音路141.ほしいのは…is you!(Xmas.2)

 


いよいよ クリスマスの日が近づいてきました!
そこで、連載「秋うた」をお休みし、クリスマス・ソングの特集(3回連載)です。

前回コラムの第一回「音路139.あなたといれば…クリスマス!(Xmas.1)」に引き続き、今回は第二回です。

今回は、日本人にも馴染み深く、非常に愛された、三つの洋楽曲を中心に書きたいと思います。

クリスマス・ソングは、クリスマスの時期に聴いてこそ、光り輝く!
何か、うれしい気持ちになる!

さあ、来る来る!クリスマス!


◇クリスマスに欲しいもの… それはね!

世界中の多くの人々が、12月になったとたん、この楽曲をネット視聴やCDなどで聴き始めますね。

今のヒット曲ランキングは、ネット上の再生数なども考慮されますが、米国の12月の「ビルボード・ホット100」のランキングで、この楽曲は、1994年の発売から25年経った2019年に初めて全米1位になりました。
2019年まではランキング上位にはいましたが、1位にはなっていませんでした。

実は、2010年代頃から、米国、英国、日本、ドイツ、イタリアなどの世界各国で、毎年11月後半になると、ネット上での、この楽曲の再生回数が異常的に伸びてきました。
ディズニーの「アナ雪」などの冬の人気曲や、ワムの楽曲「ラスト・クリスマス」を、圧倒的に突き放し、断トツの人気です。

その楽曲こそ…
マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス(All I Want for Christmas Is You)」です。

楽曲「恋人たちのクリスマス」は、2019年から2022年まで、米国の「ビルボード・ホット100」のランキングで、12月になると、1位を獲得してきたのです。

おそらくは、この楽曲の発売当時の90年代にCDを買って聴いていた世代が、近年 ネットで再生して聴いているのはもちろん、当時を知らない若い世代も、この楽曲を気に入り、ネット再生して聴いている可能性が高いと感じます。

日本でも、発売当時の1994年(平成6)の人気テレビドラマ「29歳のクリスマス」の主題歌であったこともあり、日本の人気洋楽曲の歴史の中でも、異常的な人気の曲ですね。

* * *

12月になると、世界が急に聴き始める スーパークリスマス曲…

マライア・キャリー(1994・平成6)
♪恋人たちのクリスマス

 

この わかりやすい歌詞は、国が違っても、世代が違っても、時代が違っても、性別が違っても…、みんなが理解し共感できる内容ですね。
♪恋人たちのクリスマス(和訳付き)

 


◇is you! you baby!

昭和のお父さん方…覚えましたね!
かんたん英語!
もし尋ねられたら…この言葉!

is you! you baby!

ほしいのは… あなた!

お父さん…妙なところでは、使わないようにね!
彼のように、甘~く…お願いします!

マイケル・ブーブレ
♪恋人たちのクリスマス

 

女性の方々は、どうぞ、このマライアのように…。
マライア節が炸裂!(下記映像1分25秒部分)
♪イ~イ~イ~イ~イ~、イズ・ユ~ウ~ウ~!!

マライア・キャリー&マイケル・ブーブレ
♪恋人たちのクリスマス

 

* * *

 

なんなんだ、この豪華メンバー!

超クリスマス・プレゼント!

mariah carey、adele、demi lovato & nick jonas、elton john、selena gomez、lady gaga、chris martin、chili peppers、gwen stefani
♪恋人たちのクリスマス

 


◇私たちの「恋人たちのクリスマス」

いろいろな「恋人たちのクリスマス」を…。


♪恋人たちのクリスマス

 

♪恋人たちのクリスマス

 

♪恋人たちのクリスマス

 

♪恋人たちのクリスマス

 

♪恋人たちのクリスマス

 

♪恋人たちのクリスマス

 

* * *

今や、生成AI(学習し、自分で新たに開発創出することのできる人工知能)は、亡くなったミュージシャンたちに歌わせることができるようになりましたね。
AIが作った、マイケル・ジャクソンやフレディ・マーキュリーが歌う、未発表音楽動画がたくさんあります。
今はまだ、人間の耳で、技術の未熟さがわかりますが、いつかは、わからなくなるかもしれません。

