ヴィレッジ・ピープル「YMCA」「イン・ザ・ネイビー」「ゴー・ウエスト」、西城秀樹「ヤングマン」、世界共通のダンス曲、ダンス動画でストレス発散。トランプ前大統領。

 

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音路(32)私の四文字 ~ 踊るワーイ!MCA
★ダンス動画集 4★



◇ダンス動画集

前回コラム「音路(31)異世界への扉~ラスプーチンvs.チンギス・ハーン」」では、異世界からやって来たような、不思議な人物とダンスについて書きました。
今回のコラムも、その歌う姿で、世界をアッと言わせた方々の、超大ヒット曲について書きたいと思います。
そして少しでも、コロナ禍での「ストレス発散」「気分一新」に役立てて頂けましたら幸いです。

今回も、「ダンス動画集」の案内役である「ジュディちゃん家族」に少しだけ登場してもらいます。


◇バラバラ衣装の6人組

1970年代後半から80年代にかけて、米国のグループ「ヴィレッジ・ピープル」も、その歌う姿で度肝を抜かれましたね。

ポリスマン、カウボーイ、道路工事人、GI(軍人)、レザーマン、インディアンのコスプレをした6人組で、そのメンバーバラバラの職業の衣装には、「なんだこりゃ」と誰もが驚きましたね。
いわゆるゲイの方々のグループで、この衣装がゲイをあらわす伝統的な米国の仮装だと聞かされても、私にはよくわかりません。
この6人が、秘密と伝統を表舞台に解き放った…?
私には、北アメリカの歴史や職業を象徴するような、立派な民族衣装に感じますが…。

* * *

1978年、世界中で空前の大ヒットとなった楽曲「YMCA」でした。
その後も、彼らはヒット曲連発でしたね。

何やらここにも、前回コラムで書いた「ラスプーチン」、「ジンギスカン」の匂いが…。

こうした、とび抜けた仮装というのは、何か「無敵」の匂いがしますね。
「化ける」というのは必要な要素かもしれませんね。
どこの国にも「化けもの歌手」や、「お化けヒット曲」があるものです。


◇YMCA

「YMCA」とは、キリスト教青年会のことですが、当時は裏社会で「ゲイたちの発展場(はってんば)」の意味があったそうです。
西洋から見て外国人の私にはよくわかりません。
70年代当時にあった裏イメージであったようですが、日本でも、この「YMCA」の四文字を知らない人がいないくらいの有名な名称になりました。

この楽曲「YMCA」の世界中での大ヒットと、子供でもできるアクション、そしてこの6人組の衣装が、この4文字を不動のものにしましたね。
「不動の人気」という言葉がピッタリの楽曲です。

日本人には「C」のアクションの方向が難しい…?
日本では、「ヤングマン」というタイトルでも知られていますね。

♥(孫娘)知ってるよ、この四文字。意味は知らないけど…。
◇(ジィ)永遠のヤングマンじゃ。でも、最近、腕が上がらん。

* * *

オランダでの2015年の「音楽イベント」の動画です。
複数のミュージシャンたちが集結し、毎年行われている音楽の祭典です。
日本の大型の「フェス」のようなものですね。

この6人組は、今でも人気者…。
当時のメンバーとは少し入れ替わっています。

♪ヴィレッジ・ピープル・メドレー

 

曲名:ゴー・ウエスト / イン・ザ・ネイビー / YMCA


◇ひろがる YMCA パワー!

楽曲「YMCA」は、米国野球メジャーリーグのニューヨーク・ヤンキースのグランドキーパーたちが、試合中のグランド整備の際に踊ることでも知られていますね。

ヤンキースタジアムのYMCA動画

 

日本のプロ野球球団「北海道日本ハムファイターズ」は、ヤンキースと業務提携していることもあり、北海道の札幌ドームでの試合では、日本語の「ヤングマン」が流されます。
日本では、日本語歌詞が付けられ、タイトルを「ヤングマン」とし、歌手の西城秀樹さんが超ビッグヒットさせたのです。

