クスリの効果効能と自然治癒力の関係は?効くからコワイのナチュラル医療学! | 医者ギライ・クスリギライのための1日10分!医食同源・自然食実践ブログ

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治せない医者はヤブ

効かないクスリはゴミ


治すもの、よく効くもの、効果があるもの。


私たちはこうしたものを好むのです。


“吹き出ものにはコレが効くわ”
“ダイエットに効果的なこのサプリ!”
“美肌のクリームがホントによく効いて・・・”



テレビやネットのCMなどでも、

 

 

効果効能を謳った商品

 

 

が数多く売られているわけです。


効くことは良いことだ。
効果があるのは素晴らしいことだ。


私たちはこのように思っているのです。
 

でも、

 

私に言わせてもらえば、効果があるからこそ、

「コワイ」。

何かに効くことは、


“キケンで恐ろしいこと”


毒にもクスリにもならないモノの方が、

まだマシ。

こんなことを思うのです。


なぜ“効く”ことはコワイことなのか?

効くことによってどんな不具合が生じてしまうのか?


今回は「効果効能」を考えることで、医者を遠ざけ、クスリいらずの人生を
歩むためのポイントについて考えてみたいと思います。

 




■作用と反作用の法則
「麻薬」を例に考えてみると・・・、

麻薬だって、効くからこそコワイ。使えば、

苦しく、不安で、退屈な日常から

逃避できる。

さらに、

眠らなくてもハイテンションを維持できて、何かに心底没頭できる。

 アーティストなら、たくさんの詩やメロディが浮かんだり。
 ビジネスマンなら、企画やアイデアが湯水のように湧き出たり。



“もしや、空をも飛べるのでは?”


自信がムクムクと蘇り、ココロは全能感でいっぱいに満たされていく。
クスリを打てば、

 

抱えた不安を一掃できてしまうのです。

強い効果があるからこそ麻薬を使う。

 

 

でもその反面、

 

 

使えばその反作用で、常習性や後遺症に苦しめられてしまう。

効果がある、それは手放しで喜べない面もあるのです。

 

■睡眠薬の薬効は?

これは麻薬に限ったことではありません。

 

私たちが普段使う、クスリにも同様のことが言えるのです。


例えば、「睡眠薬」。

 

睡眠薬を飲めば眠れるし、心身ともに休息を取ることができる。

不眠で夜の長さを感じなくて済む。

 

こうした薬効があるからこそ、多くの人が飲むわけです。

 

でも正直、それはただの勘違いで、薬効で

 

 

「気絶している」

 

 

のと大して変わらない。薬効が、自律神経を極限まで緊張させ、

 

気絶や失神にも似た状態

 

を作り出しただけ。あたかも眠ったかのように、

錯覚させられているだけなのです。


気絶は気絶で、睡眠は睡眠」


気絶と睡眠は違うもの。心身を休めているわけでは決してない。

 

睡眠薬を飲んだ状態の睡眠は、体が緊張したままなので、

万病のもとにもなってしまう。

 

弱い薬効から始めてみても、次第に強くなっていく。クスリの強度を上げなくては、

気絶や失神すら、

 

できなくなってしまうのです。

 

薬効がなければ誰もこんなキケンな睡眠薬なんて飲むはずもありません。

 

効くことはコワいこと。


効果があることはリスクへと繋がってしまうのです。


■自然治癒の正体は!?
また、湿布薬や塗り薬も事情は同じです。

痛みや腫れを抑える効果があるからこそ、多くの人が使うわけです。

でも、

痛みや腫れは本来体の自然な治癒反応で、決して

敵視するようなものではありません

 

治癒に至る過程で起こる反応が、

 

痛みや腫れ、発熱の正体

 

になるからです。


私たちの体は不具合箇所を見つけると、修復のために血液を送って、


「治癒を成し遂げよう」

 

と試みます。

 


赤血球による酸素供給と栄養補給

白血球による異物排除と修復作業


出血を伴うような場合には、血小板が駆けつけて、

出血個所を塞ぎ、流血を止めようとするのです。





■荒っぽくて乱暴!
自然治癒に必要なのは

 

「多くの血液」。

 

でも、そこにたくさんの血液を送り込むには、輸送路を広く確保しなくてはなりません。

軽自動車が何とか1台通れるような道ではなく、ダンプもトラックも何でも通れる高速道路のような道。

私たちの体は平常時よりも血管を広くして、血液の大量輸送ができる体制を整えようとするのです。

その役割を担うのが、

「プロスタグランジン」

といわれる物質。

プロスタグランジンは「血管拡張物質」ともいわれ、この物質が分泌されると、

 

