昭和、中島みゆき、山口百恵、大橋純子、中森明菜、加山雄三、薬師丸ひろ子、竹内まりや、時代劇ドラマ、水戸黄門、ハラスメント、昭和の日、歌謡曲、昭和歌謡。
歴音52.昭和気あいあい(昭和浪漫.2)
今回は、過去のコラムを加筆修正した連載「昭和浪漫(しょうわろまん)」シリーズの、第2回となります。
この「昭和浪漫」シリーズは、私が昔、別のところで書いた「昭和小話」の中の短文をベースにした過去のコラムを、加筆修正したものです。
昭和感たっぷりに、昭和時代の思想・言葉・表現・音楽を、どっさり盛り込んでいきます。
実際にあった「昭和フレーズ」も、たくさん盛り込んでいきます。
コラム文章内の、番号を付与した青紫色の文字部分が、過去に書きました「昭和小話」文章で、そのあとに、コラム用として補足文章を書いています。
* * *
昭和後期生まれの方々も、平成・令和生まれの方々も… 見聞きしたり、感じたことのない「昭和浪漫」をどうぞ味わってみてください!
わからない時は、ジィジ、バァバに聞いてみてね!
そして、昭和の時代をたっぷり生きてきた方々には、若き日の出来事を思い出してみてください!
「昭和」を思い出そうとすることは、自分自身の若い頃を思い出すこと…、懐かしい出来事を思い出すこと…、元気や勇気を思い出すこと…、大切な何かに もう一度 出逢うこと…なのかもしれませんね!
◇二回目…、二度目…
前回の「第1回」を書きましたら、昭和時代を知らない若い世代の方々から、その内容に衝撃を受けたというご意見を頂戴しました。
確かに、昭和の時代は、事件や事故、災害などは別にして、日本人たちによる摩訶不思議な、信じられないような出来事が たくさんあったように感じます。
昭和の戦後日本の、世界に比類なき「高度成長期」「バブル期」という時代に、人々は、自身たちでも想像できないような、ある意味、無我夢中で無茶な行動をしていたのかもしれません。
激動の昭和! 激動の日本! 激動の日本人!
昭和ほど「激動」が似合う時代はないかもしれません。
ひょっとしたら、今回も、愛すべき昭和生まれの人々の「衝撃・笑劇」のお話しが出てくるかもしれませんよ!
(10)第二回、第二巻、第二幕、第二章、第二編、パート2、vol.2、続、続々、再びの、外伝…、何かみな 昭和っぽい表現。
シーズン2、スピンオフ、アナザーストーリー、サイドストーリー、チャプター、セクション、スペシャル…、何でもいいから、早くやれ!
シリーズの「続編」の表現は、昔から さまざまにありますね。
昭和の世代は、何かの、誰かの、一回目の栄光に続きたいと思う気持ちが強いですね。
二匹目のドジョウを…!
あいつが、やれたのなら、俺も!
勝ち馬に乗れ!
昭和の世代は、当たったものや、軽快に炸裂したクラッカー音のような好調子に ついていくのが… あたり前田のクラッカー!
* * *
まずは、「二度目」の昭和歌謡…。
中森明菜(なかもり あきな)さんの、1982年(昭和57)のヒット曲「セカンド・ラヴ」。
この楽曲は、彼女の三枚目のシングル曲で、二枚目のヒット曲「少女A」に続くものでしたが、二枚目の路線とは大きく違います。
彼女のその後の方向性を決定づけた二曲のうちの一曲になりましたね。
「勝ち馬」に乗るばかりが、いい選択とは限らない…かも。
昭和歌謡の黄金姉弟の「来生(きすぎ)えつこ」さんと「来生たかお」さんが作詞作曲。
中森明菜
♪セカンド・ラヴ(1982・昭和57)
* * *
この楽曲を、本来 歌うはずであった大橋純子さんが歌っていたら、どのような歌になっていたでしょうね。
おそらくは、中森明菜さんとは別の「二度目の恋」がそこに描かれた気がします。
この乙女チックな歌詞内容は、やはり、当時10代のアイドルであった中森さんのほうがあっていたのかも…。
前述曲「セカンド・ラヴ」とは、まるで姉弟関係のような「ラブ曲」!
やはり黄金姉弟の作詞作曲です。
大橋純子さんの1981年(昭和56)のヒット曲。
昭和のシルエットが見えてくるような、哀愁あふれるイントロ…。
♪まさか、この私が、「恋心」を盗まれるだなんて…。
大橋さんの歌う歌詞なら、やはり、こちらのラヴのほうかも… いったい何度目?
大橋純子
♪シルエット・ロマンス(1981・昭和56)