下記は、今は亡き西城秀樹さんが、2008年に札幌ドームで「ヤングマン」を歌う映像です。
札幌ドームでは、西城さんの追悼イベントもしっかり行われました。

札幌ドームのヤングマン動画

世界中が驚いた、日本の「ヤングマン」の超ビッグヒットでした。
もともとキリスト教の国でもない日本なのに…、この曲のパワーはすごいぞ!
この四文字アクションは米国生まれですが、その「音楽 プラス アクション」の絶大なパワーを日本人が示したのかもしれませんね。

日本には、昔から、この歌にはこの振り付けという、音楽の伝統文化がありましたね。
日本には、芸人さんたちの「一発芸」も、昔から山ほどあります。
漫画のヒーローたちは、その技の名称をわざわざ叫んでから、そのお決まりの型を見せ、必殺技を繰り出します。
スポーツ選手の必殺技には、必ず、面白い名称をつけますね。
水戸黄門だって、遠山の金さんだって、宮本武蔵だって、姿三四郎だって、ジャイアント馬場だって、星飛雄馬だって、みな「必殺技」を持っています。
西城秀樹さんの必殺技が、この四文字アクション「YMCA」ですね。

* * *

この楽曲「YMCA」は、米国のトランプ前大統領の登場曲にも使用されましたね。
やはりトランプ氏のド派手な演出は、ハリウッド仕込み…。
でも、踊るのなら、もう少し ちゃんと踊って…、あれだけゴルフやれているのに…。

大統領専用機「エアフォース・ワン」で空港に乗り付け、さっそうと登場、背景に巨大なエアフォ―ス・ワンを置いて、空港のステージでダンスアクション…。
ここでは「VOTE(投票)」の四文字です。
政治家としての好き好き(すきずき)は別として、これは、多くの人の心をつかむ、すさまじい「破壊力」ですね。
トランプ氏は、最後まで、このかたちにこだわりましたね。
前大統領は、次々に有名ミュージシャンたちに、その楽曲の使用を断わられていきましたが…。

* * *

トランプ氏はキャッチーな四文字が好きなのか、かつて、レーガン大統領の時代に大きく叫ばれた「MAGA(Make America Great Again)意味:アメリカ合衆国を再び偉大な国に」という四文字言葉を使いましたね。
彼の支持者たちは、この「MAGA」の四文字を、この楽曲「YMCA」のメロディにのせ、替え歌を歌っていましたね。
すでに存在していた「MAGA」と「YMCA」の絶大な四文字パワーを、上手に利用したということです。
「YMCA」の歌からしたら、とんだ迷惑だったのか…?

♪YMCA(トランプ前大統領の登場シーン)

 

日本の政治家も、選挙戦になると、さまざまな演出の選挙活動をしますが、さすがに、トランプ氏のインパクトには勝てませんね。
だいたい候補者に「ヤングマン」が少ない…。


◇さあ、ワ~イ・エム・シィ・エー

世界中の楽曲で、ダンスアクションを教えてくれなくても、ほぼ誰でも、すぐにその振り付けができる楽曲なんて、「YMCA」の他には思い出せませんね。

年齢も問いません。
性別も問いません。
音楽ジャンルの好みも、ほぼ問いません。
宗教により、国は、ひょっとしたら問われることがあるかもしれません。

でも、ベッドの上で療養中でも、このアクションはできるかもしれません。
英語を話せない人だって、簡単に行えます。
ダンス経験など必要ありません。
幼い子供でもできます。
覚えさせれば、猿でもするかもしれません。

このダンス曲には、「YMCA」の歌詞部分しか決まった振付けがありません。
ようするに、それ以外の部分は、自由に好きなように踊ればいいのです。

人前で踊るのが恥ずかしい人は、この四文字部分だけでもいいのです。
それでも、参加している気分はたっぷり味わえますし、音楽に合わせて踊っているのは間違いありません。
一回目の「YMCA」をすれば、その後は、勝手に身体が動くかもしれません。

今、このコラムを読みながら、楽曲を聴きながら…さあどうぞ。
Y M C A(ワ~イ・エム・シィ・エー)!
渋い顔したお父さん方…、やってみたら、意外と楽しいですよ。

♪YMCA(1978年)


◇奇跡の四文字アクション

世界中、幼稚園児から高齢者まで、好きなように振付けを考えて、大盛り上がりで一緒に踊れる楽曲など、他の曲にはなかなかありません。
ただ一か所、この四文字アクションを合わせればいいだけです。

