お人好しにもホドがある!ニュースからヒモ解く世情の本質・自然派経済講座 | 医者ギライ・クスリギライのための1日10分!医食同源・自然食実践ブログ

医者ギライ・クスリギライのための1日10分!医食同源・自然食実践ブログ

自然食業界歴15年の管理人が1日10分で医者にもクスリにも依存しない自然食実践術を公開。衣食住、生活環境、医を含めた医者ギライ・クスリギライのあなたに贈る!実践術をブログで毎日公開中!

「株価急騰中!」

秋の訪れを感じさせる今日この頃、こうしたニュースが流れてきました。

何やら31年ぶり、1990年8月初旬以来の高値を更新。この調子で進んでいけば、1989年12月に記録した38,915円

ココに迫る勢いで急騰している、こんなニュースが流れてきたのです。

要因を挙げてみると・・・、不人気の菅首相の退陣表明。これにより株式市場は一気に3万円台を回復しました。

さらに海運や鉄鋼、半導体、これらの業種の株価が大きく伸びていること。さらには国産ワクチン導入への期待感。

こうしたさまざまな要因が挙げられているのです。

次期、日本国の総理大臣を決める『自民党総裁選』。投機筋はこの選挙結果の行方に対しても、固唾を飲んで見守っている模様です。

どうやら投機筋のイチオシは高市早苗候補。河野も野田も、岸田であっても

“役不足!”

もはや死語になっているアベノミスの正式な後継者が“サナエノミクス”を掲げる高市候補。ぜひ高市候補に女性初の内閣総理大臣になって欲しい!

永田町のみならず、テレビも、投資家たちも、この選挙の行方にはアツイ視線を送り続けているようなのです。

アベノミクスがいかに今の私たちの必要にそぐわない政策であるか?これについては、以前の記事で述べたので、以下をご参照ください。
※参考:『日本が外国に売られ続ける理由とは?クズに活路の仰天仕組みに迫ってみる!

 

 


■口ごもる・・・
株価が上がる。テレビなどのニュースでそう報じられると、何となく

“良いこと!”

であるかのように感じてしまいます。株式投資など1円も行っていない人であっても、

「良かったね~」

どこかそう思ってしまうわけなのです。

でも、どうして株価が上がるのは良いことなのか?この問いに対しては、口ごもってしまう・・・。

仕事に家事に、子育てに。日々額に汗して働く私たちは、株価上昇の意味について、大まかに!、そして的確に!把握しておく必要を思っているのです。

株価とは個々の企業の業績の評価。業績が良い企業の株価は上がり、そうでない企業の株価は下がる。

こうしたことになるわけです。もっと平ったく言ってしまえば、その企業や業種は儲かっているのか

“どうか?”

このことを表す指標になるというわけです。


■お人よし過ぎ!
昨今は、個人消費の

「冷え込み・・・」

こうしたことがよく言われています。

政府の9月の「月例経済報告」においても、ますます個人消費が弱まるばかりで、景気判断も4か月ぶりに下方修正したことが発表されるに至りました。

相次ぐ緊急事態宣言の延長で外食・旅行などサービス消費の低迷は継続。さらに、これまで堅調だった新車・家電販売にも弱さが広がっている。


つまるところ、私たちはあまりモノを買わないし、買えない。給料が上がらない中、庶民は切り詰め切り詰めの日々を余儀なくされている。

モノやサービスを買う側の私たちの方は節約ばかりを強いられているのに、企業の株価ばかりは上がっている・・・。

このオカシな現象は一体

“なぜなのか?”

