夏と言えば海!!
海といえば魚釣り!!!
単身生活3週目に突入した今週も、懲りずに釣りに行ってきました。
ロンドンっ子たちのチルアウト(涼しい場所でくつろぐこと)の代名詞といえば、ブライトン。映画「さらば青春の光」で週末のケンカ&大人の階段をのぼるための舞台となったこの土地は、ロンドン在住の人達にとっても特別な場所らしく、同僚から「おい、週末またしてもお前はどこかに釣りにいくのかい?」と訊かれて、「うん、ブライトンに行こうと思うんだけど」と答えると、やたら羨ましそうな顔をされた。どうも、ブライトンという場所は「手軽に海釣りを楽しめる」という以上の何かを秘めた場所らしい。
そのブライトン、車で行くとM3の渋滞にハマって片道3時間以上かかるところを、電車だと1時間以内であっけなく着いてしまうため、なんだかんだと出発が遅くなってしまって家を出たのが10時過ぎでも、お昼前には着いてしまう。しかも、そのお手軽さに加えて夏の一日を彩ってくれたのは、イギリス海峡の良型の鯖(mackerel)君たちだった。
じつは、そもそも今回の釣行についてはさほど期待していなかった。「ブライトンで鯖が釣れる」ということはイギリス人の友人から聞いていた話だけど、船をチャーターした場合だと思っていた。ところが、どうやら日本の波止のような雰囲気の釣り場があって、そこに鯖が回遊してくるのをねらって岸からの釣りでも釣れるらしいとう情報をキャッチ。その場所の名前はブライトン・マリーナ。Google Mapで調べると、確かに、ヨットの係留場を囲んで大きな防波堤が2本、海に向かって伸びている。
(Brighton Marina航空写真。2本の防波堤が、「天空の城ラピュタ」のロボット兵を彷彿させる??)
しかし、現地の状況はどうなのか?仕掛けは?釣れる時間帯は??何一つはっきりしない状況だったけど、とりあえず日本の伝統的な鯖の釣法、「サビキ釣り」&「弓ヅノ」の仕掛けを持参してブライトン・マリーナを目指した。
電車で爆睡すること1時間、あっというまにBrighton Stationに到着した。ここでバスの1日券(£3.10)を買い、7番のバスでBrighton Marinaへ。
(昼食は産業革命の頃の労働者のお昼御飯といわれている「Cornish Pasty」を歩き食い。気合十分!)
15分ほどでマリーナに到着。
釣り場を見渡すと、予想外に人が沢山いる。イギリスにも海釣りが好きな人っているんだな~、と感心しつつ、周りの状況をリサーチすると、どうやら釣りのスタイルは①サビキ釣り(イギリス独特の派手な針。おそらく鯖狙い)と②投げ釣り の2パターンのようだ。もちろんコマセなんてものは無いから、①の人はみんなひたすらサビキを投げてはルアーのように引いてきている(いわゆる「投げサビキ」)。②の人は、歩いている間にもカレイやらベラやらを釣りあげていたので、魚種は豊富みたいだ。
(こんな感じ。写真手前のゴミ袋のおかげで釣り場はキレイだった)
手頃な場所を見つけて、9ftのシーバスロッドに和製「ハゲ(カワハギ)皮サビキ」をセットして、12号のオモリを付けて第一投。向かい風なので、シャープに投げないと全然飛ばない。ロッドの弾力を利用して約50m飛ばして、あとは水深をコントロールしながらひたすら巻き上げるという単純な釣り。
しかし、30分ほど経ってオモリが水草に絡まって外れてしまった。うーん、困った。代わりのオモリは無いし・・・と思った瞬間、隣の人の竿がグイーンとしなった。
あれよあれよという間に、いい型のサバをランディング。え?群れが回ってきたか??間の悪いときに根がかりしちゃったものだと思いながらも、代用できるものを探す。すると、あった。15号のジェット天秤。これをオモリの代わりに使おう。
仕掛けをセットして、第一投。水面近くを慎重にリーリングするが、ノーヒット。続く第二投、今度は5m程度上下に振ってみる、すると、
「ガツーン」
竿をひったくるようなアタリがきて、ドラグからジージー糸が出ていく。
「うおー、引くーーー!」
周りはみんなごつい投げ竿に、ワイヤーのような道糸なので、港のシーバスタックルに12ポンドライン(しかもPEじゃなくいまどきナイロン)の僕の仕掛けは非常に繊細。なんとか寄せたものの、足場が5m以上もあるので、ライン切れを覚悟でゴボウ抜き。無事に上がってきたのは、30cm以上もあるサバが2匹
(一荷釣り)
しばらくして、またひったくるようなアタリ。またもドラグが鳴る。どうやら、日本のサビキ仕掛けでもイギリスのサバは釣れるみたいだ。やりとりのあと、上がってきたのはまたもいい型のサバ。その後、周りもほぼ入れ食いに近い状態になっていたが、そんなに釣っても食べきれないので、2時間で5匹釣ったところで釣り場を後にした。
(35cmオーバー)
(周りもいたるところでヒットが連続)
サバは痛みの早い魚なので、帰りがけにマリーナに併設されているスーパーで氷を追加で購入。血抜き用のナイフを持っていけばよかった。マリーナ内にはスーパーにファーストフードのお店、レストランと何でもあり。こんな便利な釣り場が世の中にあっていいんでしょうか。。
家に帰って、早速塩焼きにして食べてみたけど、まさに絶品。しばらくは鯖料理が続くけど、これならお隣さんにおすそわけしても喜ばれること間違いナシ。夏といえば、「ブライトンで鯖釣り」ですよ!
(いっぱい釣れました)