ダンス内容のクオリティなど関係ありません。
ダンスすることの楽しさや喜びを、多くの人々と共有できることこそが、この楽曲の最大の魅力ですね。

* * *

実は、前述の1978年当時のプロモーション用動画の中で、ヴィレッジ・ピープルは、このお決まりの四文字アクションを行っていません。
それに、この動画撮影は、街なかの歩行者が歩く隣で撮影しています。
YMCAの美しい(?)ビル看板も登場します。
あまりの安上がりの撮影には驚きます。

この曲が発売された当初、ヴィレッジ・ピープルたちは、この四文字の振付けアクションを行っておらず、いろいろな場所で、この歌唱を見たり聴いたりしていた一般市民が、勝ってにその四文字アクションをし始めたそうです。
それが広まり、レコード会社や放送局が、そのブームに乗ったということのようです。

あの幅広い職業コスプレも、かなり効果があった気がします。

* * *

「YMCA」という、人間が簡単にアクションで表現できる文字列であったことは、まさに奇跡に感じますね。
そして、それが市民の中から自然発生的に生まれてきたダンスアクションだったとは、これも驚きです。
誰かが意図してつくった「YMCA」アクションではなかったのです。
おそらく、この楽曲の作詞者・作曲者は、これほどの世界的な社会現象を想像もしていなかったでしょう。

この「YMCA」の歌唱部分に入る直前にある、「さあ、いくぞ」という雰囲気の間(ま)も実にいいですね。
絶妙な「ノリ」と「間」、元気づけてくれる歌詞、わかりやすいアクション、どんな職業でも どんな人種でも参加できる自由な雰囲気…、この組み合わせは奇跡にも感じます。

* * *

そして日本で、ゲイのイメージを払拭し、この曲のもっとも大切な部分である、若者たちへの強いメッセージを中心に日本語歌詞をつくったのは、「あまがい りゅうじ」さんです。
彼も、ここまでの超大ヒットを想像できたでしょうか…。

でも、この日本語歌詞は、完全に、日本人に、はまりましたね。
余計な歌詞内容を付け加えず、「元気出そうぜ…」、「元気で行こうぜ…」。

日本人にとって、「ヤングマン」なんて英語は、英語をしゃべれなくても、すぐに理解できますね。
今も「永遠のヤングマン」たちが、日本中でがんばっています。

この日本語歌詞で、歌手が西城秀樹さんでなかったら、はたして、ここまで日本でヒットしたでしょうか…?

* * *

私は、最初にこの日本語歌詞に触れて、ちょっと、こっぱずかしい(小恥ずかしい)ような、背中が少しかゆくなるような気持ちになったことを憶えています。
年齢を重ねると、そんな小さな恥ずかしさなんて、とっくに忘れてしまいました。
今は、「Y・M・C・A」のアクションをすることなど、なんの、ちゅうちょもありません。
小さな子供たちを集めて、一緒にやりたいくらいです。
本格的なダンスは難しくてできなくても、この四文字アクションならできます。

「YMCA(ヤングマン)なら、子供曲でもないし、やってもいいか」…、どこかの先生方も、どうぞ…。


◇偉大なダンス曲

私は、この楽曲「YMCA」は、世界共通の偉大なダンス曲であろうと思っています。
マイケル・ジャクソンさんの楽曲「スリラー」も、世界的な超大ヒット・ダンス曲ですが、楽曲の歴史の長さ、踊られる機会の多さ、ダンスアクションのやさしさにおいては、「YMCA」は、「スリラー」の上をいくかもしれません。

よく、こんなダンス曲が生まれてきたものです。
というよりも、多くの人々が、よくここまでの楽曲に成長させたものです。

本格プロ・ダンサーと、幼稚園児、高齢者が、一緒に楽しく踊れる楽曲なんて、そうそうありません。
音楽に合わせて、誰もが一緒に踊れることとは、これほど楽しいことかを、実感させてくれる楽曲ですね。

世界中の人たちの共通の「必殺技」が、「YMCA」なのでしょう。


◇みんなの「YMCA」

ここで、いろいろな「YMCA」の動画をご紹介します。

ラグタイム・ミュージックも素敵…。

でも、なぜタップダンスを…。
♪YMCA

 

