→西宮市のTwitterアカウントの乗っ取りについてのお話
～オタサーの姫を育ててみる～
一昨日(６月２３日)の１６時から、
表題の件についての記者会見が行われました。
神戸新聞さんの記事はこちらへどうぞ。
→「西宮市ツイッター乗っ取り」犯人は市職員家族。
ボクの所には、
１４時くらいに担当部長と課長が経過の報告に来てくれましたが、
記者会見も行うとのことだったので、ボクからの情報発信はやめておきました。
ここでは、報道されていないやり取りも含めて、
続報を書かせて頂こうかと思います。
ツイッターでは、サクサク思いつきでツイートしちゃっていたので、
ちょっと内容が異なる点もあるかと思います。
ご容赦下さいませ。
□■□
まず結論からお伝えすると、
西宮市が意図しないツイートを行ったのは、
アカウントの乗っ取りではありませんでした。
市職員の方のご家族が、
市職員の方のスマートフォンでゲームをしていて、
市のアカウントのことを知らずにツイートしたとのことでした。
そこでまず思うのが、
「職員の家族が原因じゃ仕方ないよね☆」みたいなノリで、
逃げようとしてるんじゃないの？
…ということです。
防災危機管理局の幹部職員さん(おそらく５０代)のご家族で、
「オタサーの姫」をプレイする方って、
お父さんやお母さんではないですよね(笑)
おそらく、息子さんか娘さんという話になってくると思いますが、
わざわざ親のスマホで「オタサーの姫」をやりますか？
やらないでしょ…。
ですが、「調査には警察にも協力をお願いした。」とのことで、
市職員が原因だとマズイから、上記のように、
家族のせいにしてことをうやむやにした。
…とかではないという確認も行いました。
疑わしい部分は残りますが、ボクはこの言葉を信じます。
警察も入ってのことですしね。
報告を受けて思ったのは、
市職員の方がアカウントにログインしたままだったことが
問題だと感じたので、緊急時の利便性を考えれば、
ログアウトだけ徹底して、
個人のスマホからも投稿可能な状態にしておく。
…というのもひとつかと思いました。
ただ、
iPhoneの場合、iOSにTwitterアカウント登録していると、
ログアウトってできないんですよね(たぶん)。
「オタサーの姫」のツイートはiOSが登録アカウントで
ツイートする機能を使っていたので、
そうなるとやはり、
専用の別端末を用意する方が分かりやすいのかなぁ。
その場合、今回のケースのように、
本人以外が端末を触れる状況だと問題なので、注意が必要ですが。
災害時の機動的な運用を目的に提案したという経緯を考えると、
今回の件でSNSの運用を規制する方向に走るのではなく、
より積極的で安全な運用に努めて欲しいと思います。
これまで、平時の運用はしっかりできていたわけですから。
いちばん気になったのが、
「広報課、防災危機管理局の６名。及び、
過去にアクセス権限を持っていた職員９名の全１５名が、
外部機器からの発信も可能としている特定の職員だという点です。
コレ、
「過去にアクセス権限を持っていた職員９名」はダメでしょう。
今回の問題が起きなければ、
職員の異動が行われる度に、
アクセスできる職員が無限に拡大していたのでは？？
もしそうなら、何か起こった時の調査が難しくなってしまう等、
新たな問題を生むことになります。
取り急ぎ、多くの市職員がログインできる状態を避けるために、
パスワードは定期的に変更してください。
今回の件が致命傷にならなくて、本当に良かったです。
これを良い勉強の機会と捉えて、今後の運用を見守りつつ、
改善案については意見交換を重ねていければと思います。
ボクに報告に来て下さった幹部職員の方は、
これまでの別件の仕事の中で、
どちらも真面目で優秀な方だと感じていました。
ただ、今回の報告で微妙だったのは、
未だにどちらの方も、
ＳＮＳや使用されていたゲームについての知識が曖昧だったことです。
ボクが「オタサーの姫」のゲームを実際にやってみたのは、
仕事として、
本当のことを知らないまま何かを判断するのがイヤだったからです。
