太郎「ちっくしょー!!」
太郎「どうせ…どうせ夢なんてどんなに頑張っても叶うわけないんだ!」
(泣きながら、うずくまりながら)
守護霊「そんなことはない!」
太郎「だ、誰だ!?」
守護霊「私はお前の守護霊」
太郎「しゅ、守護霊?!」
守護霊「そうだ。お前は今自分の夢をあきらめようとしていたな。」
太郎「あぁ、そうだ。どうせ頑張っても叶うわけないからな…」
守護霊「なぜそう言い切れる!?」
太郎「どんなに頑張っても越えられない壁があるんだ!」
守護霊「壁というのはな、乗り越えるためにあるんだ」
太郎「常識的に考えて無理なんだよ俺の夢は!」
守護霊「常識とはな、打ち破るためにあるんだ」
太郎「絶対に無理なんだよ!」
守護霊「絶対無理なんて誰が決めた?」
守護霊「いいか?あきらめなければどんな夢だって叶うんだ!」
太郎「どんな夢だって?…本当か?本当に夢は叶うのか?」
守護霊「あぁ、諦めさえしなければな!」
太郎「分かったよ。俺諦めない!」
守護霊「そうだ!」
太郎「俺…俺、AKBのオーディション受けてくる!」
守護霊「…ちょっと待って?!」
守護霊「待って!…え?お前の夢って…何?」
太郎「AKBに入りたいんだ!」
守護霊「AKB…ってあのアイドルの?」
太郎「あぁ、夢なんだ!」
守護霊「…え?AKBに入るのが夢なの?」
太郎「ああ」
守護霊「だって、性別の壁が…」
太郎「壁というのは乗り越えるためにあるんだ。だろ。」
守護霊「それ俺が言ったやつ…」
太郎「いや、でも常識的に考えて、女性アイドルグループに入りたいって」
守護霊「常識とは打ち破るためにあるんだ。だろ。」
太郎「それも俺のやつ」
守護霊「…いや、でも絶対無理じゃん!」
太郎「絶対無理なんて誰が決めた。だろ。」
守護霊「その、だろ?って言うのやめてくんない?!なんかむかつく」
守護霊「…そうだ!前例がないよ前例が!」
太郎「前例がないなら俺が前例になってやる。だろ?」
守護霊「だろ?って…それは知らない。それはお前のオリジナル」
守護霊「ともかく、絶対無理だそれはあきらめろ!」
太郎「やっぱ無理かな」
守護霊「あぁそうだ」
太郎「分かった。諦めるよ。」
守護霊「そうだ。それでい…」
太郎「じゃあAKBじゃなくてSixTONES目指すわ!」
守護霊「それも無理!」
完
久々の投稿。
作って忘れてたやつです。