今日は
~世界の神々(2) ~北欧神話神:オーディーン~について書きます。
これは、以前、書いた以下の記事の続きなので、
以下の記事も参考にしてください。
では、さっそくですが・・・
オーディーンの解説としては、以下のものがわかりやすい。
オーディン (Oðinn; Odin):
北欧神話における最高神。
フリースラント人やサクソン人の神でもある。
ウォーデンともいう。
その名の語源は「吹く」という意味であるため風の神とされる。
ボル神と女巨人ベストラの子,妻は結婚の女神フリッグ。
彼はアサ神族の父でアースガルズの館グラズヘイムに住む。
ユドラシルの根もとのミミルの泉で無限の知恵を得るのと引換えに
片目を失ったという。
宇宙を支配し,天地や人間をつくった。
ルーン文字を発明した神とも伝えられる。
戦の神,死人の神として死んだ勇士を自分の住む館バルハラに招いた。
また有力な呪術者とも信じられた。
両肩に大鴉フギンとムニンをとまらせ,2匹の狼を従え,
8本足の駿馬スレイプニルを引く。
英語の水曜日 Wednesdayはオーディンの日を意味する。
(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オーディン」
正確にはオーディン:コトバンク(抜粋))
参考:北欧神話の世界観
これまで書いたように、
オーディーンはアースガルズの館グラズヘイムに住む片目(隻眼)の
北欧神話の最高神で、魔術・知恵・戦い・死の神です。
18世紀のアイスランドの写本『NKS 1867 4to』の
フギンとムニンから報告を受けるオーディン
(出典:オーディーン:wikipedia)
彼の特徴は片目(隻眼)ですが、
その他にも彼の所有物として、以下が有名です。
片目(隻眼)を隠すための大きな帽子
フギン(思想)とムニン(記憶)という名の彼が飼っている2匹のカラス
必ず相手に突き刺さる魔法の槍グングニル
死者の国から天空までを駆け巡ることができる8本足の神馬スレイプニル
北欧神話の興味深いのは、
オーディーンは片目を知恵を得るのと引き換えに失ったとされたり、
自分自身をグングニルの槍で、ユドラシル(世界樹)に9日9夜刺したのと
引き換えに、ルール文字の秘密を得るなど、かなり血なまぐさいですが、
何かを得るには、何かを犠牲にすべきという思想が根底にあったのかなぁ?
と僕は感じました。
オーディーンもアニメで出てきますが、その他にもアニメででる
北欧神話の言葉として・・・
ワーグナーの楽劇『ニーベルングの指環』など近現代の作品に登場する
ヴァルキュリヤ(ワルキューレ、ヴァルキリー)
については、また後で書く予定です。
前にも書きましたが・・・
北欧神話をわかりやすく解説したビデオがYouTubeにあります。
結構面白いですよ。