食材と廃棄物の知られざる関係は?清き一票の行方に迫る・現代食材考 | 医者ギライ・クスリギライのための1日10分!医食同源・自然食実践ブログ

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「自助・共助・公助」


盛んにいわれるようになりました。

新しい総理大臣の

“施政方針!”

だそうで、騒がれているのです。

自分で何とか自助努力をして、周囲と助け合い協力し合う。

 

そしてそれを公けが

 

さらに

「助ける」

一見、至極当然で、思わず

“確かにそうだな”

なんて思ってしまいがち。

でも、

できるできないはさておき、


自分のことを自分で何とかするのは

「当たり前」

なわけだし、周囲と協力し合い、助け合いながら生きていくことだって

“当たり前”

そんなことを政治家に

あーだ、こーだと言われなくたって、

 

充分に

「分かっている!」

こんなことを思ってしまう次第です。

政治の使命は、国民にアレコレと言うのではなく、

いかに

“公助”

を充実させていくか?

他の何は差し置いても、ココのみに

 

「全身全霊」

 

を賭けるべきものではなかろうか?

 

自助だ、共助だなんて、偉そうに

“言われたくない!”

そう思うのはワタシだけでしょうか?

 

公助を専門にしているはずの政治家が、

 

自助だ共助だとワザワザあえて繰り返す。

 

そこには、言葉の裏に隠された明確な理由が

 

「存在する!」

 

そんな風に勘ぐってしまうのです。

 

国は何も助けないから、後は自分やその周りの人々で

 

“ガンバリな”

 

そんな血も涙もないような言葉として、響いてくるのです。

 

 

今回は、「モットモらしい言葉」について考えることで、

医者を遠ざけ、クスリを拒む。

そんな生き方のヒントについて、述べてみます。


 

 

■別の判断軸は?
安いお店は

「良いお店」

庶民の頼もしい

“味方だ!”

企業努力の

「賜物だ!」

良いものをより安く

“販売セヨ!”

安いモノはすばらしくて、高いのは

「まちがっている」

変わりつつあるとはいえ、多くの人はこのように思っているのです。

生活不安が覆う中、安いものは無条件に

“スバラシイ”

そう思ってしまうのも当然なのかもしれません。

でもその一方で、

賞味期限や品質表示の問題も報じられています。

そして、農薬や添加物といった食べものの

「安全性」

についての指摘も声高に叫ばれ続けている。

こうした状況だってあるのです。

安いものには安いなりのワケがある。
高いものには高いなりの理由がある。

高い・安いを判断する前に

“適正かどうか?”

この点を踏まえてモノの価値を判断していく。

この必要があるのではないかと感じるのです。

 

 

■違いはどこに?

醤油ひとつ見ても、一本

「198円」

のものがあれば、

“1,000円以上”

するものだってある。

中には100円を切るものや2,000円を越えるようなものまで

 

売られているのです。

いくら

「ピンキリ」

とはいえ、あまりにも大きな開きがある。

もちろん違いはあるのだろうけど、なんとなくアイマイで

イマイチ

“ハッキリとしない”

違いが分からないからこそ、値段で

「判断」

するより他はない。

こうして安いモノは

“スバラシイ!”

となっていくわけです。

でも、

それは本当に正しい消費といえるのかどうか?

お酢を例に、価格とは別の

「時間」

という尺度で考えてみましょう。

 

 

 

■時間をかけて

安いお酢は、

ほぼ

「1日」

で商品化されているといわれます。

反対に高い方のお酢は

“半年~1年”

をかけて長期熟成されています。

「1日と1年」

の違い。

そこにはどのような違いがあるのでしょうか?

お酢は膜によって熟成されていきます。

膜の名前は

“お酢の子”

木樽、または甕(カメ)に仕込んだ材料と空気中の酸素との

「接着面」

にお酢の子は自然と作られていくのです。

味噌や醤油を仕込んだ際に、時間の経過で、

 

“白い膜”

 

が作られますが、あの膜は酸素との接着面にできることから、

 

「酸膜酵母」

 

といわれているのです。

 

味噌などの場合は、それを中に混ぜ込んでしまうのですが、

 

お酢の場合は、混ぜたりしない。

 

そのままにしておくことから、

 

「静置発酵法」

 

と呼ばれているのです。


お酢の子が“お酢の素”になっていくのですが、この膜が時間の経過で、

 

