乾燥肌と美肌実現の幹となるのは?冬本番を前に自然食業界OBがお叱り覚悟でモノ申す! | 医者ギライ・クスリギライのための1日10分!医食同源・自然食実践ブログ

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この時期になると・・・、

 

やっぱり気がかりは、


「お肌の状態」


乾燥しやすく、荒れやすい。

美を求める女性(および男性)に冬は、


“鬼門・・・”


に当たるものでしょう。


乾燥肌は美容の敵。


何とか冬を持ち越して、心身ともに暖かで、穏やかな春を迎えたい!

そんな気持ちで、寒波到来を前に気合を入れている頃ではないでしょうか。


自然食に携わりはや15年になる私が、そんなあなたにアドバイスするならば、


「〇〇を慎むこと!」

 

そしてあなたの健康と美しさの最大のサポーターである、


「××」



の存在を絶対に無視しないこと!


この2つのポイントを美肌実現を目指して気合を入れる、

あなたに贈りたい私からのメッセージになるのです。

もちろん、個々それぞれにご事情があることでしょうから、それをそのまま


“即実践!”


そうはならないことは重々承知しているつもりです。

また、私がこれから申し上げることを聞いて、

“そんなのムリ!”

とか、

 ”そうはいうけどさぁ~”


こうした反応になることも充分、承知しています。
中には、


“ションボリ・・・”

 


してしまう方もいるかもしれません。

私などは非難中傷され、つるし上げを食らったって構いません。


でも、


自然界があなたに贈った、素晴らしいあなたの味方についてだけは、

理解し、ぜひココで握手をしてもらいたいと思うのです。


その味方とは・・・、


今回は「お肌の美しさ」に焦点を絞り、医者やクスリに頼らない、

ナチュラルビューティー実現の秘訣について迫ってみます。




■忘れられた最大の味方
バッチリメイクも、あっさりメイクも。

1日が終われば、お役目終了。洗い流されることになる。

油性のクレンジングオイルやクレンジングクリームなどを使って。
さらに洗顔フォームなどで、キレイさっぱり、サヨナラするわけです。

さらに、

“毛穴の汚れが心配!”、そう思う方は、専用ブラシなどで入念に洗う。
入浴時においても、再度、入念なケアを怠らない人もいることでしょう。

そして、化粧水で洗い落した肌に潤いを与え、潤いが逃げぬように乳液やクリームなどを塗る。
最後は守護神の「美容液」でフィニッシュ。

こんな感じで1日ガンバッたお肌をいたわり、明日に向けての準備を余念なく行う。

 

それが一般的な流れなのでしょう。

でも、

こうした流れの中で、無視され、置き去りにされた大切な存在がいる。
それが、

「皮膚常在菌」

なのです。


“美の実現”に向けて、皮膚常在菌は最大の味方であるはずなのに、

まるで存在しないかのように扱われている。

私たちはもっとこの菌の存在に意識を傾け、彼らが

 

 

“喜ぶ環境づくり”

 

 

に勤しむ、この必要があるのです。


■まさに美容の友!
人は60兆の細胞でできている。

よくいわれる言葉ですが、数の多さでいうのなら、


「菌」


の方が断然多い。

あなたの体には皮膚にもどこにも、膨大な数の常在菌たちが棲みついている。
その数、


「100兆匹~150兆匹」


実に膨大な数の常在菌たちが、私たちと相互依存関係を保ちながら共存しているのです。
内訳を言うと、

口腔内に100億匹。
腸内細菌が100兆匹。
そして皮膚には1兆匹。


あなたの顔にもすさまじい数の皮膚常在菌たちが、隙間なくウヨウヨとひしめき、


“ビッシリ肌を覆っている”


その菌たちが元気に生きることで肌に、

 

 

「潤いとツヤ」

 

 

そしてみずみずしさを与えてくれている。

それは美容面に限ったことばかりではなく、外から付着しようとする外来菌が棲みつけないように

 

 

環境を整えてくれている。


美しい肌、健康な肌を実現したいなら、この常在菌たちの活躍を

いまよりもずっと深く、徹底して、

 

