生き様を描く | 小説の書き方教えます

小説の書き方教えます

現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

添削希望の方の詳細ページ


小説ハイスクールの詳細ページ


文学賞突破マニュアル」をご希望の方も、必ず

詳細ををお読みください。


文学賞突破マニュアルの詳細ページ


作家エージェントの詳細ページ


初心者執筆マニュアルのページ


お問い合わせはコチラから

m0337-kei@ac.auone-net.jp


今回は、基本中の基本のお話です。




多くの方の作品を読ませていただく機会に恵まれて

おりますが、最近の風潮として、小説というものへの

誤解があるように思えます。


何が誤解かと申しますと、


主人公の生き様ではなく、死に様を描いている作品

を書いておられる点ですね。




わかりやすく言いますと、主人公が自殺する物語が

多くて目立ちます。


あたかも死を美化するかのごとく、文学賞の応募作品

でも多いことがわかっているのです。


いわゆる、死に様を描いた作品なのです。




そうではなくて、死にたいほどの辛いものを背負いなが

も、賢明に生きる主人公の姿を描いてほしい。


絶望の縁で見つけたひと筋の光明を頼りに、やがて苦

を糧として立派に成長する姿を描いてほしいのです。




ある文学賞の選考委員が言っておりました。


最近は、やたらと自殺が起きる作品が多いんだよね。


選考委員の立場になってみてください。そういう暗くて

おぞましい結末の作品ばかりを読まされる立場をね。


逆境にあったとしても、精一杯生きている人物たちの

物語に、賞をあげたくならないでしょうか。