応募総数と難易度 | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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今回は、文学賞の応募総数と難易度との関係を考え

てみましょう。




ずっと以前に、子竜のところで書き方を学んだ人が富

山文学賞に佳作で入選したと書きましたら、このような

批判コメントをいただいたことがありました。


富山県在住者だけに応募資格がある文学賞なのだか

ら、難易度が低いのだろう。


あたかも、ご自分が富山県人なら、入選なんて簡単と

でも言いたそうでしたね。


しかし、その主張は間違っております。文学賞というも

のを根本的なところで誤解なさっておられるのです。




宝くじとは違って、誰かが必ず一等になるというもので

はありません。


文学賞の選考では、該当作なし、の場合もあり得るの

ですよ。


つまり、ある一定水準以上の応募作品がなかった場合

には、受賞者なし、という結果に終わります。


しかも、先年までは芥川賞作家の木崎さと子さんが選考

委員でしたので、甘い審査ではありません。


「とやま文学」という文芸誌を購読されて受賞作品を読ま

れたなら、きっとレベルの高さに驚きますよ。




たしかに、全国版に比べますと応募総数では少ないで

しょう。けれども、応募作品の質が劣っているという意味

と同じではありません。


同じだと仰るなら、富山県の作者はレベルが低い、とい

う意味になってしまいます。




毎年の応募総数を見て、自信をなくす必要はありません。


昨日の記事でお伝えしたように、応募作品の8割までが

小説といえるものではないのです。


ほとんど論文であったり自伝であったり、ストーリーのみ

のあらすじのようなものであったりね。


だから、堂々と胸を張って応募してくださいませ。


質の高い作品ならば、応募総数に関係なく受賞できます。