 

意識すること。


このことが、他の何よりもずっと大切になるのです。



■止まらぬ虐待行為!
世の美肌ケアもエステも何も、この菌たちの存在を


一切無視してしまっている。


枝葉末節な事がらばかりに囚われて、美肌実現の

 

「幹」

 

であるはずの常在菌に対しては一顧だの注意も払われていない。

これでは美肌実現はおろか、その土台であるはずの

 

 

健康な体にもダメージ

 

 

となってしまう。それが今の実態なのではないかと思うのです。

私たち現代人は、清潔の名のもとに、


“常在菌イジメ”


を繰り返し行っているのが現状です。

強力な洗浄力の合成シャンプーなどで、髪も体も顔もゴシゴシやる。
歯ぐきからの出血も厭わず、歯ブラシと歯磨き粉でワシャワシャやり、入念なうがいを徹底する。

さらに殺菌力の強い合成洗剤で下着を含めた衣服を洗い、

抗菌下着や抗菌靴下などを常時に身に着けている。

そして、



“お部屋の中も除菌でキレイに!”


といった宣伝に乗って、スプレーでシュッシュッとやる。

また、農薬たっぷり、添加物まみれの食材を口にし、健康のためにと大切な塩にまで、

 

「減塩」

 

を強いている。

お肌ケアも含め、生活全般にわたって、

 

 

常在菌を苦しめることばかりに終始

 

 

しているわけなのです。

朝起きてから眠りに就くまで、終わらない虐待行為・・・。


これでは、皮膚が乾燥するのも当然だし、肌荒れや炎症などのトラブルが起こりやすくなるのも必至。
肌のハリツヤを出したいと思ったって、

 

 

出しようがない。


そんな状況にあるのではないかと思うのです。


■最大の功労者の排泄物が・・・
洗顔やメイク落としなどで何度も入念に洗ってしまえば、

 

皮膚常在菌たちも一緒に洗い流されてしまいます。


「メイクをするな!洗顔をするな!」


そう言いたいのではなく、もっと、今よりもずっと、



常在菌たちも一緒に生きている


このことを胸に、彼らが働きやすい環境整備をぜひとも


心がけてもらいたい。


こんなことを思うのです。

皮膚には約10種類の常在菌たちがいるといわれ、その1つが、

美肌実現の“最大の味方”になる、


「表皮ブドウ球菌」

です。

この菌が、肌に潤いとハリを与えてくれる菌、こうしたことになるのです。

皮膚ブドウ球菌は皮膚常在菌の中でも最も数が多い菌で、私たちの汗や皮脂をエサにして暮らしています
そしてエサを食べた皮膚ブドウ球菌は、私たちの皮膚の上で排せつ行為を行っている。


“排泄物・・・”


なんて絶句しそうな雰囲気を感じますが、事実は事実

皮膚ブドウ球菌の活動こそが潤いとハリを与え、菌による皮膚バリアを形成してくれる、


「最大の功労者」


になるのです。


表皮ブドウ球菌の排泄物は弱酸性の物質
以前、某メーカーのシャンプーで、



“弱酸性だからお肌に優しい!”


なんて商品がありましたが、あの弱酸性とは表皮ブドウ球菌の排泄物のことを指しているわけです。

肌は表皮ブドウ菌の活動で弱酸性状態が守られている。
外来菌の中には、

 

 

アルカリ性を好む病原菌

 

 

も多い。

そのため、皮膚ブドウ球菌が元気に活動してくれている間は、

弱酸性が充満した肌の上で病源菌は増殖しにくい。

菌の排泄物は私たちの健康と美容の


「守護神」

となっているのです。

彼らの活動を妨げないように、過ごしやすい環境を作ってあげることこそが、
冬を前に美肌実現を目指す私たちの、


「最重要課題」


になるのです。


■長期スパンで考えて!

そうであるなら、皮膚ブドウ球菌が

 

 

ヨロコブ環境とはどんなものか?


