自然塩VS化学塩・命を賭けた実験の結末は!?自然食と不自然食とを区別せよ! | 医者ギライ・クスリギライのための1日10分!医食同源・自然食実践ブログ

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リーダーが不在だ。
リーダーシップの発揮が不可欠だ。

 

 

国においても、会社においても、よく言われます。

 

我が運命は、優秀なリーダーによって切り拓かれる。

 

先行き不安なこのご時世、こうしたことが盛んに言われるわけなのです。

でも、

いくら何でもそれだけでは、

 

 

「片手落ち」


コインでいえば、表面ばかりをピカピカに磨き上げるようなもの。

優秀なリーダーをいくら養成してみたところで、脇を固めるフォロワーがいなければ


何の意味もない。
 

 

リーダーは常にフォロワーを必要とする。
リーダーシップとフォロワーシップとは表裏一体のものである。


 

にも関わらず、なぜかリーダーシップばかりがもてはやされ、

フォロワーシップについてはあまり語られないわけなのです。

 


これは私たちの「食」を巡る現状も同じではないか?と感じます。


そこで今回は、

 

食とクスリの境界線が曖昧になる中、医者を遠ざけ、クスリいらずの

人生のためのポイントについて考えてみます。

 

 

 

■殺す塩・活かす塩

生きたカエルの心臓を取り出す。

心臓がまだ動いているうちに、2種類の液体をそこに


注入してみる。



1つは、「化学塩」を溶かした液体。
別のは「自然塩」を溶かした液体。


その後、

 

 

”カエルの心臓がどうなったか?”

 

 

これを見る実験がかつて行われたのです。


化学塩を溶かした水を注入すると、瞬く間に、

 

心臓は停止した。

一方の自然塩を注入した方の心臓は、

そのまま動き続けた。

さらに興味深いのは、

停止した方の心臓に、カルシウム、マグネシウム、カリウムなどの

微量なミネラル成分を与えていくと、


心臓が再び、

 

 

動き出した。


こうした実験が岡山大学の医学部で行われたのです。

 

※参考:『食の安全と安心


 

■単体と全体の違い

化学塩とは、海水の中から「Naとcl」の二元素だけを抜き出した塩のこと。
一方の自然塩は、海水に含まれる60種類を超える微量なミネラル成分を含んだ塩のこと。


化学塩は、ほぼ単体物、自然塩は全体物。


こうした違いがあるのです。


とかく私たちは一括りに、“塩”といってしまいがちなのですが、塩には、


“命を止める塩”と“命を活かす塩”

 

 

とがある。この実験はそのことを雄弁に物語っているのです。

でも、

ココでのポイントはそれだけではありません。大切なのは、

 

 

3番目に行われた実験のこと。



停止した心臓に微量なミネラル成分を注入したことについてです。

この結果は、果たして、

 

 

何を意味しているのでしょうか?


それは、微量なミネラル成分が

 

 

相互に働き助け合うこと

 

 

そのことで初めて、主成分の塩化ナトリウムを機能させたこと。

 

塩化ナトリムと微量ミネラルとが一緒に働くことにより、

 


「命が蘇生した」。

 

 

塩の主役である塩化ナトリウムだけでは、命を活かすだけの働きはできない。

塩からもたらされる数々の恩恵も享受できない。


つまり化学塩は、

 

 

非力で毒で意味がない、ただ塩辛いだけの粉。

 

 

こういうことになるのです。

 

脇を固める約60種類の微量ミネラルの存在があってこそ、初めて


「活きた塩」


になる。それは食材をワンチームで捉えない限り、

 

 

力ある食べものにはなり得ない。

 

 

このことを意味しているのです。


脇を固める助演者やエキストラ、それら無数の要素が混在し合ってこそ

主役は輝きを放つことができる。

 


単体や部分ではなく、全体を食べることこそが、“人に良い”と書いて、


「食」


の名に値する。

 