「うちの亡くなったお爺ちゃんや、愛犬も復活させて~」…声と動画を残しておいてね!
「びっくり!愛犬がしゃべれるようになっとるぞ!」

クイーンのボーカルの故フレディ・マーキュリー(生成AIが作った音声)
♪恋人たちのクリスマス

 

* * *

そこの昭和のお父さん…、クリスマスに、他の楽曲はいいので、この楽曲だけでもピアノ演奏できたら、家庭でも、街ピアノでも、まさにヒーローになれますよ!
♪恋人たちのクリスマス

 

離れていても、いっしょに クリスマス!
♪恋人たちのクリスマス



◇クリスマスソングを受け継いで…

2019年から2022年まで、米国の「ビルボード・ホット100」の12月のランキングで、マライア・キャリーのこの楽曲「恋人たちのクリスマス」が1位を獲得してきたと前述しましたが、2023年、この楽曲をおさえ1位を獲得した、すごい「懐メロ」曲があります。

毎年、年末に人気のある曲ですが、とうとう1位を獲得しました。
とうとう、お爺ちゃん、おばあちゃんたちが、レコードやカセットテープから、ネットの音楽動画に…?

その楽曲は、なんと、なんと、1960年代に活躍した女性歌手ブレンダ・リーの、1958年(昭和33)のヒット曲です。

ブレンダは、2023年で御年79歳、65年前に発表された曲です。
「ビルボード」の1位記録では、その発表年から1位獲得までの長さで断トツの1位のようです。

若い世代の方々も、多くの皆さまも、よくお聴きいただけると、今でも、クリスマスシーズンの街なかのそこらじゅうで、アレンジされたこの楽曲が流されていることに気が付かれると思います。
長寿の偉大なクリスマス・ソングですね。

「クリスマス・ソングは寿命がつきることがない」ということを証明してくれていますね。

ブレンダ・リー(1958・昭和33)
発売から65周年記念盤!
79歳…まだまだ赤い衣装が似合う!
♪ロッキン・アラウンド・ザ・クリスマス・ツリー

 

そういえば、映像に出てきたような、あの長い靴下や、赤いかわいいブーツは、今どこにいってしまった…?
だいたい、日本の大多数の一般家庭に暖炉や煙突は、ないない!
囲炉裏では、サンタさんは来にくい!?

* * *

マライア・キャリーも、ブレンダ・リーも、皆さまお気づきのように、そのミュージックビデオが、何か、やたらに新しいですね。
そうです…、近年の製作です。

マライアにいたっては、毎年のように、趣向を凝らした、この楽曲「恋人たちのクリスマス」のミュージックビデオを多数製作し、私たちを飽きさせないように、さらに新しい若い世代のファンを作り出しているのです。

多くのミュージシャンたちは、すいぶん昔の自身のヒット曲を、自身でもう一度 歌い直した「セルフ・カバー」をしたり、音楽はそのままに、音楽動画の見え方を変えて、若い世代にもアプローチしています。
古い楽曲を大切にし、新しいファン層を開拓する努力を続けていますね。
お二人とも、そうした成果が、近年のランキングにも、あらわれているのかもしれませんね。

* * *

特に、クリスマスや年末になると、人は昔のことを思い出したり、懐かしい思い出に浸りたいという気持ちがわき上がってきます。
若い頃に耳にしていた楽曲に、もう一度ふれてみたいと思うのです。
絶対的な安心感と安らぎがそこにありますね。

音楽メディアが、もっとも売れるのはクリスマス!
え~い、買っちまえ!
子供の頃にできなかった、大人買い! クリスマスの爆買い!

クリスマスの中にある、スタンダードな音楽世界や、懐かしい音楽曲にどっぷり浸りたい!
音楽曲のかたちや聴こえ方が変わっても、若い世代に、この「クリスマス・スタンダード」を、受け継いでいってほしいですね!

