桑田佳祐さん。サザンオールスターズ。SMILE 晴れ渡る空のように。東京VICTORY。明日晴れるかな。大阪桐蔭高校。吹奏楽部。次の世代に何を残そうか。夢追人。東京オリンピック。

 

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音路(8) 情熱を消さないで ~ ビクトリーは来る!



◇音楽のために生まれた

前回コラム「音路〔おんろ〕(7)マスクの下のあなた ~ プーさんブラーボ!」で、イタリアのロビー・ファッキネッティさんと、そのバンド「イ・プー」のことを書きました。
その中で、ロビーさんは、日本の桑田佳祐さんのような存在をイメージすると書きました。

二人とも、年齢的には大ベテランですが、若い頃から大成功し、それ以降、絶えることなくヒット曲を連発し、今現在も音楽への情熱をまったく失わず、まさに音楽のために生まれてきたかのようなミュージシャンであり、アーティストですね。
そして、世の人々に、音楽を通じて、勇気や愛を贈り続けてくれています。

歴史を振り返ってみても、優れた音楽家たちはみな最期の時まで、音楽活動を止めません。
クラシック音楽の作曲家たちの中にも、死によって途中で終わっている遺作が、たくさんありますね。

彼らは、情熱の炎が一瞬で吹き消される その時まで、その炎をきっと勢いよく燃やし続けるのだろうと思います。


◇桑田佳祐さん

今回の「音路(8)」は、その桑田佳祐さんの楽曲のことを書きたいと思います。

桑田さんは、1956年生まれといいますから、今年で65歳になりますね。

私も、デビュー曲「勝手にシンドバット」からのファンですが、その当時、私も「日本にも、洋楽のエッセンスが身体にしみついた、こんなすごいアーティストがいよいよ生まれてきたのだな…」と強く実感したものです。
おそらく多くの日本人が共通に感じた思いだったと思います。

私は当時、米国のいわゆる「サザンロック」の音楽スタイルが大好きでしたので、このバンド名にも惚れ込みました。
その後の大活躍と、日本音楽界への功績と影響は、ここで紹介するまでもありませんね。


◇SMILE 〜 晴れ渡る空のように

この桑田さんが、昨年2020年にソロで発表した楽曲「SMILE(スマイル)〜晴れ渡る空のように(民放公式スペシャルムービー / 民放共同企画“一緒にやろう”応援ソング)」が、これまた素晴らしい楽曲です。

近年の桑田さんの作る楽曲は、中高年層の心の琴線(きんせん)にふれる歌詞やメロディが非常に多いですね。

まさに、中高年層には、その歌詞から、特定の風景や登場人物、心情が、はっきりと思い浮かんでくるのです。
それは、人によって違う光景であったりはしますが、かなり具体的なイメージ像が浮かんできます。

そして、なにより、中高年特有に感じる「次世代」への思いや願いが、その楽曲の中に盛り込まれているのです。

この楽曲「SMILE〜晴れ渡る空のように」でも、その歌詞やメロディを初めて耳にしたとき、いい歳の私ですが、不覚にも涙してしまいました。

* * *

たいていの人は、60歳を越えて、自身の立場や役割、感性、能力、体力など、すべてにおいて社会の「第一線」にあるとは感じないと思います。
もちろん、がんばり続けたい気持ち、向上心を持ち続けたい気持ち、まだまだ第一線でいたいと思う気持ちを、抱き続ける人は多くいます。
実際に、多くの後進の者たちを引っ張るチカラを持ち続けられる人も、たくさんいます。
でも、その活動や思いは、後進の者たちへの応援に、基軸(きじく)が移っていったりします。

これは、芸術分野だけのことではありませんね。
ビジネス界でもそうですし、技術開発、学術研究、スポーツ、伝統文化などの分野でも同じことです。

後進の者たちに、上手に言葉を使って導く人…、無言でもその行動で何かを示す人…、何かの創作物や技術を残す人…など、さまざまにいます。

悲しみの声が聞こえるとき、「次の世代に何を渡そうか」…。
いい歳のオヤジには、この歌詞には涙が出そうになります。

* * *

私も、この楽曲のタイトルのように、晴れ渡る空の中に、多くの先人たちの笑顔が浮かんできたりします。

そして、その大空の笑顔たちから、「情熱を消さないで…、歩みを止めないで…、この世に生まれた以上。あなたは私の誇り…」と言われているような気がしてなりません。
それが、今は亡き祖父や父母という方も、多くいることでしょう。

晴れ渡った空を眺めるとき、そこには先人たちの笑顔が…、あなたの隣には笑顔の家族や知人が…、そしてあなた自身にも、自然な笑顔があるかもしれません。
皆が、情熱を失わず、歩みを止めず、ともに「ゴール」を目指す…、それが今ですね。


◇夢追う人たちの歌

この楽曲「SMILE〜晴れ渡る空のように」は、東京オリンピックを、かなりイメージさせる内容ですね。
「栄光に満ちた者の陰で、夢追う人たちがいる…」という歌詞が出てきます。

