「高橋さん着いたよ」
「ここがどこだか分かる?」
「ここは、ハートロックフェンスって言って、恋人たちがフェンスにお互いの名前が書かれた南京錠を付けて永遠の愛を誓いあう恋人たちの聖地」
「南京錠みたいにいつまでも繋がってたいねなんて」
「やっぱり高橋さんに告白するならここかなって」
「さっきから浮かない顔してるけど」
「知ってるよ高橋さんが元カレの人とここに来たことがあるんでしょ」
「二人でこのフェンスに南京錠を付けて永遠の愛を誓った。なのに別れた」
「でもね高橋さん。俺はやっぱりここフェンスの力は本物だと思うんだ」
「ここに南京錠が繋がってる限りはそのカップルの愛は永遠だよ!」
「信じて!このフェンスの力は本物だよ!」
「なんでって…だって…高橋さんたちが永遠の愛を誓って付けた南京錠付けた次の日に僕それ外しといたんだよ」
「2人その3日後に別れてた」
「どうやってって…南京錠外すのなんか簡単ですよ」
「いいですか?この針金をこうやって伸ばして鍵の部分に差し込んで不眠不休でカチャカチャやってれば素人だって簡単に外すことができる、めっちゃ引いてんじゃん」
「あそうですそうです」
「高橋さんにここで告白したかったっのは別に愛の告白じゃないです。罪の告白です」
「なんでそんなことをしたのか?それはやっぱり高橋さんの事が好きで、二人が別れればいいなって思って」
「あともう一個告白したいんだけど」
「高橋さんたちの南京錠ついてた場所に新しく僕たちの付けといたよ」
「僕と高橋さんの」
「え?待って待ってなんで怒ってんの?」
「確かに確かに、高橋さんたちが付けた南京錠を外したよ!」
「それは認めるよ」
「でも客観的に見たら僕のやったことって、フェンスについてた南京錠外して別の南京錠つけただけだよ?!」
「これってなんか罪なるの?」
「あっ高橋さん、僕らの南京錠外そうとしても無駄だよ」
「高橋さんがそう来ると思って僕らのはダイヤル式にしといたから」
「針金でどうにかできないから。4桁のダイヤル式だから1万通りだよ」
「そんなことより高橋さんこっからが本題なんだけどさ付き合ってください」
「…無理?」
「あっ高橋さん待ってよ」
「まっ逃げても俺たちは繋がってるからね」
「この南京錠みたいにね」
完
久しぶりにあんなにスベりました。
吐くかと思いました。
戒めのための投稿です。
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