「文学賞突破マニュアル」をご希望の方も、必ず
詳細ををお読みください。
お問い合わせはコチラから
今回は、執筆上達の成長曲線についてお伝えします。
どこのスクールで学んでみても、劇的に上手になるこ
とがないのが、小説の執筆です。
この点が他の習い事とは違うところでして、上手くなっ
たという実感が伴わないために、諦めてしまう人が多
いですね。
なぜ実感できないかといえば、執筆の際に気をつける
べき事柄が多すぎて、一度に全部をクリヤーできない
からなのです。
文体・視点・説明の排除・風景などの描写・季節感・時
代感・主人公の口調・主人公の思想と信念などなど、
設定した項目に合致させながら書かなくてはなりません
から、何かが漏れてしまったりすることが多いのです。
しかし、それらのことを強く意識しながら書き慣れてき
ますと、ある日突然にすべてをクリヤーできる日がやっ
てきます。
上達のパンデミックとでも申しましょうか。
その後は意識せずともすべてをクリヤーしながら執筆
できますので、文学賞を本気で狙うならこの時です。
でも、上達のパンデミックが訪れるまでは、上達が実感
できませんし、作品を読んだ他人からみましても、上手く
なったよねと褒められることはありません。
ですので、諦めないことが一番大切なのです。
とはいえ、ただ漫然と作品を量産しているだけでは何も
起きないでしょう。
一次選考で落とされた理由を自分なりに分析してみる
とか、わからなければ添削依頼をしてみましょう。
そういった繰り返しが、いつかパンデミックを呼び起こし
ます。ひょっとすると、あと一歩なのかもしれませんよ。