http://shiryukei.sakura.ne.jp/college
ともすれば、作者になりたい人というのは、書きたい
テーマや人物像があらかじめあるがゆえに、書きた
いように書いてしまいます。
しかし、その作品を読まされる読者としましては、独
善的すぎる内容の作品は敬遠したくなるものです。
読まされる読者というのには、文学賞の選考委員も
含まれています。
書きたいように書くのではなくて、読みたいように書
くのが正しい。
書きたいテーマや人物がある。
ならば、それを読みたいように書くだけ。あなたが読
者だとするなら、読みたいように書いてある作品に出
会ったときの感動は容易に想像できませんか。
作者になろうと目指す以前、あなたも一人の読者だっ
たはずですよね。
書く立場になった途端になぜ変えてしまうのでしょうか。
一時選考すら通らないという人は、執筆技術以前の
こととして、執筆姿勢を見直してみてください。