 

血管は大きく広がります。


道を広げて、血液を患部に呼び込むありがたい物質なのですが、少々・・・、


荒っぽっくて、乱暴



な面があります。道を広げる際に、


“痛みや熱、腫れや痒み”


などの不快な症状も、同時に起こしてしまうからです。

痛みや熱や腫れ、これらを現代医療ではすべて、

「悪」と認定します。

でも本当は、プロスタグランジンが輸送路を拡大している証拠であって、決して、

“目の敵!”

にするようなものでは決してないのです。

プロスタグランジンに尋ねてみれば、

「痛いだの、熱いだの、腫れたなどとガタガタ言うな!」

いま治してやるから、

「少し我慢して待っときやがれ!」


おそらくこのように答えることでしょう。

気質は荒っぽくて、少々乱暴だけど、一生懸命あなたを治してくれる大切な味方・・・。
にも関わらず、現代医療においては、


「プロスタグランジン抑制物質」


である、アスピリンやインドメタシン、ケトプロフェンなどの


「消炎鎮痛剤」


を使ってしまうのです。

せっかくやる気に満ちていたプロスタグランジンを湿布や軟膏の中に入っている抑制物質が、


意気消沈させてしまう。


当然、赤血球も白血球も、血小板も本来の力をフル稼働させることなく、沈黙してしまいます。

その結果、短期間で済むはずの症状が、

 

長期化・慢性化

 

の一途を辿ってしまう。

血行が悪くなり、代謝が抑制され、自律神経にも乱れが生じてやすくなってしまうのです。
安易な消炎鎮痛剤の使用は、

肺炎、膵炎、胃炎、白内障などのより深刻な症状引き起こしてしまうのです。

 

 

消炎鎮痛剤は効くからこそ、コワイ。

 

 

それは体の自然な治癒反応にストップをかけ、

薬剤などの外部依存体質を作ってしまう。

 

こうした結果を招いてしまうのです、、


■燎原の火の如く
これは、もはや“国民病”ともいわれるアトピー性皮膚炎の治療においても同じです。

アトピー治療においては「ステロイド剤」が主に使われますが、処方の際に医師は、

「とりあえず症状を抑えましょう」


と言うわけです。このクスリで、

「症状を治しましょう」

とは決して言わない。

ステロイドは治すためのものではなく、ただ単に症状を抑えるだけのもの。
医師はそのことを知った上で、患者に告げているわけなのです。

だからどんなにステロイドを塗ったところで、

 

 

根本治癒には至らない。


薬効が切れれば、再びまた症状に見舞われる。部分であった個所が次第に広がり、

やがて全身へと広がっていく。

本来体の中の異物や汚染物を排出するために、体がわざわざ起こした炎症。

にも関わらず、その反応を

 

 

クスリの力で封じ込めてしまう。


ステロイドを使い続ければ時間の経過で、過酸化脂質へと変わっていき、体内に

「酸化コレステロール」

が発生する。

これを体は“異物”と判断して、免疫部隊の白血球が増加していく。その結果、

 

 

活性酸素を体内に撒き散らしてしまう。


それが燎原の火の如く、炎症が全身へと広がるプロセスになるのです。

部分から全体へと広がる炎症を、さらに強いクスリで押さえつける。使う量も雪だるま式に増えていく。
 

薬効の弱いものから始まり、時間の経過で、ますます強いクスリを使わざるを得なくなる。
こうして、クスリ依存から抜け出せなくなり、

 

 

重症化の一途を辿ってしまうのです。

 

 

より深刻な症状を招いてしまうのは、

「クスリに効果がある」

からこそ。

こうした次第になるのです。


■ドラッグとおクスリ
麻薬の使用は“社会悪”として常に糾弾されますが、睡眠薬や消炎鎮痛剤、

ステロイド剤となると、途端に


“おクスリ”


という妙な敬称までつけてしまう。


麻薬だろうと、クスリだろうと、いずれも常習性があり、効果以上の

 

 

副作用が付随するもの。


安易に手を出した結果、より複雑で深刻、治癒困難な状況を招く確率を高くしてしまう。


「効果があるものには必ず副作用がある」


ものなのです。


クスリは薬効があるので、安易に手を出すものではありません。
使うなら使うで、リスクをきちんと踏まえることが大切。

 

そして使う際には、

できるだけ効果が弱いものを選び、さらに短期間で服用を中止することが基本になります。

長期使用は依存症を招き、より治癒の難しい病気を引き起こす元凶となってしまうのです。


■甘やかしてはならない!
これは農業においても同じです。

作物を育てるのに、肥料を使うのは当たり前の事がらです。
あとは、


化学肥料を使うか?有機肥料を使うか?
もしくはその両方を使うか?



