歳月の経過をどう表現するか | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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文学賞突破マニュアル」をご希望の方も、タイトル

下の項目をお読みください。


今回は、歳月の経過を表現する方法についてです。




10年後----


なんていう書き方をしてませんか。


以前にも申しましたように、ナレーションを入れるのは

芸がありません。その時点で文学賞当落確実ですので

ぜひ覚えていただきたいと思います。




歳月という時間の経過は目に見えませんから、そのま

ま直接には表現できませんよね。


ならば、目に見えるもので代わりに表現するのです。




町並みの変化や、人物の皺や頭髪の具合、あるいは

日常生活の変化や子供の成長などですね。


具体的に申しますと、木造だった校舎が鉄筋三階建て

になったり、人物の頭髪がすっかり白髪になっているな

ど、正確に10年後とはいかないまでも、かなりの歳月

経過を表現することはできます。


10年という経過を明確にしたい場合は、会話文で補い

ましょう。


でも、表現する主力はやはり描写でして、変化前と変化

の二回描写をしなくてはいけません。




それとも、会話文にて一方の描写の代わりをするのも

読者に飽きられないためのテクニックですね。


両方を会話文にしますと、やはり飽きられますし、作品

がどうしても長くなってしまいます。




なので、日頃から描写の練習をしておきませんと、いざ

作品執筆というときに困ってしまいますよ。


ストーリーばかりを追いかけますとナレーションが入って

しまいますし、読者は場所も人物も明確なイメージができ

ないままになってしまうのです。




小説ハイスクールでは、厳しい描写の課題が提示されます。


かなり書きなれている面々でも合格率は三割ほどという反面

合格するまで書き直しさせられますから、合格しますと描写

のエキスパートに生まれ変わります。


もちろん、不合格の場合には子竜がコメントにてヒントを差し

上げたりしますので、段々と描写のコツを会得するに至ります。


また、受講生さんのみが閲覧可能な掲示板には、合格した

描写作品がアップされますので、参考にすることもできます。




もっとも、小説ハイスクールだけに参加する方は無料だった

第一期にこそおられましたが、第二期では文学賞突破マニュ

アルの特典としてご参加いただいております。


このように、ガッチリと基礎固めができる態勢が整ってまいり

ました。


歳月経過の表現方法のみならず、あらゆる表現がスラスラ

と出来るようになるマニュアルとスクールとの組み合わせは、

まさに最強ですね。




文学賞の選考は、せいぜい年に二回しかありません。


執筆にかける労力と時間を無駄にしないでくださいね。それ

らをお金で買うというよりも、ご自分への投資なのですから

惜しんで無駄を繰り返さないようにしてくださいませ。