食の冤罪の真相に迫る・美容と健康の敵とされるアノ食材の無実を訴える! | 医者ギライ・クスリギライのための1日10分!医食同源・自然食実践ブログ

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人は見た目が

 

「9割」

 

そんなことがいわれています。

 

“美しくありたい”

“若々しくあり続けたい”

 

それは人としての素直で自然な願望、本能に近いものといえるのかもしれません。

 

外見の美しさは

「幸せな人生」

の大切なポイント。

このことから、ダイエットや食事制限などが盛んに行われているのですが・・・、

でも、

そこにはウソや迷信がはびこりやすいことも事実。

 

本気で、

“痩せたい!”

と思うのなら、曇らぬ目でモノゴトの真相を

 

「直視する」

 

この必要だってあるのです。

とかく今の食品にまつわる情報は、疑って、割り引いて考えないと、

 

“酷い結果”

 

を引き寄せてしまいやすい。

 

情報に接する際は、

 

「本当なのか?どうなのか?」

 

とまずは疑ってかかること。

 

私たちはそんな状況下に置かれているのです。


そこで今回は、「食の冤罪」について考えることで、

医者を遠ざけ・クスリを拒む。

そんな生き方のヒントについて考えてみます。

 




■世紀のワルモノ!
「砂糖は太る」

これが定説となって久しいものがあります。

それに加えて、砂糖は体を

“冷やす”

骨を

 

「溶かす」

 

さらにはガン細胞の

 

“エサになる”


こんなことまで広くいわれているのです。

ダイエットといえば、とにかく甘いものを

「減らすように!」

と大声で言われていますが、その主犯格は

 

いつだって

「砂糖」

砂糖は常にバッシングを受けやすい、そんな食材といえるのです。

でも果たして、それは本当なのでしょうか?

砂糖は本当に体に

“悪いもの”
 

なのでしょうか?
 

私たちは曇らぬクリアな目で、真相にアプローチする必要を思うのです。


■体と砂糖の関係は!?

かつて、砂糖は

「クスリ」

として重宝されてきた歴史があります。

砂糖を分解してみると、2つの糖が結びついていることが分かります。

それが、

「ブドウ糖」と「果糖」

です。

ブドウ糖は人の体のエネルギー源で、脳や心臓、筋肉を動かすための

“大切な燃料”

に当たるものです。

特に脳の栄養源はブドウ糖。

 

脳はそれ以外の何ものをも栄養源には

 

「しないもの」

 

砂糖を含めた糖質は私たちが生きていく上での

 

欠かせない

「栄養源!」

といえるのです。

衰弱する病者に砂糖を与えると、瞬く間に元気が

 

“蘇ってくる”

そこからクスリと崇められ、大切に使われてきた経緯があるのです。

脳は体重のわずか2%に過ぎないのに、

 

体全体で使われる糖分の

 

“約20%”

 

をも消費する大食漢で、偏食家。

 

カロリーに換算すると、日に

 

「400kcal」

 

それだけの量を脳単独で消費していることになるのです。

頭脳労働する際や学習効率を上げたい場合に、適宜、

 

砂糖を

 

“補給する”


これは極めて合理的な措置といえるのです。





■比較してみると・・・

砂糖に含まれるカロリーは

 

1グラムで

「約4kcal」

コーヒー紅茶を飲む際のスティックシュガーの総量は4グラムになります。

だからあのスティックシュガーは、1本16キロカロリーになるわけです。

カロリーについて少しカジッたことのある人なら、

 

かなり

 

“低い数値”

 

であることが分かるのではないでしょうか。

スティックシュガーを何本か丸のみしたところで、

 

大したカロリー量には

 

「ならない」

 

こういうことになるのです。

他の食品に含まれるカロリーをザッと見ておくと、

 


・ご飯一膳250kcal/バターロール1個90kcal

・サツマイモ1本が264kcal/卵M玉1個が100kcal

・ヨーグルト無糖100g77kcal/牛バラ肉100g:454kcal


このように計算されています。

摂取カロリーが消費量よりも多ければ、それは当然

 

“皮下脂肪”

“内臓脂肪”

 

になって蓄えられていきます。

 

砂糖にも同じことはいえるのでしょうが、他の食材と比べてみても、

 

含有カロリー量は

「かなり低い」

砂糖を食べ過ぎて、高カロリーになることは結構大変。

 

卵1個分のカロリーを砂糖から得るには、スティックシュガーを


“5、6本”
 

飲まなくてはならない。
 

卵やヨーグルト、バターロールの方がよほど脂肪に

「なりやすい!」

砂糖は太る!だなんていうのは相当

 

“ムリ筋”

 

な話といえます。

 

コーヒーの砂糖を入れないからと言って、

 

ダイエットにはほとんど

 

「効果がない!」


このことが分かるのです。

 

砂糖は太るからと控えておきながら、サラダにマヨネーズを

 

躊躇なく

 

“かけてしまう”


砂糖10グラムは40kcalに対して、マヨネーズは10グラムは

 

「70kcal」

このような矛盾に満ちた行為が横行している。

 

このことも事実ではないでしょうか?



