今日は
世界の神々(1) ~北欧神話(1)~
について書きます。
早速ですが。
北欧神話とは、北および東ヨーロッパに住んでいたいわゆるゲルマン民族の神話
です。
(ただし、北欧のフィンランドは文化圏が違うので、のぞかれまず)
北欧神話が書かれた資料は
「エッダ:古エッダ、新エッダ」
です。
まずは
北欧神話の世界観:
北欧神話では、世界は「天上の平面」「地上の平面」「地かの平面」に
分かれており、それらを世界樹:ユグドラシルがつないでいる。
また、それぞれの平面に以下の9つの世界が存在する。
天上の平面:
アースガル:アース神の世界
ベナヘイム:ヴァン神族の世界
アールブヘイム:光の精の世界
地上の平面:
ミスガルズ:人間の世界
ヨートゥンヘイム:巨人族の世界
ムスベルヘイム:火の巨人の世界
スヴァルトアールヴヘイム:小人の世界
地下の平面:
ニブルヘイム:霧の世界
ヘル:死者の世界
(出典:『スノッリのエッダ』の英語訳本(1847年)の挿絵に加筆)
また、北欧神話の終末観は以下のように、かなり特徴的です。
北欧神話の終末観:
最終戦争:ラグナロクによってすべては滅んでしまう、
(注) ラグナロク
恐ろしい冬が3年間続いた後、神々の一族と巨人族そして
ヘルから来た邪悪な者たちの戦争が起こり、すべてが滅ぶ
という終末観