シミができるのはなぜ?美の大敵を自然な肌の仕組みからヒモ解く! | 医者ギライ・クスリギライのための1日10分!医食同源・自然食実践ブログ

医者ギライ・クスリギライのための1日10分!医食同源・自然食実践ブログ

自然食業界歴15年の管理人が1日10分で医者にもクスリにも依存しない自然食実践術を公開。衣食住、生活環境、医を含めた医者ギライ・クスリギライのあなたに贈る!実践術をブログで毎日公開中!

「シミやシワ」


いつまでも美しい素肌を願う私たちにとって、

大いなる

“恐怖”

になるものです。

シミになったら

どうしよう

シワくちゃになったら

取り返しがつかない!

こんな感じで、

「美容!」

と称する様々なケアに励んでしまうのです。

でも正直、

何とかしなくては!と焦れば焦るほど、

“逆効果”

になってしまいやすい。

野菜も手をかければかけるほど

「弱体化」

していくのと同じ。

 

小手先の対処を繰り返すのではなく、人の肌の自然について

根本から

「学ぶこと」

が大切。


シワやシミがどうして

“起こるのか?”

この点を深く見極めることが必要になると思うのです。

 

そこで今回は、「肌の自然」について考えることで、

医者を遠ざけ、クスリを拒む。

そんな生き方のヒントについて述べてみます。

 




■2つの器官
私たちの皮膚には、

大きくいって

「2つ」

の防御機能が備わっています。

1つ目が皮脂で、もう1つが角質層

この2つが肌を健康に保つ

“最重要器官”

といえるのです。

角質層が健全に備わり、皮脂が必要な分だけ分泌されていること。

 

それにより

「シミやシワ、そして乾燥」

といった事態から皮膚を守ってくれている。

皮膚表面を皮脂が覆うことで、

“脂の膜”

 

を形成している。
 

この脂の膜により、


「水分」

を弾き、体内への侵入を阻んでいるのです。

 

そして皮脂の下に、角質層があることで、

 

“二重のバリア機能”

 

を形成している。

 

皮脂と角質の連携により、外部からの水分を

 

“遮断”

 

し、体内からの水分蒸発を

 

「阻止」

 

している。

お湯に浸かっても、水膨れにならない。

海水浴で泳いでも、塩水が皮膚の中にまで

“浸透しない”

それは

「皮脂と角質層」

のおかげといえるのです。

 




■化粧品の現状は!?
でも、

巷に溢れる美容法や美容関連グッズの多くは、

なぜだか皮脂と角質層を

「敵視」

したものばかりが目立ちます。

そこにダメージを与えることばかりに

“終始している”

中でも、

「界面活性剤」

はその際たるものといえるのです。

 

界面活性剤の作用とは、なかなか理解が難しい面があるのですが、

 

以下の実験はイメージがつかみやすいかもしれません。

 

白いお花が咲いている葉っぱに青色の液体をスポイトで垂らすと、

 

葉の表面に青色の水玉ができるだけ。

 

白い花はそのままです。

 

葉っぱは、クチクラ層といわれる脂の膜と植物特有の細胞壁とに守られているので、水を弾くことができる。

 

でも、そこに界面活性剤を入れた青色の液体を垂らすと、今度は水玉ができません。

 

葉の表面から青色の液体は植物内部に浸透していき、時間の経過でやがて花に到達する。

 

すると、白いお花は、

 

“青色”

 

染まっていくのです。

 

このように界面活性剤には、クチクラ層を洗い流す強力な

 

洗浄力

 

と細胞壁を破壊する強力な

 

浸透力

 

とが備わっている。

 

クチクラ層は人体でいえば皮脂に当たるもの。

細胞壁は人体でいえば、角質層に当たるもの。

 

白いお花が青く染まったように、界面活性剤を使った美容液や保湿剤などは、

 

皮脂を根こそぎ

“取り除いてしまう”

そして、角質層のバリアを次々に

「破壊」

してしまう。

 

界面活性剤にはこうした強力な作用があるのです。

 