あまりに不可思議な状況に陥っているのです。

消費が振るわない中、供給側の企業の株価が上がっていく。それは、

「コストカット」

のタマモノ、それ以外に理由が見当たりません。良くいえば“企業努力”、悪くいえば“搾取”。こうした具合になるわけです。

つまり、従業員に払うべき給料を支払わない。そして原材料費などをケチにケチって安くする。そして薄く少ない法人税をちょこっと払う。

こうすることで消費が冷え込む中においても、企業の業績はグングン上昇し続けてるく。よってそれに応じる形で、株価も急上昇している。

実際にコロナコロナに明け暮れた昨年、2020年度末の企業の内部留保は9年連続で過去最大を更新。

製造業は3.0%増の167兆8193億円、非製造業が1.4%増の316兆5455億円。その額は日本の年間GDP分にも相当する。

 

これらの大部分は本来、企業に働く人たちに支払われるはずのお金だったはずなのです。

社員スタッフに還元することなく、こんな莫大な儲けを企業内部に溜め込んでいる・・・。

ニュースを見て、株価が上がって良かったな、そう思ってしまう私たち庶民はどれだけ

「お人好しなのか?」

私などはそう思ってしまうのですが、あなたはいかが思われるでしょうか?

 

 



■必要と不要
私たち庶民はサービス残業・サービス出勤などといわれるような、世界からみてあまりに破天荒かつ

「非常識!」

そんな働き方を余儀なくされ続けています。それは、受け取るべき給料を受け取ることなく、ひたすら会社に滅私奉公を続けている・・・。このことに他ならないのです。

充分な給料が支払われないため、ダブルワーク、トリプルワークといった破滅型の労働に従事せざるを得ない・・・。いつか報われる、そのうち良くなる。欲しがりません

“勝つまでは!”

これを25年以上も行い続けているのが私たちの現状。そう言わねばならないのです。

こうした世界に類例のない働き方を続けた結果、日本の海外純資産は世界一位。2位以下の中国やドイツ、スイスなどを大きく引き離して、世界一の純然たるお金持ち国家が私たちの国なのです。

でもその資産は外国の通貨建てであるために、日本国内に生きる私たちにはほとんど還元されない。このような悪循環を何十年にもわたって、続けているのが現状です。

本来、株式会社の本質は分業・分担。それぞれの力を発揮し組み合わせることで、社会に必要な価値を生み出していくものであったはず。つ

 ・お金を持っている人はお金を出す
 ・筋力に秀でた者は肉体を使って貢献する
 ・頭脳に優れた者はその力を駆使して尽くす


こうしたパワーをミックスさせることで、社会や人々に有用な商品やサービスを提供していく。これこそが株式会社の使命であったはずなのです。

みんなのものであったはずの会社はいつしか株主の専有物となり、他はただひたすら命令に従い続け、耐え忍ぶ。

世の中を良くするために作られるはずだった商品はただただ、ひたすら金儲けのための手段になり果てているのです。

サプリは本当に必要なものなのか?クスリは本来、イラナイものではなかろうか?ワクチンも合成洗剤も、何であってもみんな同じ。

 

ただ企業の親玉たちを儲けさせるためだけのもの。私はそう考えているのです。
 

 

 


■私たちの未来
食と農の分野でいえば、

肥料・農薬を駆使すれば安くてそこそこの見栄えのお米や野菜を収穫できます。

私たちの主食の米は肥料・農薬・機械を使えば年間30日にも満たないような労働日数で収穫できてしまうのです。

でも、それは食べる人の健康を損ね、土・河川・空気も汚染していきます。

また食品添加物を濫用すれば質の悪い劣悪な素材であっも、安くて舌先だけを満足させられる食材を製造できます。

でもそれらを私たちは本当に望むのか否か?それが豊かで幸せな未来に繋がるのかどうか?

次の世代を担う子供たちは、一体、

 

「どうなってしまうのか?」

私たちの働き方、時間の使い方、そしてこのブログのテーマでもある

“食と農のあり方”

これらを真剣に問い直す必要を痛切に感じているのですが、あなたはいかが思われるでしょうか?

 

 

■参考文献

 

 

無肥料無農薬米・自然栽培と天然菌の味噌・発酵食品の通販&店舗リスト

 

 

自然食業界キャリア15年のOBが綴る

無投薬・無医療の生き方マガジン!

 

 

 

にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村