。


■参考文献

 

 

 

無肥料無農薬米・自然栽培と天然菌の味噌・発酵食品の通販&店舗リスト

 

 

自然食業界キャリア15年のOBが綴る

無投薬・無医療の生き方マガジン!

 

 

 

にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村