私は、100メートル競争の決勝や、マラソンのゴールシーンを見るたびに、このひとりの勝者の後ろに、どれほどの数の競技者がいるであろうかと感じることがあります。

いったい何人のランナーが、一番で、このゴールにたどり着くことを目指していたのだろうか…。
世界中に、いったいどのくらいの「夢追人」がいるのだろうか…。

一着の選手を必死に追いかけてきた人間が、どのくらいの数 いたのだろうか…。
一着の選手を後押しした、数億人の同志がいたのかもしれない…。
「勝者」に値する人間は、本当に一着の選手だけなのだろうか…。
そんなことを思ってしまいます。

それぞれの種目で、競技者が、世界中にとてつもない数で いるはずです。
ほとんどの人は、「かなわぬ夢」だとわかっていても、夢を追い続けています。
それぞれの夢の先にある「ビクトリー(勝利)」は、それぞれにあってもいいのかもしれませんね。

* * *

この「SMILE(スマイル)〜晴れ渡る空のように」は、今のコロナ禍を予見していたかのような歌詞内容にも聴こえてきます。

そろそろ世界で協議し、オリンピックを開催するのか、中止するのかの最終判断となると思いますが、どちらの結果になろうとも、代表選手たちは、心の中の尊い「聖火」を消さないで…。
代表選手の後ろには、たくさんの夢追人たちがついています。

希望の歌、未来に導く歌、それが…

♪SMILE(スマイル)〜晴れ渡る空のように【公式】

 

◇「ビクトリー」は必ず来る

桑田佳祐さんが率いるバンド「サザンオールスターズ」には、東京オリンピックをテーマにした楽曲「東京VICTORY(ビクトリー)」も、よく知られていますね。

それは、選手や日本国民への応援歌であり、今のコロナ禍の日本国民への応援歌のようにも聴こえてきます。

その歌詞の中に、「自分を追い越して、その先にある勝利のチャンスをつかめ」という主旨の部分があります。

オリンピック選手は、相手はもちろん、自身を追い越さなければ、勝利はつかめませんね。
今、情熱を失い、歩みを止めてしまった選手は、戦いの戦場に立つことすらできないのかもしれません。

今のコロナ禍で、ある意味、日本国民の中には、それぞれの自身を追い越していかなければ、自身に未来がやって来ない方も少なくないのかもしれません。
「これまでの自分を越えろ!」…、まるで突然、無理矢理させられた「アスリート(競技者)」のようです。

* * *

この楽曲の音楽動画には、交差点でひしめき合う歩行者、息がかかり、汗が飛び、激しく動く選手たちの映像が登場します。
人間とは、本来そうした生きものだということを、私は忘れかけていました。

本来の人間の姿を取り戻すこと…それは、まさに「ビクトリー(勝利)」かもしれませんね。

♪「東京VICTORY」の歌詞


♪東京VICTORY 〔フルバージョン〕

 

♪東京VICTORY 〔ショートバージョン〕【公式】

 

♪東京VICTORY 〔ライブ〕

 

この「東京VICTORY」は、学校の吹奏楽部などでも、たくさん演奏されていますね。


今のコロナ禍で、学校の部活動はたいへんな苦労を強いられています。
練習が、なかなかできないばかりか、大会やコンクールにも思い通りに出られません。
去年も、今年も、ちょうど その学年にあたってしまった学生には、どのような思い出が残るのでしょうか…。
彼らには、自分自身を、そしてすべてを追い越していってほしいものです。

下記は、大阪桐蔭高校(おおさかとういん こうこう)の吹奏楽部による素晴らしい演奏です。

これは、相当な練習量ですね。
フェイスシールドを着用した彼らの姿を見るだけで、いい齢の私は、涙が出そうになります。
きっと、これだけ苦労した彼ら世代に、大きな「ビクトリー」が訪れないはずはないと思っています。

みんな…「Vサイン」を絶対に忘れるな!
「ビクトリー」は必ず来る!

V(^o^)V

♪東京VICTORY(大阪桐蔭高校・吹奏楽部)

 


◇明日晴れるかな

さて、もう一曲、桑田さんの素晴らしい楽曲を…。

皆さま…あなたが、あなた自身の中に、もうひとりの自分として…、あるいは未来の自分が今現代にやって来たとして…、今のあなたに、どんな「言葉」をかけるでしょう…。

あなたの「奇跡のドア」を開けるのは誰…?

♪「明日晴れるかな」の歌詞


♪明日晴れるかな / 桑田佳祐【公式】


あなた自身がドアを開けないと、あなた自身の「晴れ渡った空」を見ることはできないのかもしれませんね…。

最後にもう一度…、「ビクトリー」は必ず来る!

* * *

 

「音路(9)ミュージシャン・オブ・麒麟がくる」につづく

 

2021.1.18 天乃みそ汁

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