以下の記事の続編です。

上記の記事で書いたように、

詳しい検査は1週間後ということで、

1週間後に、再度、病院を受診しました。

(出典:やまだ形成外科・内分泌内科クリニック

 

 

その結果、とても困惑する結果になりました。

前回の受信では、「おそらく橋本病(甲状腺機能低下症)」だと

予測しており、その確定のために、時間のかかる数種の検査を

待ったのですが・・・

 

抗サイログロブリン抗体(TgAb)(19.3 IU/ml未満) =>61.2

抗TPO抗体 (3.3 IU/ml未満) => 5320

TSHレセプター抗体 (2.0 IU/ml未満) =>9.4

甲状腺刺激阻害抗体(TSAb)(110%未満)=>2070

 

ちなみに、1週間前の検査値は

TSH  (正常値:0.61-4.23 (μIU/ml) =>105.53

FT3 (正常値:2.30-4.10 (ng/dl) => 2.16 (今回追加)

FT4 (正常値:0.70-1.79 (ng/dl) => 0.37

でした。

 

 

以下に、それぞれの指標についてのネットでの解説を書きましたが、

要するに、

甲状腺機能低下症(橋本病)でもあり、

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)でもある

という非常に難しい検査結果になりました。

 

今後、甲状腺ホルモンを服用はすることになりましたが、

その量のコントロールは結構難しそうです。

 

抗サイログロブリン抗体(TgAb):甲状腺機能低下症(橋本病)?

甲状腺濾胞細胞内に貯蔵されている糖蛋白(サイログロブリン)に対する自己抗体。 慢性甲状腺炎(橋本病)で高頻度に陽性となるが、バセドウ病でも陽性となることがあります。

 

抗TPO抗体:甲状腺機能低下症(橋本病)?

抗TPO抗体は細胞障害性があり、

甲状腺組織の崩壊に伴う腫大(甲状腺腫)がみられる場合に

まず測定される抗体である。 

バセドウ病の90 %、橋本病のほぼ100 %で抗TPO抗体が高値を示す。

 

TSHレセプター(受容体)抗体(TRAb):甲状腺機能亢進症(バセドウ病)?

(出典:harecoco.net;甲状腺の病気

 

甲状腺のTSHレセプター(受容体)に対する自己抗体です。 

TSHが甲状腺のTSHレセプターに結合するのを阻害する一連の抗体を指し、

甲状腺を刺激する抗体、TSH作用を阻害する抗体など作用もさまざまです。

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の可能性が高い。

 

甲状腺刺激抗体(TSAb):甲状腺機能亢進症(バセドウ病)?

甲状腺細胞のTSHレセプターに結合して細胞を活性化する自己抗体,甲状腺刺激抗体を検出する検査である。 単にレセプターに対する結合活性を示すもの(TSHレセプター抗体,TRAb)よりバセドウ病に特異性が高い。