描写の練習をしましょう | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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今回は、描写の意味と練習方法についてです。




描写が苦手な人が多いですね。子竜もそうです。


だからといって、避けて通れないのが描写ですので

なんとかなるように考えてみましょう。




まずは描写する理由ですが、読者の知らない場所や

人物を、読者にイメージしていただくために書きます。


感情も感覚も、本人にしかわからないものなので、や

はり読者へなるべく正確に詳細に伝える必要がでて

くるわけですね。


ですので、描写を手抜きすることは、作者への配慮を

怠ることになってしまいます。




では、苦手な描写をどう克服するのか。


数を書くしかありません。


文章全般に言えることですが、数を書く事で上達する

のが文章でして、絶対に下手にはならないのです。




数を書くには、作品作りだけをしていてはいけません。

描写だけを取り分けて、ひと時期に集中して練習して

みましょう。


家の中にあるものなら何でもいいですから、片っ端から

形状や大きさをはじめ、特徴を書き連ねてゆきます。


コツとしては、まずは箇条書きにて書くべき特徴などを

拾い出してから清書するのがよいでしょう。


ひと物体に原稿用紙1枚以上書けるようになれば、あ

なたは描写の達人です。




もっとも、実際の作品でそんなに長く描写をしていいわ

けではありません。ストーリーに間延び感ができてしま

います。


でも、書ける力があって省略しているのと、元々書けな

いから書かないのとでは、読めばわかるのです。


力量があって省略してあるときには、とくに感情描写な

どでは、微妙に揺れる気持ちなどが行間に漂っている

ものなのです。




練習で数を書く。


あなも一週間くらい集中しますと、描写の達人になれま

すよ。