甲竜伝説ヴィルガスト ~if~

甲竜伝説ヴィルガスト ~if~

甲竜伝説ヴィルガストが好きすぎて二次創作続編小説を書こうとのんびり始めました。※注意!:オフィシャルではありませんので、ご注意下さい。

~いんふぉめーしょん。~


ようこそ。よくぞこのブログへたどり着いて下さいました。


物凄い牛歩な感じでの更新なのですが、

初めての方は

はじめまして。のコト。

【設定・解説】前置き。

をご覧下さい。


注意書き・・・と言う程仰々しいものではありませんが、

飽くまで個人の二次創作であるという認識を持って頂いてから、

このブログをご覧頂けたら幸いです。



しりあん・ばなど。拝

Amebaでブログを始めよう!

甲竜伝説ヴィルガスト ~if~

 第一話 『アームド・ドラゴン』


1-1.

「すっかり三智子もヴィルガストに慣れてきたみたいね。結局名前はそのままにしたのね」

「ええ。なんとなく・・・だったりもするのだけれど、やっぱりこのままが良いなって思って・・・」


アリア王国の中心部にかまえるアリア城。

その城内にある客間で第一王女のクリスは、もにょもにょと言葉を濁し気味に語る中島三智子に向かってにんまりと微笑んだ。


「え?なに!?」

「なんでもないわよ~?」


クリスのにんまり笑顔に、どこか怯える三智子は、メイドがおいていった紅茶を口に含みながら上目づかいでクリスのにんまりに耐えるしかなかった。

二度にわたる召喚で邪神を倒し、ヴィルガストに平和を導いた三池瞬が現実世界に戻ってあっという間に三年が過ぎた。

三智子にとってこの三年間で『幼なじみ』であった瞬の事を忘れたくないし、忘れられるわけもない。

ましてや、いつの日か再び瞬と再会する日が来た時に、自分が違う名前になってしまっていることを避けたかった。

そんな十六歳の乙女心である。


「ま、三智子がそう言うんだったら、そういうことにしておきましょうか」

「・・・あ、あはは・・・」


コンコンッ


例え第一王女であろうと、美しいドレスに身を包んでいようと、すっかり世話焼き婆のようなクリスに、返す言葉を失いかけた頃、分厚い書類を抱えたアリア王国第二王女アリシアが入ってきた。


