漫画サピエンス全史 人類の誕生編 | 空想俳人日記

漫画サピエンス全史 人類の誕生編

 サピエンス全史、つまり、人類の歴史です。

漫画サピエンス全史 人類の誕生編01 漫画サピエンス全史 人類の誕生編02 漫画サピエンス全史 人類の誕生編03

 実は、先に読んだ「宇宙の終わり」という本、その記事「宇宙の終わり」に以下のように書きました。

 いや、ここから、「人類に始まりもあれば、終わりもある」、に関心を移行したいのよ。ネアンデルタール人やデニソワ人に興味があってね。
 ネアンデルタール人は大陸の西側で、デニソワ人は大陸の東側で生きていたが、ネアンデルタール人が東に移住していくことで、デニソワ人や現生人類の祖先と出会ったらしい。で、驚きだけど、日本人の遺伝子には、デニソワ人の遺伝子が残っており、ネアンデルタール人とデニソワ人の遺伝子が最も残っている種の可能性が高いそう、そんな話も小耳にはさんだ。
 ところで、今読み始めている本(別の本です)の最初のあたりに、こんなページが。

宇宙の終わり09 宇宙の終わり10


 そうなんで、この上の写真は、この「サピエンス全史」の最初のあたりのページなんですね。
 気になった「西暦2100年までに絶滅の恐れ」については、ちょっと置いときまして、この漫画、メチャ面白くてメチャためになります。
 物語は「サバンナの反逆者」から始まります。
 そして、以下のような「次回予告」のページに続いて・・・。

漫画サピエンス全史 人類の誕生編04 漫画サピエンス全史 人類の誕生編05 漫画サピエンス全史 人類の誕生編06

 物語は「虚構の達人」「性と嘘と洞窟壁画」「大陸をまたにかける連続殺人犯」と続くのですねえ。
 で、また、「次回予告」のページ。

漫画サピエンス全史 人類の誕生編07

 で、ページを捲れば・・・、終わりじゃないですかあ。つうことは、これ、まだ続く?いつ出版されるん? 「人類の誕生編」とあるのは、そういうことですか。

 しかし、この一冊だけでも、いかにサピエンスが地球上の生物の生態系を狂わせているか。
 特に、最後の章「大陸をまたにかける連続殺人犯」では、オーストラリアやシベリアからアラスカ、アメリカと移動したサピエンス夫婦の、生態系破壊連続殺人犯としての裁判が描かれるのですが、最後に、弁護人が検察官の意見に全面的賛同するところが圧巻です。
 狩猟採集民が大絶滅の第1波を、農民が第2波を起こした後、第3波も。工業化時代に入ってから現代まで大量殺戮は続いてる、と言うんですねえ。
 陸上の親戚と違い、大型の海生動物は認知革命や農業革命の影響は比較的受けませんでしたが、産業革命後の人類による海洋資源の濫用、多くが絶滅に瀕している、と言うんですね。
 生物の歴史上最も危険な種という称号を頂戴している私たちみなが有罪であることに気づくべき、そう法廷にいる人々全員に、言うんですねえ。
 いやあ、参りました。その通りなんですねえ。
 で、「西暦2100年までに絶滅の恐れ」問題は、解決しておりませんが、他所からの情報です。「2050年までに人類は滅亡する」ということらしいです。


漫画サピエンス全史 人類の誕生編 by (C)shisyun


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