書き方はワザとふざけた感じにしていますが(笑)
これは、今回の件に限らず普段の仕事でいつも心がけていることです。
要は、ＳＮＳに馴染みのない幹部職員の方々も、
これを機にこの辺りの知見を深めて下さればと思います。
エラそうにごめんなさい。
先に述べた通り、今回は大きな被害にならなかったので、
コレを学びの機会と捉えて、
今後の運用と謝罪の対応だけしっかりと宜しくお願いします。
謝罪については、ゲームの運営に関わる方、
住民の方々などご迷惑をおかけした方々すべてに。
…と、強くお伝えしました。
こういう時に、
経過の報告だけして謝罪の言葉をしぶりがちなのは、
行政の悪いところです。
謝罪は、即座に誠実に最大限の犠牲を払ってでも。
しかしまぁ、
ツイートされたのが教育上不適切な画像とかじゃなくて、
ホントに良かったと思います。
動画とかウイルスとか、
取り返しのつかない状況になる可能性も出てきますからね。
□■□
さて、ここから先は、
お時間のある方だけで大丈夫だと思います(笑)
男は、大きくふたつのタイプに分類できるのは、
よく知られているところです。
ひとつは、
いちど決めたことを黙々と継続できる男。
もうひとつは、
「料理するぞ！」と張り切って、
いろいろと道具や調味料を揃えたけれど、
結局ぜんぶ１回しか使わずに終わってしまう男。
私は当然前者のタイプの男であるからして、
このゲームを継続したらどうなるのか、
黙々と試してみることにしたわけであります。
さて、前回はサークルの飲み会が成功したところまででしたね。
①飲み会は３回までできるようです。
…ということで、再度飲み会を開くことにします。
今回も成功するのでしょうか…？？？
なんと、
姫がテニスサークルの飲み会に行ってしまいました…orz
しかも、即退部なんですね。
心なしか脚も細くなって後ろ姿も可愛くなっております。
まぁ、冷静に考えたらテニサーの方が楽しいでしょう。
②「新たな姫と出会う」というボタンをタッチすると…。
振り出しに戻りました。
まぁ、とりあえずここからしばらくは、
前回同様にオタクを部屋に入れるという単純作業が続きます。
すると…。
③「フィギュアオタ」が入部しました！
フィギュアオタクのことなんでしょうけど、
手に持っているフィギュアが何なのかサッパリ分かりません。
着ているTシャツのセンスも秀逸です。
更にオタクたちを部屋に入れるという単純作業を続けると…。
④サークルがにぎやかになってきました☆
「この調子で頑張れ！」的なメッセージも表示されていますし、
このままガンガンいけば、真のオタサーの姫も夢ではありません。
フィギュアオタクが入ったばかりなのに、
姫が「ゲーム貸してくれない？」と言っているのはなぜ？？
…という疑問はこの際無視して、続けていきましょう。
⑤あれ？なんだか様子がおかしいぞ？
オタクとふたりっきりになっているっぽいですが…。
⑥なんと、オタクの中にチャラ男が混入！！
これは事件ですね。
「チャラ男が混入」というあたりにセンスを感じますが、
結局のところ、姫はまた退部してしまいました。
この彼、どう見てもチャラ男には見えないのですが…。
それとも、オタクの反対がチャラ男なのではなく、
オタクの中にもチャラ男と非チャラ男がいるのでしょうか？
ホンモノのオタクの方、教えて下さい。
→こちらの「ＣＯＮＴＡＣＴ」からメールできます☆
ちなみに、
ボクの知っているチャラ男はこんな感じです。
ボク(頭にタオル)の横とか前にいる方々ですね。
⑦再度新しい姫に出会ってみます。
またお前か…全員同じ顔じゃねぇか。
…と思っていたら、
いちばん上をご覧下さい。
「三代目オタサーの女子」という称号が書かれています！
よ～し！！
この三代目を、真のオタサーの姫に育てるぞ！！！
…と、なるはずもなく、
ボクはゲームの画面をそっと消しました。
所要時間約５分でしたが、
何度もこのループはキツいです(笑)
こうして、
ボクのオタサーの一員としての数日間が終わりました。
それでは、今日はこのへんで。
ありがとうございました！！
川村よしと