成り立たない物語 | 小説の書き方教えます

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今回は、成り立っていない物語について解説いたします。




最近、ある新聞社系の文学賞の締め切りが迫っていた

からでしょうか、添削の依頼が集中しておりました。


みんな頑張っておられるのですね。すばらしいことです。




ただ、残念なことに、物語として成り立っていない作品が

多かったのです。


自分の作品のことを書かれているんだな、と感じた人は、

反感を覚えるよりも謙虚な気持ちでこの記事を読んでく

ださいね。


きっと、次に繋がる大きな収穫があることでしょう。




成り立っていない作品というのは、


たとえば、


営業回りの社員が、ある会社の社長から頼まれごとを

されます。成功すれば業績の大幅アップになりますが、

失敗すると社運にかかわるほどの大事件が予想され

るとしましょう。


そんなとき、ほとんどすべての営業社員は上司に相談

してから社長に応諾の意思を伝えると思うのですが、

独断で承諾してしまい大きな事件に発展するというの

では、読者の理解など得られないでしょう。


また、


責任のないことに悩み続ける主人公だったり、イジメ

てくる相手とあっさり仲直りしてしまうなんて、あれっ、

と思ってしまうのです。




現実には絶対にあり得ないだろう、と読者、いや選考

委員が感じてしまったならアウトです。


面白くしようとするあまり、これも一種の勇み足なのか

もしれません。