この3つの中から栽培者は選択するわけです。

肥料には“肥効”といわれる効果があり、どんな肥料を使っても、作物を


「より速く・より大きく」


育てることができます。

人が肥料を与えると作物は、自ら進んで、



生きるための努力を放棄


するようになっていきます。

人が肥料という栄養のカタマリを毎食与えてくれるから、

自分の根っこで栄養分を探し出す必要がなくなる。

その結果、根っこは浅くなり、本数も少なく細い。それに反比例するかのように

肥料で肥えて、図体ばかりが大きくなる。

人でいえば、

 

 

“足腰が脆く、上半身ばかりが肥大化している”


こんなおかしな姿になってしまうのです。


そうなると、大きな地上部分を小さな根っこが支えることがむずかしくなり、

ちょっとの風でも

 

 

スグに倒れてしまう。



私は“米どころ新潟”に済んでいますが、毎年秋の収穫前には、

多くの稲が倒伏するシーンを目の当たりにするのです。



肥料を与えれば、根の充実が図られず、倒れやすくなる。

それ以外にも、ムリヤリ肥大化されているので、骨格部分にあたる

 

 

細胞壁は薄くて脆い


肥料とは窒素肥料を軸にしたもので、窒素は植物にとっての


「栄養促進剤」



に当たります。


たっぷりの窒素肥料を与えられているので、体内には窒素が満タン状態
植物は体内の窒素をアミノ酸に変えて、タンパク質を作り出しますが、

このアミノ酸こそ、


“虫や菌の大好物”


たくさん葉や実に好物が詰まっているので、虫が寄ってたかって食い散らかしてしまう。
さらに、虫のかじった後に病原菌が入り込み、細胞内をドロドロに溶かしてしまう。

これが

 

 

“虫食いと野菜が腐る”メカニズム

 

 

になるのです。

肥料で甘やかされて育っているので、虫や菌に蹂躙される一方で、自衛力はゼロ
最後の頼りは、


「農薬」


人が農薬を撒いて、虫や菌を退治する以外に方法がなくなってしまうのです。

有機栽培がいつまでもこの先も、農薬のお世話から逃れられない理由は、作物を肥料で


甘やかすから。


肥料の効果があるからこそ、作物の生命は弱体化していく。
そしてその弱体化した、力のない生命を私たちが食べることになる。

生命の弱体化の連鎖が止まらない仕組みの大元は、
肥料やクスリなどの

「効果効能」

を求める姿勢にあるのではないか?

そんなことを思うのです。



■効果効能が弱体を招く!
故・新潟大学名誉教授の安保徹氏は、


「昔のクスリは成分が粗く、効果もそれほど強くはなかった。

 だから患者が自分の力で治すだけの余地が残されていた。
 でも今のクスリはあまりによく効き、強い効果がある。    」



患者は自分の力で治す余地すら与えられていない。

終わりなき薬剤依存から逃れられなくなってしまう。

安保教授は現代医療の問題点を指摘し、自らの内にある「免疫力」の向上、

その重要性を伝え続けたわけなのです。


医者を遠ざけ、クスリに頼らない生き方を志向する私たちは、


「効果効能を求めない」


このことが大切な条件になる。


“何かに効く!”、“強い効果が!”


こんな宣伝文句に接したら、


「私を弱体化させるんだな」


そう思うように心がけようではありませんか?

私たちには、この人生を生き抜くためのすべてがそもそも備わっている。
問題はその力を

 

 

高めていくのか?自ら低めてしまうのか?



その選択に過ぎないのではないかと思うのです。

 


■“食の安全”・百冊読むよりこの9章!

後悔しない有機野菜の宅配選び講座
 

 

■参考文献

 ・『免疫革命』  安保徹 著 講談社インターナショナル 刊

 ・『安保徹 「やめてみる」だけで 病気は自分で治せる』長岡書店刊

 

 

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