次の時代も、この楽曲の人気は安泰!
♪恋人たちのクリスマス

 


◇困窮の人々に、クリスマスを…

世界には、12月になっても、「クリスマスどころではない」という人たちも相当な数でいます。
戦争、貧困、病気、職業がら…。
日本も、社会全体が、そのような時代がありましたね。

クリスマスを、平和に、安泰に、楽しく過ごせるだけでも、ありがたいことです。
安らかに、楽しく過ごせるのは、当たり前のことではありませんね。

* * *

クリスマスといえば、この楽曲を思い出す方も多いはず…。

1984年(昭和59)に、英国とアイルランドの若手人気ミュージシャンたちが結集した、アフリカ救援チャリティー・プロジェクト「バンドエイド」が立ち上がり、楽曲「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス(Do They Know It's Christmas?)」が誕生し、世界各国でヒットしました。

1984年のアフリカのエチオピアでは、3年にわたる「干ばつ」により、農地が消失し、家畜が死滅し、まさに絶望的な飢餓状況に陥りました。
干ばつだけでなく、内戦や農業政策の失敗なども、追い打ちをかけました。
30万人が餓死の危機に陥り、世界各国による救援活動が始まりますが、思うように進みません。

1984年の10月頃からは、難民の状況はさらに悪化し、アフリカ全体に波及し始めました。
ミュージシャン、俳優など、世界で活躍する多くの文化芸術分野の人たちも救援・支援活動を始めます。

そうした中で、英国とアイルランドを中心に、「バンドエイド」が立ち上がりました。

このプロジェクトの中心人物で、この楽曲「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス」を作ったのが、ロックバンド「ウルトラボックス」のミッジ・ユーロと、ロックバンド「ブームタウン・ラッツ」のボブ・ゲルドフです。
中心となって、政治的に、対外的に行動したのは、ボブ・ゲルドフです。

* * *

この楽曲は、他に似た楽曲がすでにあったり、「クリスマス」という特定の宗教色が強かったり、チャリティー以外の狙いも若干垣間見えていたこともあり、実は、当時のブリティッシュ・ロックを代表する超大物たちである、元ビートルズ、ローリング・ストーンズ、エルトン・ジョン、デヴィッド・ボウイ、ロッド・スチュワート、プレグレ系の大物たち、元レッド・ツェッペリンなどのハードロックの大物たちが参加していません。

若いミッジとボブの二人だけでは、これらの大物たちを説得するのは、荷が重すぎたような気もします。
なにしろこの二人は、超大物たちにとっては「坊や」のような世代で、比較したら音楽実績も少なすぎます。

「バンドエイド」のメンバーは、当時の人気若手ミュージシャンであった、デュラン・デュラン、ジョージ・マイケル(ワム)、スティング(ポリス)、ボノ(U2)、ボーイ・ジョージ(カルチャー・クラブ)、スパンダー・バレエ、ポール・ヤング、クール&ザ・ギャング、スタイル・カウンシル、バナナラマ、シャラマー、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド、ビッグ・カントリーなどです。
もちろん、ウルトラボックス、ブームタウン・ラッツもいました。
ほぼ英国とアイルランドのミュージシャンで構成され、米国勢もわずかですが参加しています。

ロックバンド「ジェネシス」のドラマー兼ボーカルだった、フィル・コリンズが、この楽曲でドラム演奏を行っていますが、当時の彼はベテランの匂いがしますね。
彼のドラムなら、若手たちは誰も文句は言えなかったでしょう。

イエスやバグルスにいたトレヴァー・ホーンも大ベテラン世代ですが、一応、この二人は重鎮として、往年のプログレッシブ・ロックからの代表だったのかもしれませんね。
一応、若者世代だけではない、そして人種や国の壁を越えた雰囲気はありました。

* * *

この当時の若い彼らは、みな、その名を聞けば、世界的ヒット曲をすでに持っているミュージシャンたちではありましたが、当時はまだまだ若い年齢で、実績は少なめでした。
ただ、若者世代からは、圧倒的な人気がありましたね。

ですが、英国音楽界の重鎮のミュージシャンたちや、世の中のベテラン世代から見たら、まだまだ「ひよっこ」と、とらえられても仕方がないところでした。

一応、このプロジェクトには、ポール・マッカートニーや、デヴィッド・ボウイの名前だけは入っていますが、楽曲収録スタジオの映像では姿がありません。
やはり、そこに姿があるのかないのかでは、大きな違いがある気がします。

