三人称を極める  | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

※添削をご希望の方は、必ず「添削希望の方へ

お読みになった上で、お申し込みください。

作品の枚数もご記入願います。


文学賞突破マニュアル」をご希望の方も、タイトル

下の項目をお読みください。


今回は、三人称の極め方についてです。




コメントにて、うれしい申し出がございました。

ブログで当サイトを紹介してくださるとのことです。


これからも頑張りますので、よろしくお願いいたします。




さて、三人称の極め方ですが、現在、文学賞突破

マニュアルのご購入者様のために、特典PDFを

制作中です。


本編同様に例文をふんだんに盛り込みますので、

三人称を書く不安はなくなるだろうと思います。


マニュアルをすでに購入された方にももちろんお渡し

しますので、完成を楽しみにお待ちくださいませ。




多くの方は、書き方の書籍や教室での間違った教え

のせいで三人称が書けなくなっています。


「初心者は一人称から始めましょう」


だなんて、何の根拠もない方法です。三人称よりも

一人称のほうがまるで簡単だとでも言いたいので

しょうかね。


結論を言いますと、どちらも難しいですし、一人称

のほうが文学的というのも誤解であり幻想です。


名作とは何回でも読みたいほどの強い読後感を残す

作品のことであって、人称に左右されるわけではない

からです。




むしろ、一人称からスタートした人は、作品が完成し

ないまま挫折してしまうことが多いですね。


その理由は、表現できることに制約があることと、

もっとも難しい心理描写を多用しなくてはならない

ところです。


初心者に人間の複雑怪奇な心理描写がうまく書ける

でしょうか。


三人称でも心理描写は必要ですが、他人視点で補う

ことができますので、三人称のほうがずっと楽です。




一人称作品にて文学賞へ応募するも、第一次選考

すら突破できない人は、おそらく心理描写の部分で

落選しています。


人間の心っていつも揺れ動いているのに、善悪や

正邪など、白か黒かと結論してしまう。


あるいは、複雑な心理状況が思うように描けない

から、簡略な描写で済ませてしまう。




文学賞突破マニュアルでは、最初から三人称で書く

ことを推奨しております。


そのための視点に関する項目に、一章分を割いて

例文も豊富に掲げてあります。




プロになるためには三人称が必須です。


一人称ですと、書くことがなくなってしまって、単行本

一冊分の原稿量になかなか到達できないからです。


単行本が刊行されてこそ印税が支払われ、ようやく

プロとして世間から認知されるようになるのです。


なので、一人称しか書けない人は、仮に文学賞に

入選できたとしても、名誉だけで終わってしまうで

しょう。


もったいないですね。




しかし、現実です。最近の有名賞に一人称小説で

入選した人のその後を追ってみれば、よくわかります。


受賞後作品を刊行された人は、数えるほどしかい

ないのが現実なのです。


一方、三人称にて入選を果たした人は、その後、単行

本を量産している人が多いでしょう。


多いほどに世間からは早く認知されて、一流作家へ

の道を昇り始めます。


あなたも、文学賞突破マニュアルにて、三人称を早く

極めてくださいね。