月へ | shiz-7のブログ

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70歳の記念に始めてみました。
日本カウンセリング学会員で社会福祉士です。
結婚前は、東京大学宇宙航空研究所勤務。子育て中は、くもんの教室を15年、男女平等推進センターの相談員、社会福祉法人に20年勤めました。
今は毎日が日曜日。日常雑感を書いています。

 NASA(米航空宇宙局)は、9日、国際月探査計画「アルテミス計画」で、宇宙飛行士が月面着陸を行うミッションの実施を、2025年から、2026年に延期すると明らかにしました。
宇宙飛行士を乗せて月の周りを周回する試験飛行も遅らせ、2025年9月を目標に行うということです。

有人の月面探査、といえば、あのアポロ11号、月面に降り立ち、動く人をTVでみて、

ああ、これからは、SFや漫画だけでなく、人類は宇宙を目指すのか!!と感激したことを思い出します。

大学紛争真っ只中に入学した年、学内も落ち着かず、学問よりアルバイト生活が主となりつつあった1969年7月20日。

アポロ月着陸船「イーグル」号が月に着陸。21日月面に降り立ったのは、ニール・アームストロング船長とバズ・オルドリン月着陸船操縦士の2名。

彼らが、持ち帰った47.5ポンド(21.5キログラム)の月の物質、そのごく一部の「月の石」を私達は、長い行列をして大阪万博で見ました。小さくてびっくりしましたが、、、
あれから55年!

現代日本はどうかな?と思い、中継を見ました。

ニュースでは、月着陸に挑戦した無人探査機「SLIM」について、JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、20日未明に「着陸に成功した」と発表。
ただし、搭載した太陽電池からの発電ができていないということで、目的としていた精度の高い着陸が達成できたかどうかについてデータを優先的に確認するとしています。
月面着陸に成功したのは日本では初めてで、世界でも旧ソビエト、アメリカ、中国、インドに続いて5か国目となりました。

https://www.youtube.com/watch?v=Udh6kvjZYC8&t=485s

↑着陸ライブ

 

着陸精度は、「はやぶさ」の経験値を活かしてピンポイントで成功したと思うけれど、もしかすると、着陸時に転がってしまって太陽電池が下敷きになったのかしら、とかいろいろ考えました。

知的 好奇心にかられて未知のものに向かっていく人の性は、それが人々の幸福につながるときはすばらしいと思います。

より早く より正確に遠くまで物を運ぶ、、 この 技術が被災地などで あまねく用いられたら、あるいは太陽から得るエネルギーで、効率よく被災者を救うなど 科学技術の力で  人を助けることになるはず。

地球を回るたくさんの人工衛星、探査機を載せたいくつものロケット打ち上げ。

でも、これらが平和利用ではなく、爆弾や爆撃に活用されたら?と思うと心配です。

人の利己心、憎しみより、愛、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制を!

人が殺し合うのではなく、心に慈しみや同情心、優しさ、愛が大きくなる日まで、宇宙開発をあの頃のように無邪気に喜べる気がしません。

人の幸せは平和であってこそです。