冒頭で悩むあなたへ 2 | 小説の書き方教えます

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今回は、前回記事の補足です。




冒頭にどのようなシーンを持ってくるべきか、という

点は、ご理解いただけただろうと思います。


しかし、実際に書こうとしますと、最初の一行目には

プロでもとても神経を使います。




のんびり感の漂う風景描写。

主人公のプロフィール説明。


この二つは絶対にダメだとしても、一行目、いや真っ

先に記述する単語に悩んでしまいます。


緊迫した場面を書くのですが、「緊迫」と書いたから

といって緊迫している状態は描けませんからね。


あくびをしている人が持っているプラカードに「緊迫」

と書かれているようなものでして、書くのではなく描

なくてはならないわけです。




「突然に」。。。まあまあです。

「不意に」。。。そこそこです。


とりあえず、こんな感じに考えてみます。


こういう思考を繰り返すことによって、場面のスタート

にふさわしい単語がすぐに思い浮かぶようになります。


小説ハイスクールでは、もちろん重視している点でも

ありまして、受講生さんたちの目からはウロコがボロ

ボロ落ちています。




冒頭を考えるときには、最初の単語にもこだわって

みましょう。


読者を物語の中へ引き込むための重要な作業なの

ですよ。