ポールとボウイの二人を含め、元ビートルズ、ローリング・ストーンズのミックやキース、エルトン・ジョン、ロッド・スチュワート、ピンク・フロイド、ロバート・プラント、ハードロックやプログレの名ギタリストや名ボーカリストたちがいないのは、ロック大国の「大英帝国」を感じることはできませんでしたね。

せめて、ポール、ボウイ、エルトン、ミックの姿が、この楽曲製作の中にあったら、様相はまるで違ったでしょう。
まだまだ、さまざまな障壁が立ちはだかっていましたね。

* * *

この「バンドエイド」という慈善活動ユニットは、大きな賛辞を得る一方で、さまざまな批判も受けてしまいます。
前述の大物たちの姿があったなら、少しは批判の熱量も違ったでしょう。

これは、「バンドエイド」のせいではありませんが、結果的に、エチオピアの独裁政権を刺激したことで、逆に暴力のチカラを強めさせてしまったという批判も起きてしまいます。

実際に、世界各地の独裁政権下での窮状の地域では、外国からのチャリティー行為が、逆に窮状を悪化させてしまうことも少なくはありません。
平和的に解決できれば一番いいのですが…。

* * *

いつの時代の慈善活動もそうですが、中には、集めた多額の義援金の上澄みだけを援助にあて、大半を懐(ふところ)に入れるような悪意に満ちた活動も少なくはありません。
最大の目的が、自身たちのPRや宣伝広告、資金集め、人材集め、情報収集にある場合も少なくありません。

「バンドエイド」の場合、そこに多くのミュージシャンが集まる姿が見え、特別な楽曲がなければ、義援金はおそらく集まってはこなかったでしょう。
それぞれのミュージシャンには、個人的な事情がもちろん、さまざまにあります。
ですが音楽家である以上、音楽をつくり、演奏し、姿を見せる…、これを単純に、売名行為や宣伝行為だと批判するのは筋違いのようにも感じます。

市民の中には、多額の寄付行為をする余裕はないが、そういう困窮の状況にある人たちがアフリカにいるのなら、古着や小物の提供、CDやレコードを1枚くらい買うことくらいならできるという人も、多くいるでしょう。

若手ミュージシャンたちの、クリスマスに合わせた、この挑戦的な取り組みは、アフリカの実状を知る必要などない…、そんな外国の問題は放っておけばいい…、社会問題などは自分には無縁だ…、そうした市民の意識に何かの変化を起こさせたのは間違いと感じます。
決して無駄なことではなかったと思います。

この「バンドエイド」の人気若手ミュージシャンたちが、途中であきらめずに、集結し、結果を残したことは、多少の批判はあったとはいえ、その後の世界の音楽界に絶大な影響を与えてくれました。

大西洋を挟んだあの超大国に、その精神はしっかり伝わったのだと思います。
後に、楽曲「ウィ・アー・ザ・ワールド(1985年3月発表)」が生まれ、「ライブエイド(1985年7月開催)」という世界同時開催の大音楽イベントに発展していきました。
「ライブエイド」には、日本からも多数の有名ミュージシャンが参加しましたね。

1984年のクリスマスから始まった流れが、1985年にかけて、一気に世界中に広がっていきました。

音楽界を中心とした、これほどの規模の世界的なムーブメント(社会的な大きな潮流)は、これ以降、感じたことはありません。

* * *

1984年(昭和59)
♪ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス

 

* * *

アフリカの貧しい地域の方々が、この楽曲を耳にするのは不可能でした。
この楽曲の歌詞は、特に、クリスマスのあるキリスト教国、あるいは、それを受け入れている世界の国々の人々に向けたメッセージでした。
人の心にまっすぐ届く歌詞です。

特定の宗教の布教を示唆したものではなく、たまたま時期がクリスマスに近く、欧米のキリスト教地域を想定したものと思います。

ただ、直接的な「Let them know it's Christmas time again(クリスマスが再びやって来たことを、アフリカの彼らに知らせよう」という歌詞が登場してきますので、受け入れたくない人も出てくるのは仕方ありません。
アフリカ、特にエチオピアは、キリスト教国ではありません。