 

米軍施設でも…たまには海兵隊員だって息抜きしようぜ。
♪YMCA

高齢者施設でも…、見ていて、ちょっと うれしい。
♪YMCA

エクセサイズでも…、ママもパパもストレス発散、お肉も発散!
♪YMCA


クラシック音楽コンサートでも…、寝ている人は起こせ!
♪YMCA

 

この動画の2分過ぎあたりからが「YMCA」…合唱隊も徐々にノリノリに。
♪YMCA

 

「ダンス動画集」のコラムで以前にも紹介しました、あの女子高校生たちの「YMCA」。
これをお読みの方々も、みな、この女子高校生のような、「パワー全開・元気はつらつ」の頃があったはず…。
「箸(はし)が転がっても、大笑いしていた」…あの頃。
彼女たちから、元気とパワーをもらいましょう。
♪ヤングマン

 

2020年1月1日の、米国ニューヨークでの年越しイベントの映像です。
ヴィレッジ・ピープル本人たちが登場します。
ほんの1年半ほど前…。
♪YMCA

 

この動画たちのような、「密なダンス」が戻る日を、多くの人々が待ち望んでいますね。
戻ったら、世界中がいっしょに…、熱い四文字アクション!


◇あなたの四文字

今回のコラムを書くにあたって、私の家族や会社の者たちに、「あなたの四文字英語は…」と聞いてみました。
おそらくは、今もっとも気にしていること、関心のあることなどの「四文字」を聞くことになるのかなと思って聞いてみました。

バラ園から帰ってきたばかりの人… R O S E。
酒好きの飲んべェ… S A K E。
学生… M I T U。
独身… L O V E。
高齢者… H I M A。
別の高齢者… W A K U(ワクチンのワク)。
他には、C O R O(コロナのコロ)、K A N E (Z E N I)、J O B S、S A F E など、…なるほど。

このブログ「歴音fun」は、音楽ファンの方々に多くお読みいただいていますので、オレは「ROCKだ」、「JAZZだ」、「BACHだ」などの四文字英語もあるかもしれませんね。

昭和世代のお父さんは… お酒も行動も、VSOP!
社会派のあなたは… SDGs。


たかが四文字、されど四文字…。


◇ゆううつなど吹き飛ばして…

今回のコラムの最後は、やっぱり、あの「ヤングマン」さんで締めたいと思います。

お逢いしたのは一度だけでしたが、スタイルがよく、衣装もセンスよく、普段に人と会った時にあまり感じることのない「熱いエネルギー」を感じたことを憶えています。
西城さんにそう言われたら、誰もが元気になるような、そんな方でしたね。
すばらしい楽曲をたくさん遺してくれました。
「音路(おんろ)」シリーズのコラムでも、また別の機会に、西城さんの他の楽曲のことも書きたいと思います。

♥(孫娘)爺ちゃん…「C」の文字は、見る人たちのために、身体の左側を開くんだよ。ヒデキさんも、(下の動画で)そう叫んでいるよ。
◇(ジィ)そんなこと、知っちょる Y(ワイ)MCA!

この衣装が似合うのは、やはり ヒデキだけ…。

♪YMCA(西城秀樹・サザンオールスターズ)

 

補足:この動画には中国語歌詞がついています。西城さんの人気は、中国でも、ものすごいものでしたね。
実際のこのステージでは、動画でのヒデキさんの叫び「アンパンマン」(通常はヤングマンと叫ぶ)の後に、バイキンマンにふん装した桑田佳祐さんが登場します。
1995年8月に、「サザンオールスターズ・スーパーライブ・イン・横浜 ホタル・カリフォルニア(横浜みなとみらい21臨港パーク)」が2日間だけ開催され、西城さんがゲスト出演しました。
さすがサザンです。バック演奏もすばらしいワイ。

* * *

さて、あなたの「四文字英語」は何ですか?
文字にして踊ってしまえば、ストレス発散…!?

私はもちろん… O N R O!

♪ゆううつなど、吹き飛ばして
♪君も、元気出せよ
♪そうさ…○○○○ (あなたの4文字で)

* * *

コラム「音路(33)世界は何が支えてる【1】二つのエイド」につづく

 

2021.5.13 天乃みそ汁

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