人物にとっての日常 | 小説の書き方教えます

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今回は、人物設定についてお伝えします。




作品を書き始めはしたものの、なんとなく先に進めなく

なってしまったことはないでしょうか。


はっきりとした理由はないのに、なぜか筆が進まなくな

ったことって、誰にもあるかと思います。


しかし、それをスランプだと誤解してしまいますと、出口

がわからなくなって、さらに迷うことになってしまいます。




スランプなどではありませんよ。


主人公も含めた、登場人物たちの設定が平凡すぎるた

めに、物語に華やかさがなく、書いていても作者自身が

楽しめないために筆が止まってしまいます。 




ずっと以前の記事でも申し上げましたが、物語というの

は、人物が二人以上いなくては成り立ちません。


最低でも主要な人物が二人必要なのであって、一人だ

けですと、主人公の妄想の世界になってしまいます。


ところが、


多くのアマチュア作家は、二人とも平凡すぎる人物に設

定してしまうので、何事も起きないままにラストを迎え

面白味も感動もない作品を書き続けているのです。 


たとえば、


家と会社を往復するだけの典型的なサラリーマン夫と、

家事と育児だけの専業主婦妻の物語ですと、何か起こ

すには、特異稀なイベントを用いるしかありませんよね。


そうではなくて、


浮気をしている夫と専業主婦の妻、という設定に少し変

更するだけで、物語を動かせる余地が生じるのです。


あくまでも日常の中での物語の動きには、読者は違和感

など感じず、むしろ共感を覚えます。


反対に、特異稀なイベントには、読者は違和感を覚えて、

人物への共感も薄らいでしまいます。




では、


日常とは何かといいますと、人物の設定によって変化す

ることを覚えておきましょう。


専業主婦は、家事と育児。

兵士は、訓練と戦闘。

仇討ちの旅に出た王子は、冒険。

恋愛中の若者は、デートや愛憎の思念や模索。

私立探偵は、犯人や殺害手段の推理と裏づけ行動。


などなど、置かれている環境や立場によって、日常は異

なるのです。 




小説ハイスクール第八期では、 


以前からお伝えしておりますように、人物の日常に特化し

た講座内容になる予定です。


第九期以降も同じではありません。


準備の都合もありますので、4月1日をもって受講生募集

は締め切らせていただきます。


定員20名に達していなくても締め切りますので、ご了承

願います。