クスリと自然治癒との正しい関係は?ナチュラル医療実現のために! | 医者ギライ・クスリギライのための1日10分!医食同源・自然食実践ブログ

医者ギライ・クスリギライのための1日10分!医食同源・自然食実践ブログ

自然食業界歴15年の管理人が1日10分で医者にもクスリにも依存しない自然食実践術を公開。衣食住、生活環境、医を含めた医者ギライ・クスリギライのあなたに贈る!実践術をブログで毎日公開中!

「主と従の関係」


私たちは生活のさまざまな場面で、位置関係を

 

きちんと

 

“見極める”

必要を感じます。

とかく世に溢れる情報や商材は、主と従とが

「逆転」

している、こうしたケースが少なくないからです。

 

本来、主の位置であるハズのものが、従の位置に置き換えられてしまっている。

 

従の位置に過ぎないものが、堂々と主であるかのように装い

 

“振舞っている”

 

こうした現状が少なくないのでは?と思うのです。

農の分野で考えてみると、

野菜を育てるのは、あくまで

「野菜自身」

であるはずのもの。

それがいつしか、肥料が野菜を育てるものへと

すり替わって

“しまっている”

野菜は自分の力で育つことができないほど、

 

「か弱くて、脆いもの」

虫や病気に対してはあまりに無力なものだから、

“農薬”

を撒くことで守ってあげなくてはならない。

野菜とは、人があれこれと手をかけてあげない限り、

「生きられない」

そんなカヨワイ生命として、すっかり位置づけられているのです。

でも、

自然の野山を見渡せば、人が肥料を与えている場所など

どこにも

“ありません”

農薬を散々に撒かなければ、

「全滅してしまう」

そんな自然の植物などはどこにも存在しないのです。

農薬がなければ生きられないのは、

田畑で生きる

“植物だけ”

肥料や農薬がなくとも、植物は栄養失調に陥ることなく、

 

元気に成長し、

 

「翌年、また翌年」

 

へと未来永劫にわたって生命を繋ぎ続けている。

主と従との関係がすっかり

“逆転”

してしまっている。

それが、有機を含めた農業の

「現状」

ではないか?そんなことを思うのです。


そこで今回は、「主と従」について考えることで、

医者を遠ざけ、クスリを拒む。

そんな生き方のヒントについて述べてみます。




■主と従の転倒
これは何も

 

野菜に限った話ではありません。

「医療」

においてもまったく同じ。

医療は人体をか弱くて

“脆いもの”

このように位置づけているものだからです。

人体は性能の悪い

 

「ポンコツ機械」

のようなもので、スグに故障し、スグに

“トラブル”

に見舞われてしまう。

人体における故障やトラブルは病気の症状に当たるわけだから、

 

スグに

 

「お医者サマ」

 

に診てもらう必要がある。

 

自分の力でどうこうできるようなものでは決してない。

 

現代医療において自然治癒力などは

“存在しないもの”

このように結論づけられているのです。

治すのは医者やクスリであって、どこまで行っても医療が

「主の位置」

患者はあくまで

“従の位置”

このように決められているのです。

モチは餅屋というのだから、

 

病気のことはすべてお医者サマに

 

「お任せする」

 

お医者サマは、慈愛に溢れた人々でありつつ、

 

深い専門知識を備えているのだから

 

最善の治療法を

 

“熟知”

 

している。

 

こんな風に思って、私たちは大切なイノチを丸ごと

 

医療機関に

 

「投げ出し」

 

てしまっている。

 

でも、そこに本当に問題はないのか?

 

私たちは曇らぬ目で医療の現状を見つめる、この必要を感じているのです。

 

 

■作用と反作用

今のクスリは本当によく

 

“効きます”

 

使えば、ツライ症状をあっという間に、

 

「ラク」

 

にしてくれる。だから、

 

腫れが出たら、消炎剤。熱が出たら、解熱剤。不眠には睡眠剤

 

アレルギー反応には、

 

“ステロイド剤”

 

このようにさまざまなクスリが処方され続けているのです。

 

でも、

 

効くことは決して手放しで喜べるようなものではない。

 

むしろ効くことは

 

「コワイ」

 

ことと言わねばならない。

 

私たちはもっとクスリの持つマイナスの面にも、充分な注意を払う。

 

この必要だってあるのです。

 

例えば、「麻薬」

 

麻薬には強い薬効が存在しています。

 

使えば、苦しく、不安で、退屈な日常から

“逃避”

 

することができてしまう。

さらに、眠らなくても高いテンションをキープできたり、何かに心底

 

「打ち込めたり」

 

アーティストなら、雲のようにインスピレーションが沸き上がり、

 

たくさんの

 

“詩やメロディ”

 

が次々と浮かんできたり。
 

ビジネスマンなら、企画やアイデアが湯水の如く

 

「湧き出たり」

もしや、空をも

 

“飛べるのでは?”