皮脂を奪われ、角質を崩された私たちの皮膚には、

 

防御機能はもはや

 

“ありません”

 

後はどんな成分でも皮下に、

 

“沁み込ませる”

 

ことができるようになる。

 

美白化粧品も保湿剤も、このようなものばかりといわねばならないのです。

 

 

■さらにムゴイ・・・

界面活性剤の作用により、

 

皮脂を除き、角質層を破壊する。

 

すると今度は、破壊した角質層の隙間から、

ヒアルロン酸・コラーゲン・ビタミンC・セラミド

などの化学合成された

「美容成分」

を流し込まれていきます。

 

これにより潤いやハリの元になる成分を

 

「染み渡らせた」

 

状態を作り出すことができるのです。

 

でも、


流し込んだままでは、美容成分は流れ出てしまうので、

 

フタをする必要がある。

そこで使われるのが、


“合成ポリマー”

と呼ばれるもの。

 

サランラップのようなもので、皮膚の表面を

「覆ってしまう」

これで美容成分を皮下に長く、

 

“キープ”

 

させることができる。


合成ポリマーは、水にも油にも落ちにくい成分なので、

皮膚の上に長く

「留まることができる」

落ちない口紅・汗で流れにくい化粧品は

 

このような

“仕掛け”

になっているのです。

合成ポリマーが皮膚の上を覆っている間は、

確かにシワが消え、


「プルプルで瑞々しい肌」

を作り出すことができます。

でもそれは肌が若返ったワケでも何でもなくて、

 

いくつもの

“薬剤の力”

によってそうなっているだけ。

実際に、合成ポリマーを洗い流してしまえば、

肌の潤いは瞬く間に失われ、ハリも消えてなくなり、

シワの多い

「乾燥肌」

がスグさま姿を現してくる。

角質層は皮下の水分の蒸発を防ぐ大切な役割もあるのですが、

 

壊してしまえば乾燥が止まらなくなってしまう。

この連鎖に歯止めがかからなくなってしまうのです。

そしてさらにムゴイと思うのは、その洗浄

合成ポリマー配合の化粧品が、汗で落ちにくいことは、

洗っても

“落ちない”

ことを意味しています。

お湯や水で洗ってもなかなかポリマーを落とすことができないので、

強力な界面活性剤入りの

「クレンジングフォーム」

などを使わざるを得なくなる。

皮脂はますます失われ、角質層は洗うたびに

“崩されていく”

こんなことばかりを世の美容法や美容グッズは、繰り返しているわけなのです。

肌の自然を思えば、これこそがまさに

「大敵!」

といわねばならないのです。

 




■シミの正体
でも、

私たちの体は、こうした反自然な振る舞いを

 

「黙って見過ごす」

ようなことはないのです。

 

体はキケンな異物の侵入から私たちを守ろうと

 

いつだって

 

“全力!”

 

を尽くしてくれるものだからです。

界面活性剤や合成美容成分などの侵入に際して、

「対抗手段」

を講じていく。

 

異物をこれ以上深く、皮膚の奥に浸透させないようにするため、

基底層のメラノサイトから

“メラニン”

をたくさん分泌させるのです。

それにより異物をメラニンの集合体で

「取り囲んでいく」

それは皮膚深くに異物を侵入させないための措置といえるのです。


いわばメラニンのバリケードを築くことで、


皮下組織を

“守ろうとする”

そしてそのメラニンの集合体こそが

「シミの正体」

『ウソをつく化粧品』(フォレスト刊)の著者である小澤貴子氏はこのように指摘するのです。

シミを防ごうと美容グッズなどで手をかければかけるほど、皮膚は戦い、

 

その結果としてのシミが

“増えてしまう”

美白化粧品を使う人ほどシミが多くなってしまうと、小澤氏は警告するのです。
 

メラニンは

「美容の敵!」

 

だなんて、化粧品メーカーは盛んに言いますが、

 

どっちが本当の

 

“敵なのか?”
 

