奥能登の発酵お宿@ふらっと

ずっと行きたかった奥能登の発酵お宿。

前は「郷土料理の宿　さんなみ」というお宿だったのです。


１日３組限定の料理旅館。
味噌や魚醤、干物も漬物もかつおぶしまで全て手作り。



奥能登の郷土料理が味わえるお宿ですが
あまりの美味しさに修行を申し出る料理人もいたそうです。



「能登の発酵、食文化は能登の自然、気候、風土で出来上がるものだから」
と、弟子入りを受け付けなかったというお話にもご主人の能登の食文化への思いがうかがえます。



「日本一の民宿」と歌われたさんなみですが、満足なおもてなしが出来なくなってきたからと、おしまれつつも宿をたたまれてしまいました。



その後、さんなみの後を受け継いだのが娘さん夫婦なのですが
ご主人はなんとオーストラリア人のフラットさん。




イタリアンの料理人だったフラットさんがさんなみを受け継いだのが
「ふらっと」です。




一日４組限定で能登の恵みとイタリア料理との融合が楽しめるとのこと。
さんなみのお父さんから受け継いだ「いしり」をはじめとする能登の発酵食品を感じてみたくってずっと憧れていたお宿なのでした。



実は朝日放送の「LIFE～夢のカタチ～」出演の際にデイレクターさんに行きたい場所はない？？
との質問に即答で「ふらっと！」と訴えのですが


もうすでに「ふらっと」は取材されていたとのことで止む得なく断念。。。。


ということで機会を狙っていたのですが、念願の宿に訪れることができましたよ。

２月の奥能登はとてもとても寒かった。。。
というか前日までは春が来た？と思えるくらい日本中が暖かい陽気でしたが
この３日間は真冬に逆戻り。


なので素晴らしい雪景色。
お部屋に付いていたお風呂からの雪景色で旅情たっぷりです。

念願の能登の発酵食文化とイタリアンの夕べのはじまり。
ドキドキしながら最初のお椀のあけると。。。


白味噌といしるのスープ。
白味噌香るクリームのスープにいしるの魚介の旨みが広がって。。。



「クラムチャウダーみたいやね！」と。


うんうん、確かに
このスープ・・・・相当好きな味でした

鯛の造りもいしる風味。
身が醸されている？！というほどねっとりな食感。

バイ貝とチーズ

白子のフリット。
熱々、トロトロ、至福。。。。ほう（ため息）

タコの吸盤のアヒージョ。

いしり香るイカの手打ちパスタ。

鱈のソテー
キモのソース。
自家製の柑橘リキュールがふんわり香りました。

きゃ

お料理をサーブしてくれるのは明るすぎる奥様。
フラットさんも挨拶に来てくださりました。
美味しいお食事のお礼と、記念に一枚。。。
しまった！明るすぎる奥様とも撮りたかった～～～

食後は自家製の干物、かきもち、かつおぶしを見学させていただき
大満足すぎるふらっとの夜になったのでした。



朝ごはんも素晴らしかった
続きはこの後


ナヲ