こうした全能感で心身がいっぱいに

 

「満たされていく」

こうしたことがいわれているのです。


ムクムクと自信が蘇り、ココロは充実感・満足感でいっぱいになっていく。

 

クスリを打ちさえすれば、抱え続ける不安や障害を

 

“一掃”

 

できてしまう。

 

こうした強烈な薬効が麻薬には備わっているのです。

 

強い薬効で効くからこそ、麻薬に手が伸びる。

 

強い効果があるからこそ麻薬を手離すことが

 

「できなくなる」

 

そして使えば使うほど、やがてその

 

“反作用”

 

に、苦しめられることになっていく。

 

幻覚・幻聴・呼吸障害・排尿障害・痛覚過敏・心血管へのダメージ

 

こうした症状に常時襲われ続けるようになってしまうのです。

 

麻薬の恐怖からも分かるように、効果があることはコワイこと。

 

決して手放しでは

 

「喜べない」

 

この面だって、決して無視できないわけなのです。

 

 

 

■それは睡眠?

これは麻薬に限ったことではありません。

 

私たちが普段使う、クスリにも同じことが言えるのです。

 

例えば、

 

「睡眠薬」

 

睡眠薬を飲めば眠ることができるし、心身ともに休息を取ることができる。

 

不眠で夜の長さを感じなくて済む。

 

こうした薬効があるからこそ、多くの人は睡眠薬を飲むわけです。

 

でも正直、それは本当の睡眠とは、

 

「似て非なるもの」

 

眠っているようで、実際は、

 

“気絶”

 

しているのとあまり違いがない。

 

薬効が自律神経を極度にまで緊張させ、

 

「気絶や失神」

 

に近い状態を作り出しているだけ。

 

あたかも眠れたかのように、錯覚させられていると解説されるのです。

気絶と睡眠とは違うもの。心身を休めているわけでは決してない。

 

睡眠薬を飲んだ状態が長期にわたって続いてしまえば、

 

“万病のもと”

 

にもなっていく。

 

弱い薬効から始めてみても、次第に段々強くなっていく。

 

薬効を強めなければ、やがて気絶や失神すらも

 

「難しくなっていく」

 

効くことは

 

コワイこと。


効果があることはリスクへと繋がってしまうのです。


■自然治癒の正体は!?
また、湿布薬や塗り薬も事情は同じです。

痛みや腫れを抑える効果がある。

 

効くからこそ、多くの人が使うわけです。

でも、

痛みや腫れは自然な体の治癒反応で、

 

決して

 

「敵視」

 

するようなものではありません。

 

治癒に至る過程で起こる反応が、痛みや腫れ、発熱の

 

“正体”

 

このように説明されるのです。

私たちの体は不具合箇所や破損個所を見つけると、

 

修復のために血液を送り込むことで、

 

治癒を
 

“成し遂げよう”

 

と試みます。

 

血流を上げることで、

 

赤血球による酸素供給と栄養補給

白血球による異物排除と修復作業

を図ろうと懸命になる。


出血を伴うような場合には、血小板が駆けつけて、

 

出血個所を塞ぎ、流血箇所を塞ぎ、

 

「止めよう」

 

とするのです。

 




■荒っぽくて乱暴!
自然治癒に必要となるのは

 

「大量の血液」

 

になります。

 

でも、患部にたくさんの血液を送り込むには、

 

輸送路を広く

 

“確保”

 

しなくてはなりません。

軽自動車がスレスレ1台通れるような道ではなく、ダンプもトラックも

 

あらゆる重機車両も、何でも

 

「通れる」

 

高速道路のような道。

私たちの体は平常時よりも血管を広くして、血液の大量輸送を可能にしようとする。

 

こうした体制を整えていくのです。

血管を大きく広げる役割を担うのが、

“プロスタグランジン”

といわれる物質。

プロスタグランジンは「血管拡張物質」ともいわれ、この物質が分泌されると、

 

血管は大きく

 

「広がっていく」

道を広げることで、血液を患部に呼び込むありがたい物質なのですが、

 

少々・・・、

“荒っぽっく乱暴”


な面があるのです。

 

道を広げる際に、

「痛みや熱、腫れや痒み」

などの不快な症状をも、同時に起こしてしまうからです。

痛みや熱や腫れ、これらを現代医療ではすべて、

“悪”

と決めつけてしまいます。


でも本当は、プロスタグランジンが輸送路を拡大している証拠であって、

 

決して、

「目の敵!」

にするようなものではないのです。

プロスタグランジンに尋ねてみれば、

痛いだの、熱いだの、腫れたなどとガタガタ

 

“言うな!”