肌の自然を思えば、答えは明らかであろうと思います。

 

肌を異物の侵入から守るためには、普段から、


界面活性剤の入った化粧品やシャンプー、洗濯洗剤などを

 

「使わないこと」

これこそが肌の自然な美しさを保つ

“秘訣”

になる。

使い続ければ、自分で皮膚を潤わせることが

 

「できなくなっていく」

化粧品に全面依存するより他に手段がなくなってしまうのです。

 




■石油と天然の違い
合成界面活性剤は、

 

「石油」

 

から作られるもので、

化粧品やシャンプー、洗濯洗剤、台所用洗剤

などの実に多くの商品に含まれています。

強力な皮脂洗浄力と角質破壊の浸透力とを併せ持つので、

可能な限り、

“使わない”

ことが大切になります。

そういうと、石鹸が良い!と思われるかも知れませんが、

 

石鹸にも

「界面活性力」

は含まれています。

ただ合成界面活性剤に比べて

“力が弱い”

比較的マシというレベルに過ぎないもの。

そう認識した方が無難といえるのです。

石鹸だからといって、毎日何度も洗ってしまえば、当然、

皮脂は失われ、角質も壊れていきます。

それはシワやシミを作る原因になってしまうのです。

 

石鹸だから安全とは決して言えないわけなのです。

また合成界面活性剤を使わないことをウリにした

「自然派・無添加化粧品」

なども盛んに売られていますが、コレにもさまざまな

“カラクリ”

があります。

「デシルグルコシド」

という名の自然派化粧品によく使われる成分は、

“トウモロコシ由来!”

と盛んに天然成分であることが強調されています。

でも実際は、強い洗浄力と強い浸透力とを併せ持っている。

要するに、天然成分ではあるけれど、

界面活性力が

 

「強い物質」

といえるのです。

使えば当然、角質も皮脂もダメージを受けることになってしまう。

 

天然・自然だから安全とは

 

“言い難い”

 

面もあるのです。

また美髪効果をもたらすとして、オーガニックシャンプーなどによく使われる

「安息酸Na」

という名の物質があります。

 

安息酸Naの多くは石油から合成されますが、天然の成分からも

 

“作り出す”

 

ことができる物質です。

天然から抽出したからといっても、最終的には

安息酸Naになることには

「変わりはない」

使えば当然、肌のダメージになってしまうのです。

さらにオーガニックコスメなどは、自然由来だから良いだろうと、

“何種類”

もの天然系界面活性剤をブレンドするケースも少なくありません。

 

1つ1つの成分は石油系合成界面活性剤よりも弱いとしても、

 

複数集まれば、強力な

 

「洗浄力と浸透力」

 

とを併せ持ってしまう。

 

このようなマヤカシが横行していることも事実なのです。

先のデシルグルコシドに加えて、

「ヤシ油脂肪酸」
「加水分解ダイズタンパク」
「クエン酸ステアリン酸グリセルリ」


このような自然由来の界面活性力を持ったものをいくつも配合している。

自然食を名乗る宅配業者などで売られる化粧品にも、こうした

 

“カラクリ”

 

が横行しているのが現状です。

天然だろうと、合成だろうと、肌にダメージを与えることに

「変わりはない」

というわけです。

人の体から出る汚れは、すべて

“水溶性”

なので、お湯で洗えば、

「ほとんど全て」

が落ちるものなのです。

自動車整備や機械整備などに従事している人でない限り、

シャンプーも石鹸も本来は

“不要なもの”

といわねばなりません。

シャンプーをどうしても使いたいなら、地肌には使わないこと。

髪だけを洗い、頭皮にはつけないことが大切。

また髪を洗うのも、3日のうち2日は

「湯シャン」

にするなどの工夫が必要になると思います。

化粧品のカラクリについては、前出の小澤貴子氏のWEBサイトで詳しく学べるので、

 

コチラをチェックしてみてはと思います。


※参考

知ると変わる、お肌の科学

 

■参考文献

 

 

自然栽培と天然菌の発酵食品の通販&店舗リスト

 

 

 

自然食業界キャリア15年のOBが綴る

無投薬・無医療の生き方マガジン!

 

 

 

にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村