誰のために書くのか | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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たとえ書きたいテーマや人物があったとしても、あ

なたの好みだけで書いてしまってはいけません。


小説作品とは、書き手と読み手とが存在してこそ

成立する芸術なのです。


書きたいテーマを読者にも興味を持っていただい

て、飽きさせない創意工夫を必要とします。




文学賞の授賞を目指しているアマチュア作者さん

たちの多くは、もっとも大切なことを忘れたまま執

筆しています。


文学賞の選考委員という人たちが最初の読者で

あることを。


つまり、読者への配慮こそが大切なのです。




よくある失敗として、読み手の感覚の中で人物の

名前とプロフィールとが一致しないことが挙げられ

ます。


たとえば、名前は度々出てくるのだけど、主人公と

どういう関係なのかが冒頭の頃に一度しか記述さ

れていませんと、読者には冒頭あたりまで遡って調

る手間がかかります。


どういう関係で何の職業なのか、を読者へ印象付け

るだけの配慮をしましょう。


選考委員をイライラさせたら、その時点でアウトです

からね。