校長「え~と言うわけで皆さんわが校の生徒としての誇りを持ち夏休み…」
生徒1「あ~校長の話なげぇな」
生徒2「それな!なんで夏休み前ってこんな長々としゃべるんだろうな」
校長「え~ということで皆様くれぐれも交通ルールはちゃんと守り間違っても警察のお世話になるようなことがないよう…」
生徒1「なぁなぁなぁ、さっきから気になってたんだけど、校長のYシャツ、なんか汚れてね?」
生徒2「あ、それ俺も思った。なんか赤い斑点いっぱいついてね?」
生徒1「うわっ汚ね~ちゃんと洗っとけよ」
生徒2「…あの斑点なんかおかしくね?」
生徒1「虫じゃね?」
生徒2「虫ってゆーか、あれ…レーザーポインターじゃね?」
生徒1「レーザーポインター?」
生徒2「校長あれ…殺し屋に狙われてね?」
生徒1「そんなバカな…虫だよ虫、もしくは、生徒のイタズラだよ」
生徒2「だって…よく見てみ?あの斑点…左胸だけ集中してね?」
生徒1「…してるね」
生徒2「生徒のイタズラでも虫もであんな一点集中するか?」
生徒1「じゃあ…殺し屋か」
校長「えー、皆さんの身の安全を守るために交通ルールは」
生徒2「俺らの安全より自分の安全考えろ!あと、校長さっきから交通安全の話しかしてない」
生徒1「つーかレーザーポインターの数多すぎない?殺し屋何人雇われてんの?どんだけ嫌われてんの?あの人」
生徒2「つーかさ、なんで誰も騒がないの?みんなさすがに気づいてるよね?」
生徒1「気づいたうえでじゃね?」
生徒2「おいおい!見てアレ、教頭」
生徒1「っ、笑ってる…」
生徒2「教頭が依頼主か…確かに校長が死ねば次の校長の座は自分のモノだからな」
生徒1「なるほど…いや、ちょっと待って!教頭のアレYシャツ…赤い斑点まみれだ」
生徒2「お前もかい!!」
生徒1「あの人依頼主だけどターゲットでもあんの?」
生徒2「別の誰かに雇われた殺し屋がまだいんのか…」
生徒1「つーか気づけよ」
生徒2「おい、ちょっと待て!見てみろアレ、隣の吉田先生」
生徒1「…笑ってる!」
生徒2「吉田先生が依頼主か…確かに教頭が死ねば次の教頭の座は自分のモノだからな」
生徒1「発想が教頭と同じだな。つーか自分の力で頑張って出世しろよ」
生徒2「い、ちょっと待て!見てみろアレ、そのまた隣の内田先生…赤い斑点だらけだ」
生徒1「おいキリねぇよ!なんなのこの殺戮マトリョーシカは?!」
校長「え~と言うわけで繰り返しますが、夏休みには様々な危険が潜んでおり、皆さんは身の安全を」
生徒1「生徒よりも先生に言って!」
生徒2「…なんでこんな下剋上が蔓延してんのよこの学校」
(銃声)
生徒1「あっ…校長撃たれた!」
(銃声)
生徒2「あっ!教頭も!」
生徒1「…とりあえず夏休み、楽しみだな」
完
レーザーポインターで何か作りたいなと思いました。
下剋上学校ってなんか響きがかっこいいなと思いました。
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