■ダイエットに効果的!

“甘いものは太る”


このように固く信じられているのですが、

 

1999年のアメリカ生理学会の論文で、

 

炭水化物(糖質)とタンパク質は摂取し過ぎても、

 

代謝が上がりったり、熱に変換されたりして、ほとんどが

 

「消費されていく」

 

このことが明らかになっています。

 

この論文で、糖質を摂り過ぎても、人は日に10グラム以上の脂肪を

 

“合成できない”

 

と述べられているのです。

 

ネズミにたくさんの砂糖を与えれば、確かに皮下脂肪になっていくのですが、

 

人には甘いものが大好きな発達した

 

「脳」

 

があります。

 

ネズミと人とを単純に比べることには

 

『意味がない』

 

といわれる由縁です。

 

糖分が太ることの原因ではないとするのなら、

 

真犯人は一体

 

“誰なのか?”

答えは、


「卵やクリームやバター」

これらの食材になります。


砂糖を隠れ蓑にすることで、これらの食材が

 

“無罪放免”

 

のままになっている。

 

砂糖は微罪にも関わらず、重大犯罪を犯したかのように扱われている。

これが真相と指摘されるのです。

それどころか、ダイエット成功に向けて、卵やクリーム、バターは控えても、

砂糖は、

“控えるべきではない”

このように主張する声だってあるくらいです。

なぜ砂糖がダイエットに効果的なのか?といえば、

 

砂糖の成分であるブドウ糖は、脳の

「満腹中枢」

を刺激する働きがあるからと解説されます。

量は少しの砂糖であっても、ブドウ糖がたくさん

“来てくれた~♪”

と脳が錯覚を起こしやすい。

 

このことから、砂糖はダイエットに

 

「不可欠」

 

な食品ともいわれているのです。

実際は少量であっても、満足感を脳にもたらすことができてしまう。

登山家はアメ玉やチョコレートを山登りの際に必ず携帯しますが、

 

あれは消費した糖分を速やかに脳に

 

“送り込む”

 

ためのもの。

疲労回復に効果があるというわけです。


ダイエットを成功させたいなら、脳に満腹感を与え続けることが大切。

砂糖はダイエットの


「敵!」

そう考えるのは、実にお門違いな話というわけです。

 

もちろん、砂糖ばかりを食べて、普段の食事が

 

“疎かに”

 

なるようではイケません。

 

本来、体に必要な成分は食事からきちんと取るべきもの。

 

砂糖はブドウ糖と果糖がくっついた形をしていることから、

 

「二糖類」

 

といわれています。

 

体に入ると速やかに分解されて、脳を始めとした各器官の

 

“エネルギー源”

 

になっていく。

 

速効性が重宝される場面だってあるのです。

 

これに対して、お米などに含まれる糖分は

 

「多糖類」

 

といわれています。

 

さまざまな糖から構成されていることから、こう呼ばれているのですが、

 

砂糖に比べれば明らかに

 

“遅効性”

 

ゆっくりじっくり最小単位のブドウ糖にまで分解されていくため、

 

腹持ちがすこぶる良い。

 

特にお米に含まれる糖分は

 

「難分解性」

 

といわれるように、消化に時間がかかることがいわれています。

 

血糖値の急上昇、血糖値スパイクを防止する上でもお米はやはり

 

大切な食材。

 

主食のお米をしっかり食べることは、ついつい間食に手が

 

“伸びてしまう”

 

この行為を封じ込める、

 

『抑えの切り札』

 

になるというわけです。

 

 


■減少しているのに・・・
また砂糖は糖尿病の

「原因になる」

といった、深刻な病気の犯人にされてしまっているのですが、

砂糖の消費量は、年々

 

“減少”

 

し続けています。

1973年の日本人1人当たりの砂糖消費量は、

「26㎏」

2000年は18キログラム
2018年は16.5キログラム

と減少の一途を辿っているのです。

最近では、ジャガイモやトウモロコシを原料とする

「異性化糖」

の消費量が増えていて、異性化糖の摂取量が多い国ほど、
 

糖尿病が
 

“多くなる”


といわれていますが、日本は砂糖と異性化糖を合わせた国際比較においても

 

かなり摂取量が

「少ない」

部類に入ります。


アメリカ人・カナダ人は日本人の約2倍、欧州人は2.5倍、豪州人は約3倍

 

こうしたことが分かっているのです。

現在、日本人の糖尿病患者数は予備軍を含めて、

「2050万人」

といわれ、年々増加傾向を続けていますが、

砂糖の摂取量はそれに

 

“反比例”

 

して減少を続けている。

 

これはお米を含めた糖質も同じです。

減っていく砂糖に代わって増え続けているのが、
 

「脂肪摂取量」

で、総摂取カロリーに占める脂肪の割合は、

1946年:7%

1990年:25%

 

現在は、

“30%付近”

を推移している。

この脂肪摂取量の増大こそが、糖尿病の原因であり、

 

「肥満の原因」

 

である。

このように指摘する声も少なくないのです。


■動物性油と植物性油
高脂質食こそが脂肪の原因になる。

でも、

健康的で質の良い植物油なら、脂肪は

“つかないのでは!?”