幾層にも重なっていく。

長い時間をかけて膜が厚くなっていき、

やがてその重みでゆっくりと

 

“沈んでいく”

そして表面にまた、新たな膜が作られていく。

この過程を繰り返すことで、

「旨みや丸み」

が深まっていく。

 

こうして重層的な味わいのウマイお酢が作られるというわけです。

これに対して、

一日やそこらで作られるお酢は、

 

大量の酸素を機器を使って

“送り込む”

ことで速醸されています。


自然に任せていてはあまりにも時間がかかってしまう。

手間もヒマも面倒もかかり、仕込んだお酢は

いつまで経っても

「現金」

に換えられない。

そこで大量の酸素を供給することでお酢に仕上げていくのです。

ありますよね、水槽に

“ブクブク酸素”

を供給するような装置が。

 

きっともっと大がかりなものなのでしょうが、

こうした装置によって

「インスタント」

に仕上げていくようです。

「1日と1年」は、こうした違いというわけです。

 

 

■安く仕上げるには?
値段の違いは、

「原材料」

にも表れます。

お酢の主な材料はお米ですが、安いお酢には

“古米や古々米”

を使うケースが多いと指摘されます。


とてもご飯としては食べられないようなものが

「使われている」

本来なら廃棄してしまうようなものを使って、

徹底した

“コスト削減”

を図っていく。

安く仕上げようとすると、廃棄スレスレのような食材を

 

「使わざるを得ない」

 

こうした結果を招くのです。


これは加工度が高いにも関わらず、安価で売られる食材に

 

“共通した”

 

現象といえるのです。

もう一つ例を挙げておくと、「醤油」

醤油の主な材料は大豆になりますが、安いものの場合は

「大豆の皮」

が使われるケースが少なくありません。

大豆から実を抜き去ったカス、産業廃棄物であるはずの

「脱脂大豆」

を使うケースが多いのです。

醤油における大豆の役割は

“うま味”

になります。


凝縮された醤油の旨味は、大豆によってもたらされるものなのです。

ちなみに小麦も原材料に使いますが、小麦の役割は

「香り」

香ばしい醤油ならではの香りの高さは、小麦の力というわけです。

大豆は旨みを担当するのですが、皮やカスならば充分な

旨味を期待することなど、とても

“できません”

そこで化学調味料などの添加物を用いて、濃厚な旨味を

「付け足していく」

こうしてソコソコの醤油に仕上げていくというわけです。

パッケージの裏面に

“アミノ酸”
“酵母エキス”


と書かれていれば、皮やカスを

「使ったんだな」

と思えば良い。

 

こういうことになるのです。

 

 

 

■こんなモノまで!
コストを削減し、安い食材を作るには、

どうしたって、

「化学の力」

に頼らざるを得ません。

以前は“アミノ酸しょう油”といって、

人の

「髪の毛」



“鳥の毛”

などを原料にして醤油を作る、そんな時代もありました。

髪の毛なんかで

「できるの?」

と思われるかも知れませんが、化学の力を駆使すれば

 

カンタンに

“できてしまう”

大豆の皮やカスならまだしも、髪の毛や鳥の毛はちょっと

「気持ち悪い」

安いにもホドがあると思ってしまうのです。

そして今も業務用の醤油などには、こうしたトンデモ原材料が

“使われている”
 

そのようなウワサがまことしやかに流れているのです。

安い外食や弁当、総菜、これらに使われる醤油は

 

何かの生きものの

「毛髪」

かもしれませんよ。

最近はわざわざ

“丸大豆醤油”

と書かれたものが売られていますが、これは

「皮やカスではない!」
「動物の毛でもない!」


丸のまんまの大豆でちゃんとやっているから、

 

“一緒にしないで!”

“きちんと評価してください!”


このように必死にアピールをしている。

 

こういうことになるのです。

 

 

■どんなものでも!
高い・安いの違いは、

「発酵菌」

の違いにも表れます。

“麹菌、酵母菌、酢酸菌”

これらの菌は発酵食の主役になりますが、安い醤油やお酢に使われる菌は

工場で
 

「化学培養」

 

された発酵菌を使っています。

化学の力を駆使して作られた発酵菌は、

 

とにかく

“強力”

たとえ素材がどんなに劣悪でも、強制的に発酵に導くことが

「できてしまう」

こうした菌が使われているのです。

大豆の皮だけであろうとカスであろうと、古~いお米であろうと、

髪の毛だろうと、いわば

“力づく”

