孫の運動会のビデオ | 小説の書き方教えます

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今回は、独りよがりの作品にならないための提言です。




友人宅へお邪魔しますと、なぜかお孫さんの話になり

ますね。


ただし、話だけならいいのですが、決まって運動会や学

芸会のビデオを延々と見せられながらの酒宴となるの

ですが、退屈以外の何者でもありません。




お爺ちゃんやお婆ちゃんからしますと、孫という存在は

目に入れても痛くはないのでしょう。


しかし、他人様にとっては、どこの子も同じなのです。

特別に可愛いと感じるわけではありません。




小説でも同じことが言えまして、作者にとっての作品は

子や孫と同じくらいに可愛くて愛着があるでしょう。


なので、一次選考すら通らなかったときには、ご自分ま

でをも否定された気分に陥ってしまいます。




そうならないためには、子や孫を人気俳優や歌手にま

で育てるマネージャーにならなくてはいけないのです。


とはいっても、見栄えがよければ売れっ子になれるとい

うわけではありませんから、人気の理由を解明して、実

践するほどじゃないと一流のマネージャーとはいえませ

んね。


具体的には、


売れている人気の作品を何回も読んで、構造を解き明

かします。


冒頭の何枚目くらいのところで事件が起きるのか、伏線

はどれくらい前に張られているのか。


新たな人物の登場頻度はどれくらいなのか、心理描写

や風景描写の長さなどなど、売れている作品はテンポ

が良くて読者が退屈しないようにできています。




読んでいて退屈しない作品とは、適度に事件が起きて、

個性豊かな人物が適度に配置されているのです。


全体の長さに比した上手な配分と飽きさせない設定と

で、読者をグイグイ物語の中へと引っ張り込むのです。




いや、話題の映画を分析したほうがいいでしょう。


視覚的な効果がない場面を極力なくしているはずです

から、見ごたえがあるわけですね。


ダラダラとした会話だけのシーンは当然カットです。


一本の映画作品は、面白く見ごたえのあるものにする

ために、カメラを何台も駆使して、いろんな方角から撮

影たものを繋ぎ合わせて完成させます。


小説とておなじこと。


表現の手段が違うだけなのです。