母娘で屋久島へ!(その3) | お気楽闘病記

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shiyohのツラいだけじゃない、笑いがいっぱいの子宮頸がん闘病記。

縄文杉へのトレッキング編の後半です~。

 

翁杉を過ぎると、いよいよウィルソン株です!

 

株なので、外から見ると、ただの株です・・・!(笑)

ウィルソン株

大正3年い調査のために屋久島を訪れたアメリカのしょくぶく学者アーネスト・ウィルソン博士の名前をとって名付けられた切り株です。

 

なぜここが人気スポットかというと・・・切り株の中にその秘密が!!!

 

ウィルソン株内部?

 

なんと、心霊スポットでした!!

 

・・・って違うし!!(写真はジェイミーww)

 

 

ウィルソン株内部

 

切り株の中は10畳ほどの広さの空洞で、ある場所から見上げると、ハート型に見えるのです♪ ハイシーズンだと、このハートを見るために渋滞になるらしい…。

 

逆に、私たちは先客がいなかったので、どこから見上げれば良いのか分からず、キョロキョロしていたら、ガイドさんが教えてくれました。

ハートの中から見える新緑も美しい~♪

 

記念撮影もしてもらい、さぁ、あとは縄文杉~!

 

・・・と思ったら、後ろから

 

ドコッ!!という音。

 

振り向くと、両膝をついてお辞儀をしているジェイミーが

「痛い・・・」とうなっていました。

 

どうやら木の根に足をとられて転んだようです。

 

あまりに痛そうなので、「登山もここまでか??そもそも下山できるのか?」と

心配したのですが、しばらく休憩したら「まだ痛いけれど、歩ける」とのこと。

 

ホッあせる

 

とりあえず、半月板を損傷したとかではなさそうなので一安心。多分、青あざになるだろうけどね・・・。

 

ということで、ここからレンタルしていたストックを使うことに。

 

そして、ここからが一番キツイ道のりです。

地獄の1丁目、2丁目、3丁目(または心臓破りの1丁目~)と呼ばれるコースで急な階段と坂道の連続で、さらに足元の木の根が滑るので、慎重に休憩をしながら進みます。

 

そんな道を1時間近く歩くと、そこには「大王杉」が!

樹齢3000年以上の屋久杉。とても堂々としていて、木の上に霞がかかっているので何とも言えない荘厳な雰囲気のある樹でした!

登山道の反対側に見学用デッキがあるせいで、一瞬見逃がしそうだったので、振り返ってビックリでした!(同じように、通り過ぎざまに気が付く人も多かったww)

 

そして、驚いたことに、ここからが自然遺産登録された区域らしい。

 

え、今までは違ったのか~!! まぁ、自然遺産じゃなくても十分癒されたけどね~。

 

大王杉を過ぎると、次に出てきたのが「夫婦杉

 

推定樹齢2000年&1500年。地上10mのところで2本の杉が融合している姿が夫婦の姿に見えるので「夫婦杉」と呼ばれるそうです。

ふぅ~ん。手をつながない夫婦もいるけどね(笑)

 

ちなみに、杉同士の融合のほか、ヒメシャラという木(つるつるの木)は杉とは植生が異なるので融合せず、ヤマグルマやナナカマドは杉に巻き付くので「絞め殺しの木」とも呼ばれるそうです。

 

ここまで来たら、縄文杉まであと少し!

 

途中、マグロ頭と呼ばれる倒木に頭を突っ込んだり・・・

触れる縄文杉に抱きついてみたり・・・

 

 

徐々に冷たくなる空気を感じながらひたすら歩き、

 

最後の階段を上ると・・・

 

ついに目の前に縄文杉~!!

