「文学賞突破マニュアル」をご希望の方も、必ず
詳細ををお読みください。
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今回は、前回の続きで、文学賞突破マニュアルに対する誤解
を解いておきたいと思います。
もうひとつ言われる誤解として、受賞者が未だに出ていないと
いうものがあります。
これは前回も述べましたように、授賞を目標としていないことも
あるのですが、ご購入者様たちが売れる作品作りという観点に
立っていないからでしょう。
現代において、プロ作家として成り立つジャンルは、ライトノベル
と時代劇です。
そのどちらでもなく、ましてや純文学で子竜の地元の新聞社が
主催する文学賞に応募してみても、受賞は難しいでしょう。
それでも、四次選考までいった人は三名おりますし、掌編賞が
あった頃には二名が入選しております。
つまり、せっかくマニュアルを精読されても出版社系の文学賞
への応募作品を書かなくては、宝の持ち腐れだと思います。
とにかく、出版社系へ応募したという報告は少ないですね。
趣味の範疇なら何も言いません。
しかし、プロ作家になりたいという人がいつまでも純文学を書く
ようでは、出版社の人に認めてもらいようがないのです。
無名新人の純文学はまったくと言っていいほど売れませんから、
どこの出版社でも敬遠しています。
執筆の基礎を固めるという点では純文学を書く価値はあります。
文学賞突破マニュアルは、純文学という基礎の勉強から高度
なエンタメ執筆にいたる幅広く奥深い教科書となっております。
合わせて小説ハイスクールも受講されるなら、出版社編集員
の目に留まらないはずがないのです。