※添削をご希望の方は、必ず「添削希望の方へ」
をお読みになった上で、お申し込みください。
作品の枚数もご記入願います。
「文学賞突破マニュアル」をご希望の方も、タイトル
下の項目をお読みください。
今回は、文学賞へ応募する際の規定枚数についてです。
大きく分けますと、規定枚数には三種類あります。
1:何枚以内。
2:何枚から何枚以内。
3:何枚以上。
自由というのはほとんど聞いたことがありませんね。
問題は、どこまで厳格な規定なのか、というところでしょうか。
書き上げた原稿が足りなかったり余っていたなら、悩ましい
ですよね。そのまま応募してよいのかどうか、心配になるか
と思います。
結論からいいますと、何枚以内、という賞は絶対に厳守して
ください。
これは、入選作を文芸誌に掲載するための目安なのです。
なので、大きくオーバーしますと、文芸誌のページ割りが役
に立たなくなってしまうのです。
何枚から何枚以内、という賞は、一番厳格さに欠けます。
ただの目安ですので、1割ほどまでの増減でしたら構いません。
この枚数の目的はとくにありませんが、名誉のみで終わる
可能性が高いので、応募そのものをオススメできません。
目的が不明確な賞は、名誉賞だと考えてください。
何枚以上、という賞は、単行本として発売するのを目的として
います。
この規定の場合には、少なくとも400枚以上で応募しましょう。
たとえ規定が200枚以上であったとしても、単行本化するには
400枚は必要なのです。
そういう原稿の場合、受賞後に書き増しをさせられて苦労する
ことになります。
子竜がそうでした。何も知らずに200枚で応募したものですから
書き増しと言われても、ストーリーから変えませんと倍にはなり
ませんでした。
ただ単にどうでもいい記述ばかり書き増ししますと、いつまでも
OKが出ません。
それなら、最初から400枚の物語を書いたほうが楽なのです。
以上のように、枚数規定は目的があって定められているもので
すので、あなたの目的にも合った賞を選びましょう。
子竜のオススメは、400枚以上にての応募です。
単行本化されてこそ、初めてプロなのだと心得ましょう。