漫画サピエンス全史 文明の正体編

　本屋さんで見つけた「漫画サピエンス全史 文明の正体編」。これ、この間読んだばかりの「漫画サピエンス全史 人類の誕生編」の続編だよ。


漫画サピエンス全史 人類の誕生編

　続編が出ても最初の一冊で十分に理解できたので、もういいか、そう思ってたけど、面白そうなので買ってしまった。



　いやあ、面白い。今回は、農業革命から入るんだけど、狩猟から農耕へ。そして、動物の家畜化。
　さらに、ハンムラビ法典とアメリカ独立宣言が、何も変わらない、という視点。確かに！
　虚構の創造、想像上の秩序、結果、生まれたヒエラルキーと官僚主義。
　文字の発明と、統計をまとめる数字の発明。そして、いつか、その数字が人間を支配する。
　物語の中で、フランツ・カフカが登場するのは、イケてる。彼の作品「城」を想起せざるを得ない。
　人種差別の問題。男女の問題。ジェンダーの問題。差別は自然に生まれるのでなく、全て作られた虚構から生まれる。
　ジョン・レノンも出てきて、イマジンを歌うよ。



　さて、この本は、毎回、次の章へ移るのに、予告ページがある。



　そして、最後のページには、「サピエンス次回予告・・・フィクション・摺＾による・・・人類の統一！」とある。
「えええ、まだ、続くんだ」
　今度は、いつ発売されるんだろう。


漫画サピエンス全史 文明の正体編 by (C)shisyun