アレルギー検査と1億3000万円のボッタクリ、地味に成果が出そうな案件について。 | 西宮の筋肉議員、川村よしとの活動日記。

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西宮市議会議員の川村よしとです。
仕事やプライベート、トレーニングのことなどを気軽に書いていこうと思います。
こっそり、筋肉議員枠での認知度向上も狙っています(笑)

子供の頃からアトピーや小児喘息や様々なアレルギー症状に悩まされてきました。

高校時代になぜかピタッと止んだ花粉症も、いつの間にか徐々に再発の兆しがあり、今年はかなり酷かったので飲み薬でしのぎました。


そんな矢先に、近所のクリニックで5000円ほどの検査で39項目のアレルギーの有無が分かることを知り、軽い気持ちで受けてみました。


子供の頃からいろいろあったし、いろんな項目でヒットするんやろなぁ…と思っていたら、結果は3項目(ハウスダスト、ダニ、カビ)しか該当せず。





思わず友達にLINEで伝えてみたところ、流れでミルクボーイの漫才みたいになってしまいまして、あぁ今日も平和だなと感じました(笑)



アレルギーよりも、採血の時に血管出てこなくて毎回看護師さんの経験と勘に頼ることになる現象を何とかしたいなと思っています。


・・・


Twitterでは既に炎上案件になってしまったお話です。

 

西宮市は「内部経費適正化によるコスト削減支援業務」と称して、外資系コンサルティングファームに業務を発注していました。

簡単に言うと「毎年決まってかかる経費についてコンサルを入れてコスト削減しよう」ということで、3000万円で委託し、プラスで成果報酬を支払うという形でした。

「清掃業務」「建物管理業務」のようなものが該当します。

 

成果報酬については、見直し対象となる経費約80億円のうち削減目標額を8億円としておりまして、実際の削減額の50%を支払う(MAXで4億円)となっていました。

毎年8億円削減できたら10年で80億円、それを考えれば着手金と合わせてショットで4億3000万円になっても安いもんでしょ?

…という理屈ですね。

 

これが西宮市側から提案された時に、コンサルにボッタクリに遭わないか不安にはなりました。

また、これに反対するのも簡単ではありました。

なぜなら、最終的な委託先のボストンコンサルティングループ(BCG・ボスコン)は、青山社中株式会社と業務提携を結んでおり、過去に一般質問で取り上げましたが、青山社中は西宮市長のマニフェストを作成するくらいの仲で、コンサル予算が決まった後にボスコンを連れてくるという、お友達案件の気配がプンプンしていたからです。

 

一方で、こうも思いました。

本当に友達なのであれば、青山社中はBCGに「市長選のマニフェスト作るくらいの仲やし、市議会には反発する連中もいる。しっかり頼んまっせ!」と、慣れない関西弁で猛プッシュするはず。


それならば、新しいことにトライする前向きな気持ちを後押ししても良いではないか…と。


ちなみにこの時点で、BCGが着手している他市の案件も存在はしていましたが、まだ成果報告等が出ていない段階でした。

また、ボスコンにはたまたま何人かの友人知人が務めていてヒアリングもしましたが、その内容は書くと長くなるので一旦横に置いておきます。

 

要は、議会側としても当局を応援する気持ちでコンサルに頼むための予算を可決させ、見守っていた案件だったわけです。

 

ところが。

その結果は「除草作業の回数を減らす」「放置自転車管理の人員を減らす」といったような、誰でも思いつくようなシンプルな削減&住民サービスの低下につながるものばかりがズラっと並び、「さすがボストンコンサルティング!」みたいな成果は皆無でした。

結果として、年間2億円の削減効果が見込めるので着手金と合わせて1億3000万円です!

…ということになってしまいました。

 

こんなの、わざわざ外資コンサルに発注しなくても誰でもできるでしょうに…。

むしろ「住民サービスを下げても良い」という条件であれば、議会側からだってナンボでも提案できたでしょう。

更に言えば、議会側からの提案で未着手のものだってあるのに、あえてコンサルにお願いすることを認めた結果がコレかよという落胆しかありませんでした。

 

この件については、総務常任委員会で報告され、会派としては委員長の坂本議員に質疑も含めてお任せしていたものではありますが、今一度確認したい事柄もありますので、6月定例会の一般質問で取り上げることにします!

 

・・・

 

もうひとつは嬉しい報告です。

令和5年の12月定例会で「市内の各学校で使用される物品の契約について」取り上げました。

以下、簡単な内容です。

 

市内の学校で使用される物品は、随意契約や入札等、その用途に応じて調達方法が異なりますが、物品によっては時代の経過と共に調達方法を見直すべきものが出てきていると考えられます。

 

例えば、給食室で使用している液体せっけんは随意契約となっており、コストが高い米油や、廃油を原料としているものを指定していますが、これを決めた当時からは相当な期間が経過しており、現在であれば他の商品でも代替可能だと考えられます。

そうなると、随意契約ではなく入札が可能となり、より安価で物品が調達できる可能性が高まります。

 

①例に挙げた液体せっけんについては、随意契約ではなく入札に切り替えた方が、事業者にとっては公平であり、財政面からも有益である可能性が高い。

 

②液体せっけん以外にも、時代の経過に伴って随意契約の項目を見直し、費用対効果を検討すべきものがあると考えられる。

 

このような提案型の質問をしていたわけですが、先日教育委員会から報告がありまして「液体せっけんに関しては仕様を見直して入札に切り替える」とのことでした。

そして、切り替えた上で現場の声もヒアリングして更なる改善をしていくとのことです。

また、これに付随して粉せっけんに関しても仕様書の見直し、入札を検討していくとのことでした。

 

まだ効果額は不明ですが、一般的に考えれば公正な手法になり随意契約よりも経費は削減できるでしょう。

 

学校関連の経費に関してはもうひとつ前向きな報告ができそうなので、情報解禁までもう少しお待ちください!

 

・・・

 

BCGのコンサルには、住民サービスを低下させずに業務改善を行なって経費削減をするような提案を期待していました。

 

それが叶わなかったわけですから、今後も従来通り、議会側から上記に取り上げたような地道な改善提案をしていくしかないのかな…と思った次第です。

 

それでは、今日はこのへんで。

ありがとうございました!

 

 

 

 

 

川村よしと