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タイトルに釣られて訪問なさった方には、ごめんなさい。
文学賞ごとの傾向は存在しますが、対策というものは
存在しません。逆に、教えていただきたいほどです。
文学賞ごとの傾向を捉えようとするとき、選考委員が
誰であるのかをもって判断しますと、逆効果になるか
もしれません。
なぜなら、選考委員の作品を読み漁った結果、ただの
真似になってしまう危険があるからです。
有名なプロほど、自分の作品を真似られるを嫌います。
毎作品苦労して書いているのですから、安易に真似な
んかされてはたまりませんからね。
冠に往年の文豪の名がある文学賞では、その文豪の
作品を熟知するのは大前提条件です。
しかし、やはり真似にならないよう、最新の注意が必要
でしょうね。
文学賞の主催者が求めているのは、斬新な感覚を持っ
ている新鋭作家です。使い古された手法どころか物真似
なんぞは論外です。
もっとも有効だと思われる対策は、過去の受賞作を読み、
構造の分析までをすること。
読むだけじゃダメですね。
なぜこの作品が選ばれたのか、ご自分なりの理由を明確
なまでに考えてみましょう。
そして、ご自分の作品との違いや、優れている点、劣って
いると思われる点を強く認識しはてください。
これから何を重点的に学べばよいのか、見えてくるでしょう。