「お姉様?そんな風に三智子さんをいじめると、その内返り討ちにあいますわよ?」

「返り討ちって!私にはなにもないわ!」

「何も無い・・・ふふふ。そういうコトにしておきましょうか。

それはそうと・・・いつまでもお姉様の長話しに付き合っていては仕事が終わりませんわよ。三智子?」

「あっ・・・そうだった・・・」


アリシアの言葉に我に返るように、三智子は慌ててそばに置いていた鞄に手を伸ばし、中からこれまた分厚い書類の束を取り出し、テーブルにどさっと置いた。



多分、後々続くと思われますので、(その1)としておきます。

ヴィルガストにおける職業って、まさにRPGにおける『戦う職業』ばかり。

でもそんなんで、生活がまかなえるとも思えないので、

『クエストを紹介するギルドという組織』の定義をしたいと思います。


色んなファンタジー作品では登場する仕組みで、

最近の作品だと『フェアリーテイル(真島ヒロ:著)』などにもそういうシステムがあったと思います。



では、ヴィルガストにおける『ギルド』は大きな枠組みの組織で、

国に属するのではなく、大きな商人組合からなる集合体。

その組合組織から各国や村との契約に基づいて、その土地に『ギルド』を設置。

ギルド間での情報共有で大きなクエスト(=依頼案件)を紹介したり、

地元地域からの依頼による中小レベルのクエストを紹介。


ギルドはクエスト達成時に依頼者から支払われる報酬の10%をギルド運営資金として徴収し、

残りの90%をクエスト参加者へ支払う。


冒険者達はギルドの紹介するクエストに参加する為には、

初期登録と定期的な更新が必要となる。
費用がかかるのではなく、手間がかかる。

登録時には、自分のジョブ、主な使用武具、魔法使用の有無など、

クエスト達成に必要なスキルの確認と、ケガや病気などの履歴管理もおこなう。


これにより、安定したクエスト達成と、依頼者への信頼を確保するのである。


仮に適当に斡旋したクエスト中に、古傷が原因だったり、持病が発病して

で達成できなかった場合など、依頼者への保証をギルドは支払った上で、

次のクエスト参加者を募らねばならないからである。


ギルド内では『レベル測定魔法』が開発中・・・らしく、

運用可能レベルに至れば、各ギルドで実装予定。


これが実運用になれば、より的確なクエスト案内が可能となり、

参加者はレベルに見合ったクエストに参加することができる。




・・・という、感じ。

今回は『冒険が無い時って、戦士達の仕事ってなに?単なるニートなの??w』という

素朴な疑問から思い付いた設定。


冒険ばかりでは、冒険者の飽和が必ず起きるはず・・・と思ったワケです。


後々変更があるかも知れませんが、まずは書き連ねて数を増やすことに主眼を置いていますので、

しばらくは、当ブログオリジナル設定考察にお付き合い下さいませ・・・m(__)m

ツイッターでもこれに触れている方がいらっしゃいましたが、

コミックス版ヴィルガストの最終話で、三智子はしばらくの眠りについてしまいました。

見送りの場面では、三智子を抱えていたウィンディーネ自体が描写されていないので、

ウィンディーネがヴィルガスト界のどこかへ連れて行ったということになるでしょう。

それが「神界」になるのか、クイ達のいる「人間界」になるのか・・・


少なくとも、瞬が戻った現実世界において

『既に引っ越していた。まるで始めから存在していなかったような』という状態にある以上、

三智子は現実世界に戻っていない。もしくは戻らなくてもよい状況・状態になっている。


・・・と考察できます。



なので、ポイントとしては『しばらくの眠りから三智子はいつ目覚めるのか?』ではないでしょうか。


先述の現実世界における三智子の扱いから察するに、そんなに早くはないでしょう。

しかし、リタ姫との一対(いっつい)設定がある以上、

三智子だけが残るほど長い間でもないかと思われます。


ゆえに、ここでは2年ほど三智子には寝てて頂こうと思います。【※当オリジナル設定】




・・・ざっくりまとめて行くと・・・



邪神との戦いでしばらくの眠りについてしまった中島三智子

女神ウィンディーネの加護の元、弱まってしまった神の力を取り戻すまで神界にて眠り続ける。


ある程度、力が戻った頃(眠りについてから2年弱)、アリア王国にいるクリスクイの元に

眠ったままの三智子を連れてウィンディーネが現れ、

「弱まった神の力を戻しつつあります・・・三智子はもう少しで目を覚ますでしょう

ヴィルガスト界における知識が少ない彼女の助けとなってあげて下さい」

と、伝えると三智子を置いてウィンディーネは姿を消した。


ウィンディーネ自身が、先の戦いで己自身の力を消耗してしまっていることもあり、

そして、まずは三智子の目覚めを優先させてしまったことで、

異世界を越えるだけの力がなくなっていたため、三智子ヴィルガスト界に残すしかなかった。


これで神の力をもつ双子(三智子リタ姫)が共にヴィルガスト界に存在することになる。

元々、ウィンディーネが引き離していた事があるだけに、クリスリタとの判断で、

現実世界に戻ってから3年が経った頃に目覚めた三智子は、

1年間アリア王国内で生活し、クリス達の援助もあって、ヴィルガスト界での生活に慣れていく。

眠りについていた間のブランクも含め、学術的な面はアリシア姫がサポート。

護身術はクリスクイが勤めた。


その後は、三智子の希望もあって、アリア王国と友好関係にあるゴルナ王国【※】に留学する。


リタ姫とは文通にてお互いの交流を深めているが、極力直接会わないようにしている。


ゴルナ王国ではアリア王国との技術交流が盛んで、定期的に使者を派遣して

その報告をおこなっている。三智子はその任を担うことになる。



・・・てな感じで、ちょいちょいこれからのストーリーも混ぜてみました(^^;

本編がちっとも始められないし、このブログ自体の更新も進みませんが、

まずは色々書き溜めていって、あとから修正をかけて整合性を取っていこうかと思います(^^;


長々としていますが、気長にお付き合い頂ければ幸いですm(__)m

前提としてここはよくありがちな(?)二次創作です。

甲竜伝説ヴィルガストという題材を使用した・・・


そういうわけで、ブログを用意してみたものの、初心者に産毛の生えた程度の私には

思わず身構えてしまうので、考察踏まえてつらつら独自な設定を書き連ねていこうと思います。


何度でも書きますが


ここに書かれた内容はオフィシャルじゃありません。あしからず。



っと。(´ ̄w ̄)ゞ




あと、ストーリーの基本基軸は

ボンボンコミックス版の甲竜伝説ヴィルガスト(すみだひろゆき著)をベースにしようと思います。

皆様、はじめまして。m(__)m

しりあん・ばなど。と名乗るモノです。


流れ流れて、このブログにたどり着いた皆様との出会いに深く感謝します。


1990年にバンダイのガチャポンで発売開始されたガチャポンRPG作品『甲竜伝説ヴィルガスト』。

ガチャポンを中心にOVAやコミックス、ゲームなど様々なメディアミックス展開で盛り上がったのですが、

担当者の異動に伴い継続が困難となり打ち切りとなってしまった・・・

(Wikipedia:甲竜伝説ヴィルガスト参照

・・・というものなのですが、様々な方々のルーツの一つになっていたりする作品だったり、そうでなかったり。


ウワサによると某立体系イベントでの版権も降りないという厳しい作品だったりするのですが、

そこを敢えて『当時、熱く盛り上がった皆さんの心に揺らめくヴィルガスト熱を再燃しよう(したい!)』と思い、

こうしてブログを起ち上げた次第であります。



完全な『個人の趣味』の域を脱しないものですし、小説書きでもない私が作る物。

皆様の中には「こんなの違う!」と思う方もいらっしゃるでしょう。

ブログタイトルを『~if~』とした(逃げた)のは、その為です。



こんな続編があってもいいんじゃね?


ヴィルガスト!懐かしいね!

猫ミミ属性はリュキアが元だったんだ!

クリス姫のビキニアーマーは斬新だったよね・・・


などなど


・・・と、懐かしんで頂きながら、

このブログを生温かく見守って頂ければ、この不肖しりあん・ばなど。は幸せな限りであります。


続編の構成を考えるにあたり、なんとなくぼんやりしている所に勝手な設定を加えたりしてますが、

飽くまで個人の二次創作です。オフィシャル設定でないモノは必要に応じて解説を加えていきますので、どうか・・・どうか怒らないで下さい・・・m(__)m





2013年3月14日 しりあん・ばなど。拝