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写真家や画家は画像で表現し、ドラマや映画は
映像と音で表現します。
小説はというと、もちろん文章ですよね。文章で
しか表現する手段がありません。
それだけに、文章の上手下手は作品の優劣に
直結しています。
でも、ある程度書き慣れてくると、自然と上手く
なってくるのも文章というものの特徴です。
普段からとくに意識をせずに使っている日本語
で書くのですから、書く頻度が増えれば増えるほ
ど、上達は早くなる。
とはいえ、研ぎ澄まされた文章を書こうとすると、
やはり訓練が必要でしょう。
文章上達に特化した訓練をしなくてはなりません。
子竜が提唱します訓練法は、国語辞典を読む、
という方法です。
電子辞書ではなく、本になっている辞書を使い、
毎日任意のページを開いては、両ページをくま
なく読み上げます。
できることなら、言葉の用例まで記載されている
辞書がいい。
知らなかった言葉を覚えたり、意味を覚え違いし
ていた言葉の修正にもなります。
こうして新たに覚えた言葉を作品で使ってみるこ
とで、語彙豊かな作者へと変貌できるのです。
教はあ行、明日はか行、といった感じで、偏りを
避けながら、実践してみてください。