健康診断と人間ドックで異常なしの割合は?医者の食い扶持と患者の創造、カネの流れの実態は!? | 医者ギライ・クスリギライのための1日10分!医食同源・自然食実践ブログ

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「9.5%」


これは2009年度の定期健康診断で、



“異常なし”

 

と言われた人の割合です。

人間ドックに至っては、全項目異常なしの人の割合が、


“5.6%”(2015年度)


このような事態になっているのです。


1984年の定期健診の異常なしの割合が、

「29.8%」

異常なしと判定される人の数が25年で大幅に減っている。


「異常が見つかって良かった!」

そう思う人もいることでしょう。また、いくらなんでも

「おかしくない?」

そう思われる方もいることでしょう。

働く人の90.5%が何らかの不具合を抱えている状況・・・。

 

これは一体、何を意味しているのでしょうか?
25年前には約30%だった異常なしがどうしてここまで減っているのでしょうか?

 

今回は「健康診断」について考えることで、医者を拒み、クスリを遠ざける、
そんな生き方のヒントについて考えてみます。

 




■テキトーから異常へ
医学博士の中川英臣氏によると、この数字は、

「正常値のマジック」

と指摘しています。

これだけの人が“問題あり!”とされてしまう例として、

血圧の正常値を挙げて解説しているのです。

1970年代の正常値は、

「160~95」

だったものが、現在は、

「140~90」

に下方修正されている。

 

当然、患者の数は増えていく。しかも、30歳の人も定年直前の人も、

 

皆おしなべて

 

同じ基準値のもと

 

で行われているのです。

しかも中川氏によると、その正常値自体も、医学会の都合で、

“テキトーに決めている”

こう説明するのです。

男性は40歳・女性は25歳を超えるとほとんどが

「貧血」

と診断されてしまう。ちょっとでも基準値を超えると“再検査”に送り込まれ、
それぞれに理由をつけられて、

「異常」

の烙印を押されてしまう。

実にいい加減な実態がそこにあるわけです。

人間ドックに至っては、受ければほぼの確率で、

「異常あり!」

と認定されてしまうのです。


■医師過剰が背景に
この背景を中川氏は、

「医師過剰」

に原因があると指摘します。

1970年には、11万8990人だった医師の数が、2019年は

“約32万人”

過去最大の数字となっています。

医師不足が叫ばれていますが、それは地域差や診療科目の偏在によるもので、
大都市では医者の数が飽和し続けている。

医師の増加と異常なしの割合は

 

「反比例」

 

の関係になっているのです。

ドクター個々に高い給料を捻出するためには、働く人に

“病気になってもらう必要”

がある。

健康な人もジャンジャン病気になって、治療を受けてもらわないと、

多くの医者が、


「困ってしまう」

このような状況からの検査結果と解説されています。

健康診断も、人間ドックも、病気を作るための



商売道具に過ぎない


そう中川氏は指摘するのです。

人間ドックは世界に類例を見ない、日本発祥で日本のみで行われているシステムです。

病気でもない人間が定期的に病院に行くという、世界が驚く日本独特

“奇習”

として、海外の研究者の注目を集めているのです。

 




■老いも若きも・・・
健康診断は医者を儲けさせるためのものですが、

 

中でも一番酷いのが、

「胃のバリウム検査」

です。

胸のX線照射を「1枚」とすると、バリウム検査は

300枚~400枚

の写真を一度に取る。

10分~20分の間、放射線を

 

“出しっ放しのまま”

 

こんな状態で映像を眺めているのです。

 

水道の蛇口だってそんなに流したら大変なのに、何と言ってもこれは、

 

 

「放射線」


です。

 

老いも若きも、妊娠の可能性のある女性もみんな同じように撮られているのです。

日本ほど、

 

“レントゲンを気軽に使う国はない”

狂気の沙汰として、世界から嘲笑され続けているわけです。


■まさに生贄!?
内視鏡検査が導入された現在、胃のバリウム検査はもはや無用の長物になって良いはずのもの。

でも、バリウム検査にはそこに群がる

 

「利権構造が幾重にも重なっている」

自浄能力は働かない、もはやどうにもならないくらいに利権化されてしまっているのが医療の現状です。

現行の医療報酬制度では、クスリを出せば出すほど、検査をすればするほど、

医療機関の収入は増える

仕組みになっています。

医者の食い扶持を養うために、私たちの健康が、

「生贄(いけにえ)」

にされている。

何とも愚かな行為が無反省・無検証のまま行われ続けているのです。

 




■マネーの流れが集中
アベノミクスの異次元の金融緩和により、民間銀行の貸し出しの矛先が

 

「土地担保融資と医療機関向け」

 

に拡大を続けています。

 

人口減少時代なのに都心の一等地にタワーマンションがボンボン建てられている。

後先顧みない

 

“目先の利益の追求”

 

に奔走する現状があるのです。

 

そして、医療を“成長産業”と捉え、各銀行は医療業界へのアプローチを強化。

本部内に医療・介護分野向けの専門部署を立ち上げ、

 

「融資拡大に躍起」

 

になっている現状が地方銀行を中心にあるのです。

 

『医療機関経営と銀行貸出の関係』によると、

 

「医療機関を地域の中核となる事業体として支えていくためにも、

 診療報酬(本体)がしっかり確保されていかなければならない」

 

と述べられています。

 

患者がいない限り、診療報酬は支払われることはありません。

 

銀行と医療従事者の儲けのために、不要な検査機器などがますます各医療機関に導入されていく。

地域の成長産業の中核として、今まで以上の

 

“患者の創造”

 

が行われ続けるのではないか?

 

何でもない人が、

 

ますます病人にされてしまうのではないか?

 

お金の流れからもこの傾向に拍車がかかっていくことが想定されるのです。

 

私たちは自分や家族の健康を守るため、国や医者が言うことを決して、

 

「鵜呑みにしてはならない」

 

のです。

 

『成人病の真実』の中で、近藤誠医師は、

 

「定期検診を受ければ健康なのに病気のレッテルを貼られ、病人にされてしまう。

 あげく、心が不健康になって、寿命も縮みかねない」

 

と述べ、

 

「定期検診は人を不幸にする」

 

と最終章で述べています。

 

カネに頭をやられた経済バカたちの犠牲にならないよう、注意と警戒を怠らないようにしたいものです。

 

 

■参考文献

 

 

 

 

 

・『過剰医療大国ニッポンの不都合すぎる真実

・『なぜ?医師数は過去最多32万人でも“医師不足”

・『医療機関経営と銀行貸出の関係

 

自然食業界キャリア15年のOBが綴る

 

無投薬・無医療の生き方マガジン!

 

 

 

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