それは汗をかき、皮脂の分泌を活発にしてあげること。、
彼らは私たちの

 

 

汗や皮脂などの分泌物をエサ

 

 

に生きているからです。



最近は、極端な清潔志向から、「制汗剤」なども盛んに売られています。

でも、

 

汗を薬剤で封じ込めてしまえば、

 

 

「菌のエサ元を断つ」

 

 

ことを意味してしまう。


菌を飢餓状態に追い込んで良いことなんかひとつもない。
皮膚ブドウ球菌の活動を元気にしたいなら、

 

汗は止めるのではなく


“出すこと!”



それに合わせて皮脂などの分泌物も活性化するので、

 

 

1日1回・汗をかく程度の運動

 

 

を最低限、心がけたいものです。


汗をよくかくほどに、あなたの肌は菌由来の天然の化粧水と天然の乳液で覆われ、


ヴェールで覆われたかのような美しさ

 

 

が滲み出る。

発汗を心がけることは、健康で良好な美しい肌。

その実現の条件になるのです。


もちろんゴシゴシ何度も洗うような行為は厳禁です。

皮膚ブドウ球菌の存在を無視してゴシゴシ洗いを続ければ、その先に待っているのは、


「乾燥肌」

です。


菌の排泄物・分泌物が止まってしまい、潤いハリツヤ肌を見せかけるには、

 

 

外部の薬剤などに依存

 

 

せざるを得なくなっていきます。

それらは所詮、外来物で、とってつけたに等しい


“その場しのぎ”


の外科的な処置に過ぎません。

長いスパンでモノを考え、あなた自身の、天然の潤い成分を保ち続けたいなら、決して、

 

 

菌が苦しむようなことをしてはならない

 

のです。





■どちらの増殖を許すのか?
洗い過ぎてしまうことで、肌の弱酸性は失われていき、次第に、

 

 

「アルカリ性」

 

 

に傾いていきます。そうなると、

空気中のアルカリ性を好む病源菌が付着して、肌の上で


繁殖を許す


そんな結果を招いてしまいかねないのです。
皮膚常在菌の中には、


「黄色ブドウ球菌」


と呼ばれる、ある種、“美容の敵!”といっても良いような菌がいます。

万人にいるわけではないのですが、普段はいたところで問題のない菌。
健康でいる間は何も害悪を与えず、無害なものですが、バランスが崩れると

 

 

“無秩序な増殖”

 

 

を許してしまう。この黄色ブドウ球菌の過剰増殖は、皮膚の化膿をもたらし、

 

「とびひ、中耳炎、結膜炎、腹膜炎」

 

などといった症状も、この菌が原因といわれてます。

そしてもはや“国民病”ともいわれるアトピー性皮膚炎の原因の1つになる。

そのことでも知られる菌なのです。


黄色ブドウ球菌や外来病原菌の繁殖を許してしまえば、


「美肌実現」

どころの騒ぎではなくなってしまいます。


“殺菌すればよい!”


そう思われるかもしれませんが、殺菌剤は無差別殺戮です。

黄色ブドウ球菌も殺すけど、味方であるはずの皮膚ブドウ球菌も同時に殺してしまいます。
さらに嫌気性の常在菌で毛穴などに存在し、外来菌から特殊な酸を出して私たちを守る


「アクネ桿菌」


までをも殺してしまう結果になるのです。

 

そうした殺菌行為を繰り返し行えば、菌は殺菌剤に対して


耐性を獲得してしまう。


耐性を持った菌に今度はさらに強い殺菌力の薬剤を使えば、さらにまた耐性を獲得してしまう。
それは人と菌との“イタチごっこ”で、終わりなき不毛な戦いが続いてしまうのです。


こうした殺菌行為を繰り返した結果が、

 

 