 

見学用デッキが少し離れているので、写真に撮るとあまり大きく見えないけれど、現在確認されている屋久島で最大の屋久杉。樹齢は2170~7000年と所説があるそうですが、静かに様々な時代を眺めてきたであろうその姿は、とても風格がありました。

 

 

ここまで楽しく優しくサポートしてくださったガイドのOさんと記念撮影♪

 

人が少ないのをいいことに、写真を撮りまくったあとは、もう少し登ったところにあるあずまやにて昼食。

 

 

気温は3度。リュックに入っていたお弁当は、冷蔵庫から出したばかりのような冷たさになってしまっていたけれど、ガイドさんが用意してくださった温かいお味噌汁が美味しいのなんのって!! 携帯用の座布団もお尻が冷えずにありがたかったです。

 

でも、寒い!吐く息が白い・・・。

 

ということで、食事を済ませたらもう1度、縄文杉を見て帰ることに。

 

すると、さっきまで晴れていたのに、あっという間に縄文杉の周囲にはもやがかかり、さらに神秘的な姿になっていました!

いつか倒れてしまうかもしれないけれど、ずっとそこに居続けて見守ってくれるような、そんな存在でした。

ありがとう!縄文杉!(ありがとう!ガイドさん!)

 

帰り道の途中で、高塚小屋の屎尿(40L)を運ぶガイドさんに遭遇。40Lなので40kg・・これを担いでものすごいスピードで山を上り下りしていました。すごい!そして、こういう方がいて下さるので私たちは観光ができるのだな・・・と気が付かされました。ありがとうございます!

 

帰りは下りが多いので、歩きながら写真を撮る余裕も出てきました。

 

倒木に苔が生え、そこに木の芽が出て、やがて大きな木になる。ゆっくりと再生される世界にじーんときたり・・・

 

自然が作りだすアートの世界に感動したり・・・

 

下りはあっという間に大株歩道入口まで帰ってきました。

 

 

大株歩道入口の滝。橋の欄干にカメラを置いて、スローシャッターで撮影♪

 

ここからは再びトロッコ道。

 

山道では恐る恐る岩場や階段を下りていたジェイミーの足取りが急に軽やかになっていました(笑)

 

途中、白谷雲水郷にあるような苔むす場所があり、うっとり。

 

寒さ以外は、意外と元気な2人。ジェイミーが転んでからペースが少し落ちたものの、予定通りの時刻に小杉谷橋まで来たので、河原に降りて休憩。

 

 

下から見上げると、小杉谷橋って、欄干はあっても橋の左右はスカスカだったのね(笑)

 

河原では、ガイドさんがコーヒー豆をその場で挽いて、温かいコーヒーを淹れてくれました!

 

 

美味しかった~!!寒さも疲れも吹き飛びました!

 

コーヒーブレイクのあとは、30分ほどのトロッコ道を歩きます。

10時間前に歩いたときは真っ暗だったんだな~とか、まだ帰りたくない~!とか考えていたら、あっという間に荒川登山口に到着。

自然館で募金をして屋久杉の箸置きをもらい、バスへ乗り込みました。

 

バスでは爆睡するかな?と思ったのに、なぜか興奮していて眠れず、道中一度も遭遇できなかった屋久鹿を探したり、ジェイミーとしゃべっていたらいつのまにか30分経っていました。

 

その後、ガイドさんにお土産屋さんに連れて行っていただきお土産を購入(ガイドさんと一緒だと割引料金で購入できた♪)。再びシンディー・ローパーを聴きながらホテルへ。

 

18時30分。ホテル到着~。 本当にお世話になりっぱなしだったガイドさんとお別れ。

また屋久島に来たら、また是非ガイドしてもらいたいわぁ~!!

 

冷えと疲れた身体を大浴場でほぐし、温かい夕食~!

 

美味しかった~!

 

こうして2日目の縄文杉トレッキング終了しました!!

行って良かった!!

 

今回も長文にお付き合いいただきありがとうございました!


つづく

 

※熊本地震により被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。1日も早く安心して暮らせる日々を取り戻せますように。

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