日本人は、この歌詞部分に抵抗を感じる人は少ないと思います。
日本では、クリスマスは、一般的な家庭で、宗教とは関係のない、まさに家庭の年中行事のひとつにもなっていますので、この楽曲も、すんなり受け入れられましたね。

* * *

この直後に、人種のるつぼである米国で生まれてくる、あの大チャリティープロジェクトが、「USA フォー・アフリカ(USA for Africa):United Support of Artists for Africa」です。
そして楽曲が「ウィ・アー・ザ・ワールド」です。

英国とアイルランドの「バンドエイド」を圧倒的に越える迫力、世代の幅、人種の多さ、楽曲の壮大さで、米国のプロジェクトが開始します。
米国のプロジェクトでは、女性ミュージシャンたちも前面で大活躍します。
エンターテイメントとチャリティーを、上手にマネージメントする能力も「巧み」の一言に尽きます。
この「ウィ・アー・ザ・ワールド」では、特定の宗教をイメージさせないように、歌詞部分に配慮がされました。

* * *

近年は、海外では「メリー・クリスマス」という言い方も激減してきましたね。
「ハッピー・ホリデイ」が主流になりましたね。

クリスマスも、ハロウィンのように、特定の宗教色を少しずつ減らしながら、他宗教の国々に さらに広がっていくのでしょう。

この楽曲「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス」や、楽曲「ウィ・アー・ザ・ワールド」は、発表されてから現在まで、時折、それぞれの時代の人気ミュージシャンたちによって、それぞれのチャリティーの目的にあわせて、歌詞を変えながら、歌い継がれていますね。

1984年のクリスマスから始まった、音楽の「愛のかたち」「助け合い」の流れは、今も続ているのだろうと感じます。

日本の若い世代の方々にも、この80年代の楽曲を知っておいてほしいと感じます。
Do they know it's….

和訳付きの音楽動画です。
♪ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス(和訳付)

 


◇ラスト・クリスマス

ワムの楽曲「ラスト・クリスマス」も、もはや クリスマスのスタンダード曲といえますね。
「ラスト・クリスマス」とは、そのまま直訳すれば「去年のクリスマス」という意味ですが、本当にそうでしょうか…。
ジョージ・マイケルの作詞作曲で、ほぼひとりで完成させた楽曲です。

彼は、音楽史に残るような才能の持ち主でしたが、2016年12月25日、53歳で、病気で亡くなりました。
毎年、彼の命日に、この楽曲「ラスト・クリスマス」は、世界中で流されていますね。
彼は きっと、天の星空から、そんな地上の様子を笑顔で眺めていることでしょう。

「みんなが、クリスマスに…、命日に…、あなたの歌を歌っているよ」。

* * *

去年のクリスマスにプレゼントしたのに、あえなく捨てられちゃった!
今年は、そして これからも、他の素敵な人に、プレゼントすることにするよ!
もう泣きたくないからね!
ねえ、それでもいいの…。
ラスト・チャンス!?
本当に、ラスト?

ワム(1984・昭和59)
♪ラスト・クリスマス

 

ジェイダ・フェイサー&アレックス・アレクサンダー

♪ラスト・クリスマス

 

トム・ゲーベル

♪ラスト・クリスマス

 

♪ラスト・クリスマス

 

♪ラスト・クリスマス

 

エミリア・クラーク

♪ラスト・クリスマス

 

リッキー・マーティン&ヘレーネ・フィッシャー

♪ラスト・クリスマス


今回は、「恋人たちのクリスマス」、「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス」、「ラスト・クリスマス」の三つのクリスマス曲を中心に書きました。

誰しも、生涯、クリスマスは、毎年 やってきてくれますね。
ハッピーも、ラブも、チャンスも、やってきてくれます。

今年の皆さまのクリスマスが、素晴らしい思い出に なりますように!

* * *

次回のコラムは、クリスマス特集の最終回です。
誰しもが耳にしたことのある、クリスマス・スタンダードの名曲たちを並べてみます。

2023.12.17 天乃みそ汁

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