「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」開催中! | 新選組研究会「史誠会」

新選組研究会「史誠会」

1999年、新選組を学ぶために結成。以来、月に一度勉強会を開催し、年に数回、史跡見学会を実施してきた。勉強会は、西村兼文の『新撰組始末記』をテキストとして始まり、子母澤寛の『新選組始末記』を経て、現在は、木村幸比古の『新選組日記』をテキストとしている。

 森アーツギャラリーでは現在、「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」を開催中です。24日(日)

 

https://hokusai2019.jp/

 

 前後期あわせて、なんと、479点もの作品が展示されているという大規模な北斎展です。しかも、初展示の作品があることに加え、当分東京ではお目にかかることができそうにもない作品が並んでいるということで、行ってきました。

 

 ともかく、規模の大きさには驚くばかりです。入館料が高いと思ったのですが、これだけの規模であれば納得です。

 

 だって、北斎といえば、なんといっても「富嶽三十六景」シリーズが最も有名じゃないですか。次に有名なのは、「北斎漫画」でしょうか。しかし、この展示は、デビューした際の画号春朗時代の作品だけでも40点以上展示って、春朗時代の作品をこれだけまとめて見た記憶はありません。加えて、宗理時代の作品も45点程度って、宗理時代の作品をこれだけまとめて見た記憶はありません。画狂老人卍と名乗って手掛けた肉筆の作品もたっぷり展示されていましたよ。

 

 ともかくまあ、北斎がデビューしてから生涯を終えるまでの画業の変化をたっぷり楽しむことができる展示ということはいえるかと思います。

 

 ただし、これだけ大規模な展示でありながら、北斎の作品で最も有名な「富嶽三十六景」シリーズがすべて展示されているわけではないというところはちょっと意外です。ですから、大胆な構図に華やかな色遣いの作品がたっぷり見られると思って来場する方にとっては、ちょっと残念な展示かもしれませんね。

 

 また行きたいのですが、時間がとれるかどうかですねえ……。