で発酵させることができてしまう。

劣悪な素材と化学培養菌を使い、

「あっという間」

に商品化されていく・・・。

いわばニセモノの“もどき食材”が、世界一豊かな発酵食品の国

 

といわれる日本で、いつまでも幅を

「利かせ続けている」

このような知られざる現状があるのです。

一方、

 

高いといわれるお酢の方は半年から1年の時間をかけて熟成されます。

その間、天然・自然の発酵菌たちによって

“ビタミンやアミノ酸、ホルモン、各種有機酸”

などのさまざまな有機物が作り出されているのです。

それらは私たちの健康な生活に欠かせない物質であることから、

「生理活性物質」

と呼ばれています。

でも短期間で速醸された発酵食では、それを望むことはできません。

味の面は、醤油やお酢を装うことができても、

生理活性物質は極度に

“貧弱”

そう言わねばならないのです。

安い食材には力がなく、どうしたって必要な栄養分が不足してしまう。

だからこそサプリメントなどで補わなくてはならなくなる。

サプリメントなどは、製造コストからみれば相当な

「高額商品」

といわねばなりません。

それらは過剰極まる栄養の

“カタマリ”

であるのと同時に、人体にとって異物そのものの

「人工の化学物質」

のカタマリ。

 

こうした高くて、有害な凝縮物を体に入れることになるのです。

サプリなどの反自然物に高いお金を払うくらいなら、

 

ぜひとも自然の力の結晶である

“本物の発酵食”

を選んで欲しいと思うのです。

 

ちなみに、自然食品店や有機野菜の宅配などで売られている

 

味噌や醤油、お酢などは、ほぼすべて

 

「化学操作・化学培養」

 

された発酵菌を使っています。

 

確かに小麦や大豆などは、無農薬だったり、有機だったりするのでしょうが、

 

菌のレベルは、その辺のスーパーやコンビニなどと

 

“変わらない”

 

これが日本の自然食の現状でもあるのです。

 

 

 

 

■消費は清き一票!

食品添加物も全く同じ構造です。

 

添加物などは本来、

 

「必要ない」

 

ものなのです。

 

手間とヒマを惜しまなければ、プロとしてのプライドがあるならば

 

添加物などは一切不要。

 

無添加で充分に作ることができるのです。

でも、ほとんどは手間とヒマを惜しみ、劣悪な素材を使って

 

“安く仕上げよう”

 

としてしまう。
 

当然、マズくて、日持ちもしないわけだから、

 

「化学調味料・着色料・香料・防腐剤」

 

などの添加物を駆使せざるを得なくなる。

そうした“もどき”商品が安いと喜ばれ、

 

“消費者の味方!”

 

といった賛辞までもが与えられている。

果たしてその評価は本当に正しいのかどうか?

 

それらは本当に安いといえるのかどううか?

 

「安もの買いのゼニ失い」

 

といいますが、その内容でその値段なら、

 

かえって

 

“高いのではないか?”

 

といつも感じています。

問われるべきは「適正かどうか?」にこそある。

 

私たちは何をもって適正と呼ぶのにふさわしいか?

 

いま一度捉え直すべき時にきていると感じるのです。

でも、

言ってることは分かるけど、食材にまわせるお財布事情だってあるんだし。

 

“もどき”であっても

 

「しょうがないじゃない・・・」

そう思われるかも知れません。

 

確かにその通りです。

 

公助の乏しいこの国で、すべてを揃えることはできませんから、

 

重要度に応じて、

 

“しっかり確保”

 

する姿勢が大切です。


お米、発酵食品、野菜といった口にする機会の多いものだけはしっかり確保する。

 

こうした努力は最低限必要なのではないかと思います。

 

発酵食品でいうなら、他の何は差し置いても

 

本物の

 

「味噌」

 

これだけは最優先にするべき食材であろうと思っています。

消費とは評価である。それは清き一票と同じです。

 

何を支持し、支持しないのか?

何を育て、何を改めていくのか?

 

それは私たちの日々の暮らしの中で決定されるものでもあるのです。

誰もが当たり前に本来の食べものを手にできる。

 

そんな社会を作るために。

 

そして、


真面目に努力する作り手がバカを見ない世の中の実現するために。

 

政治も個人も、適正を基準に考えてもらいたいと思います。


■天然の発酵菌を使った発酵食品通販リスト

天然の発酵菌によって熟成された発酵食品通販リスト

 


 

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