そう思われるかもしれません。

これについては、2週間ラットに油を与えてみて、

 

体の変化を調べた研究データがあります。

「ラードと植物油」

で、脂肪の付き方が変わるのか?を調べたもので、

一方のグループのラットには、動物性の油のラード
もう一方のラットグループには、紅花油・亜麻仁油の植物性の油

2週間後に結果を眺めてみたところ、

ラードの方は

 

「内臓脂肪」

 

の蓄積が確認されました。


植物油の方はというと、

 

脂肪肝”

 

を発症したそうです。

内臓脂肪と脂肪肝とは違うものではありますが、

 

どちらも脂肪が体につくことには
 

「違いがない」


このような実験結果になったというのです。

植物だから

 

“健康的!”


とかくそう思ってしまいがちなのですが、体に入ればすべからく

「脂肪」

となって蓄積されていく。

『内蔵脂肪を最速で落とす』(幻冬舎新書)の中で、奥田昌子医師は、


「テレビや雑誌は特定の商品を取り上げては、この油が良いとか、もっとこれを食べなさいと解説するかもしれません。しかしわざわざ何かを大量に摂取する足し算の考え方だと、摂り過ぎによる負の側面が必ずあらわれます」


と述べています。

 

日本人は古来、穀物を主食に、旬の野菜、タンパク源は魚や大豆、

 

こうした

 

「食のスタイル」

 

を代々受け継いできた伝統があります。

 

歴史的に肥満症の日本人などはほとんど

 

“いなかった”

 

ことも事実と認めなくてはなりません。

 

食べものについて迷ったら、この地に生きた先人たちが

 

どんな食べものを日々、

 

「口にしてきたか?」

 

ココをヒモ解くことが大切なのではないかと思います。

 

油は大切な食材ではありますが、古来日本人は

 

米や大豆などに含まれる

 

“脂質”

 

を丸ごと食べることで、摂取してきた経緯があります。

 

油単独で大量に摂取するようなことは、ほとんどなかったというわけです。

 

「フードは風土」

 

これはやはり至言ではないか?と思っているのです。

 




■否定ではなく工夫を!
肉は高脂質・高タンパク食の代表選手のようなものですが、

 

肉が全てダメ!というのではなく、

 

「部位」

 

に注目することも大切なのかもしれません。

フチに脂のついたロース肉は、ヒレ肉に比べて

“5倍以上”

 

の脂肪分を含んでいます。

鶏肉も皮の裏側に半分以上のカロリーがあるので、

 

これを避けることで過剰な脂肪の摂取を

「回避」

 

することができます。

霜降り肉は脂ギッシュで反自然の極みなので、

 

たまに牛肉を食べたい!と思ったら、

“赤身肉”

を選んでみる。

肉がすべて悪いと否定したり、罪悪感に覆われるのではなく、

 

工夫によって脂肪蓄積を

“割り引く”

ことだって可能になるというわけです。

当然、食べる際は、成長ホルモン剤や抗生物質、遺伝子組み換え飼料などを

 

使っていないものを選ぶことは、それ以上に

 

「大切」

 

であろうと思います。

また天ぷらなどをする際は、食材を細かく切り刻んだ

「かき揚げ」

にするよりは、

“大きなカット”

で揚げることが大切、と前出の奥田医師は同著の中で述べています。

小さく、薄く食材を切るほどに入り込む面積が増えて、

 

油を余計にたっぷり

「吸い込んでしまう」

 

というわけです。

効果的なダイエットの実現には、低カロリー食の砂糖を

「上手に」

活用すること。

 

これは一種の秘訣になるのではないかと思います。

砂糖は低カロリーなので、ダイエットの苦痛を和らげる力がある。

砂糖をダイエットに活用することはムゴイ


“リバウンド”

などを予防する助けとなってくれる。

 

こうした面もあるのです。

お腹が空いたと苦しい時に、良質で無添加の

「アメ玉一個」

を口に入れる。

それにより空腹からのストレスを低減させることができる。

これは、


“プロモデル”

 

の体型維持の秘訣ともいわれたりもします。

「砂糖を敵!」

として全否定するのではなく、栽培と製造過程がなるべく

 

“自然で良質”

 

体にムリのないものを上手に活用してもらいたいなと感じます。

 

当然、食材ばかりに目を奪われるのではなく、

 

体を積極的に

 

“動かすこと”

 

も大切なポイントになります。

 

寒い季節の到来で、散歩なども億劫な季節が始まりますが、

 

お互いにそこは努力して、スバラシイ

 

「春」

 

の訪れを待ちたいものです。

 

 

■参考文献

 

・『砂糖は摂り過ぎると脂肪に変わるという常識は、本当は間違ってる

 

 

無肥料無農薬米・自然栽培と天然菌の味噌・発酵食品の通販&店舗リスト

 

 

自然食業界キャリア15年のOBが綴る

無投薬・無医療の生き方マガジン!

 

 

 

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