今回は、いただいたコメントの内容が、誤解されている
ようですので、もう一度風聞について解説いたします。
一週間かかって読みました、このブログ。
結局、風聞だめならば、一人称ですね。
短編なら一人称。長編なら三人称。これでよいのでは
ないでしょうか。まどろっこしい。
こういうコメントをいただきました。
風聞がダメな理由は、大きな事件に主人公が直接かか
わっていないため、とくに冒頭ではインパクトが薄くて、
読者を物語の中へ引き込めないからです。
なので、人称は関係ありません。
たとえ一人称で描いていたとしても、主人公の人生を
左右するほどの事件を他人の口から教えられるよう
ではインパクトがなく、現場に居合わせなくとも、せめ
てテレビニュースで本人が直接知るくらいの衝撃がほ
しいのです。
たしかに、短編は一人称で長編が三人称というのは
間違いのない選択ではあるのですが、風聞がダメとい
うこととは別の話なのです。
あなたの彼氏が浮気していますよ、と誰かに教えられ
るより、浮気の現場を直接目撃するほうが衝撃的です
よね。
風聞は読者を早いうちから物語の中へ引き込むという
せっかくのチャンスを潰しているのです。
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