いま治してやるから、少し我慢して

「待っときやがれ!」

おそらくこのように答えることでしょう。

気質は荒っぽくて粗野、かなり乱暴だけど、一生懸命あなたを治してくれる

 

“大切な味方・・・”


にも関わらず、現代医療においては、

「プロスタグランジン抑制物質」

である、アスピリンやインドメタシン、ケトプロフェンなどの

“消炎鎮痛剤”

を処方してしまうのです。

せっかくやる気に満ちていたプロスタグランジンを薬効の抑制物質が、

「意気消沈」

させてしまう。


当然、赤血球も白血球も、血小板も本来の力をフル稼働させることなく、

 

“沈黙”

 

してしまいます。

その結果、短期間で済むはずだった症状が、

 

「長期化・慢性化」

 

の一途を辿ってしまう。

血行が悪くなり、代謝が抑制され、自律神経にも乱れが生じてやすくなってしまうのです。


安易な消炎鎮痛剤の長期使用は、

肺炎、膵炎、胃炎、白内障、無顆粒球症、溶血性貧血、白血球減少、血小板減少、皮壊死融解症

 

などのより深刻な症状引き起こしてしまうのです。

 

消炎鎮痛剤の常用は、効くからこそ

 

“コワイ”

 

それは体の自然な治癒反応にストップをかけ、薬剤への依存体質を作り上げてしまう。

 

そんな結果を招きやすくなるのです。


■燎原の如く

これは、もはや“国民病”ともいわれる

 

「アトピー性皮膚炎」

 

の治療においても同じです。

アトピー治療においてはステロイド剤が使われるケースが多いのですが、

 

処方の際に医師は、とりあえず症状を

“抑えましょう”


このように言うのです。

 

このクスリで、症状を

「治しましょう」

とは決して言わない。

ステロイドは治すためのものではなく、ただ単に症状を抑えるだけのもの。


医師はそのことを充分に分かった上で、患者に告げているのです。

だからどんなにステロイドを塗ったところで、

 

根本治癒には

 

至らない”

薬効が切れれば、再びまた症状に見舞われる。

 

部分であった個所が次第に広がり、やがて全身へと広がっていく。

本来体の中の異物や汚染物を排出するために、体がわざわざ起こした炎症。

 

にも関わらず、その反応をクスリの薬効で

 

「封じ込めてしまう」

ステロイドを使い続ければ時間の経過で、過酸化脂質へと変わっていき、

 

体内に

“酸化コレステロール”

が発生していきます。

これを私たちの体は“異物”と判断して、免疫部隊の白血球が増加していく。

 

その結果、

 

活性酸素」

が体中に撒き散らされてしまう。


それが燎原の火の如く、炎症が全身へと広がるプロセスになるのです。

部分から全体へと広がる炎症を、さらに強いクスリで押さえつける。

 

使う量も雪だるま式にドンドン増えていってしまう。
 

薬効の弱いものから始まり、時間の経過で、ますます強いクスリを使わざるを得なくなる。


こうして、クスリ依存から抜け出せなくなり、

 

重症化の一途”

 

辿ってしまうのです。

 

より深刻な症状を招いてしまうのは、クスリに

「効果がある」

からこそ。

クスリは薬効があるので、安易に手を出すようなものでは決してない。


使うなら使うで、リスクをきちんと踏まえることが大切。

 

こうしたことになるのです。

 

 

 

■使うのなら・・・

新潟大学名誉教授の故・安保徹氏は、『免疫革命』(講談社)の中で、

 

 

「私は何も、消炎鎮痛剤、解熱剤を全否定しているわけではありません。患者の辛い症状を二割減らそう、三割減らそうという気持ちで使う分にはには、決して悪いことではないと思います。

 

ところが、解熱剤の服用は治癒をもたらさないのだという概念を持っていないと、とにかく最後まで徹底的に炎症を止めよう、症状をとりのぞこうと突っ走ってしまって、病気をより悪化させてしまうのです。

 

そうした対症療法万能主義に、強い危惧を抱いています」

 

 

と述べているのです。

 

あくまで治すのは、私たちに備わった

 

「自然治癒力」

 

クスリはあくまでサブ、従の位置。

 

主と従とが入れ替わってしまわないように、クスリを使うなら使うで、

 

“短期”

 

に限定し、しかも薬効の

 

「弱いもの」

 

これが原則になりますね。

 

 

■参考文献

 

 

 

自然食業界キャリア15年のOBが綴る

無投薬・無医療の生き方マガジン!

 

 

 

にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村