「院内感染」


こうした事態に私たちは見舞われているのです。

菌の分裂・増殖は数分~数十分で完了するので、とても人が追い付けるものではない。

超高速で分裂を繰り返し、どんどん増えていくのです。

美容と健康を志向する私たちは、菌を無視し敵視するのではなく、より良い、


「共栄共存関係」


を実現すること。このことが他の何よりも大切になるのです。


■生活環境の整備も大切!
冬場は体温が低下しやすい季節なので体が、


冷えないように心がける。


このことも皮膚常在菌たちに快適な環境を与えます。

体温は36.5℃が基本ですが、皮膚の表皮は37℃くらいになっているのが普通です。

この体温は皮膚常在菌たちが心地よく活動できる温度なので、これをキープすることが大切です。


冬場の足出しやボディラインを強調するための薄着なども禁物。
冷えは菌の活動を弱めます。


また、健康なたっぷりの食事と睡眠も、肌の美しさには欠かせないポイントになります。

農薬や添加物などの人工の化学物質は体を冷やし、血流を弱めてしまいます。
体は人工の化学物質を「異物」と判断し、免疫細胞の顆粒球が異物を攻撃するために


「活性酸素」


を体内に撒き散らしてしまいます。

それが美容や健康に悪影響を与えることは言うまでもないことだと思います。

 

無農薬・無添加の食材を基本にする。全部はムリでも、部分からでも変えていく。

特に、

 

 

「主食の米」

 

 

だけは是非とも無農薬のものを選んでほしいと思うのです。

 

他のどんなものよりも食べる量が多いので、お米だけは無農薬のものを確保してもらいたいと思います。

 ※参考

  『発達障害と農薬米・知的女子は損がキライ!無農薬を選ぶ2つのワケは?
  無農薬米なのに反自然!?自然食品店でカンタンチェックの最重要ポイントは?

 


睡眠も美肌実現の大切なパートナーになるので、ゴールデンタイムといわれる、


「22:00~2:00」


の間に眠りに就くことを心がける。遅くとも、午前零時には眠りにつきたいところです。


何ごともそうですが、モノゴトを成し遂げるための秘訣は、

 

 

「急がば回れ」

 

 

が基本です。一見、遠回りのように思えることが

 

 

“実は近道!”

 

 

であることも往々にしてあるので、生活環境の見直しも大切で不可欠なポイントになるのでしょう。

※参考
 ・ 美容と野菜の不幸なカンケイ・美肌実現を妨げる酸化と変化の農薬学!
 ・ 『皮膚の美容と睡眠時間の関係は!?故事に学ぶナチュラルビューティー実現法



■休息日をプレゼント!
そしてなるべく、

 

 

「化粧をしない日」

 

 

を意識的に作り出すことも大切です。“化粧をするな!”とまでは申しませんが、

 

 

しなければしない分だけ菌たちを元気

 

 

にすることができるからです。

皮膚の汚れはほとんどが「水溶性」なので、お湯をかけたり湯船につかるだけで流れ落ちるものです。

シャンプーやボディシャンプーなど、合成洗剤を使わない日を1日でも作り出す。

 

そうした小さな努力だって大切になるのです。

化粧しない日を意識的に作って、日ごろ美肌実現に頑張ってくれている、
表皮ブドウ球菌をはじめとした皮膚常在菌に、

 

 

「感謝と休息と心地よい環境」

 

 

をプレゼントすることも必要ですね。

今回は常在菌について述べてみましたが、もうひとつの視点、


「60兆の細胞」


に着目した、美肌実現法についても述べてみた記事があるので、

コチラも参照してもらえればと思います。

※参考:『潤いしっとりお肌実現のための菌と細胞・活性化マニュアル!

 

 

■“食の安全”・百冊読むよりこの9章!

後悔しない有機野菜の宅配選び講座

 

 

 

■参考文献:

 『皮膚常在菌ビューティ! (美人開花シリーズ)』 川上愛子 著

 『化粧水やめたら美肌菌がふえた!: こんなにも素肌美人になれる最新スキンケア』 出来尾格 著 河出書房 刊

 『医者が教える最高の美肌術』 小林暁子 著 アスコム 刊

 『人体常在菌のはなし ―美人は菌でつくられる (集英社新書)

 『免疫革命』   安保徹 著  講談社インターナショナル 刊

 『安保徹 「やめてみる」だけで 病気は自分で治せる』長岡書店刊

 

 

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