それこそが私たちが日々口にするべき、本来の食材、そして

自然食の意味ではないか?と感じるのです。

 




■サプリメントはただのクスリ
最近はサプリメントが全盛で、終息の気配を一向に見せていません。

サプリメントは、ビタミンCならビタミンCだけを抽出して固めたもので、それは、

 

 

化学塩と全く同じ発想

 

 

のものです。サプリメントは分類上、「食品」になっていて、

消費増税後の軽減税率の対象になっています。

 

でも、それらは食品ではなく、

 

 

“タダのクスリ”。

 

 

素材から有効成分だけを抜き取る発想はクスリ以外の何モノでもないからです。

 

今スグ軽減税率の対象から外して、消費懲罰税である残りの2%分を

 

 

「上乗せしてもらいたい」

 

 

そう強く念ずるわけなのです。

 

 

よく、

 

 

“果実何千個分のビタミンCが!”

 

 

なんていわれますが、それらは単体に抽出された大量の栄養素に過ぎません。

 

自然の恵み、自然の結晶である果実と比べられるようなものでは、

 

断じてない!

 

それは主役が何千人もいるドラマが鑑賞に耐えないのと同じで、意味がない。

 

生命のつながりとバランスを欠いたものは、私たちの力にはなり得ないのです。

 

 

レモンの成分を詳しく見ると、ビタミンCの他に、


水分、炭水化物、ビタミンA(βカロテン、βクリプトキサンチン)、

ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン)、
ビタミンE、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛、食物繊維など。

 

主役のビタミンC以外に、これだけの多種多様なキャラクターが脇を固めている。

 

これらをそのまま頂くことで、初めて私たちの体の中で、

 

 

「ビタミンCは活きたもの」

 

 

になる。食べものとクスリとの境界がますます曖昧になる中、

 

 

食とクスリをしっかり分ける!

 

 

この必要を痛切に感じるわけなのです。

 

 

■犠牲のもとに私たちが!
自然食とは、自然の摂理に則して作られた食べ物のことです。

自然界にビタミンC単体では落ちていないものだし、ビタミンCだけの葉っぱも
ビタミンCだけの木の実も存在しないわけなのです。

特定の栄養素だけを抜き取る行為は、

 

 

「不自然かつ、反自然の極み」

 

 

と言わねばなりません。


家族や自分の大切な健康を真剣に考えて、栄養素を採りたいと思うなら、

サプリなどの錠剤からではなく、

 

 

食べものから摂ること。



高額なサプリメントなどにムダな出費をするよりも、本来の力ある食材の方に

 

 

投資するべきではないか?


そんなことを思います。

 

 

自然食品店や有機野菜の宅配団体などでも、安全安心を謳ったサプリメント

などが所狭しと売られていますが、

 

 

それらと自然食材とは本来、

 

同列に並べられない

 

はずのものです。

 

 

腐らず、場所も取らず、利益率もすこぶる高い。だからこそ扱うのでしょうが、

それらは薬局薬店、ドラッグストアで扱われるべきもの。

 

自然食とは相容れないものなのです。

 

 

サプリメントにどれだけ栄養素が多く含まれていようと、そこに命はありません。

 

食べるとは、他の生きものの命を頂くことで、自らを維持・拡大していく営みです。

 

私たちが毎食ごとに、「いただきます」とわざわざ挨拶を行うのは、

 

他の生きものに対する

 

 

“感謝の意”

 

 

の表明でもあるのです。

 

 

単体の栄養素ばかりをどこまでも深く細かく掘り下げていく

 

「栄養学」のあり方

 

それは自然食とは相反する事がらです。

 

自然食は栄養を食べるものではありません。

 

自然からの恵みである、命を頂く営みなのです。

 

 

■“食の安全”・百冊読むよりこの9章!

後悔しない有機野菜の宅配選び講座
 

 

■参考文献 

・『塩伝説』  知念隆一 著 ゆうエージェンシー 刊

 

 

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