作品内容を濃くする秘訣 | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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下の項目をお読みください。


今回は、作品内容を濃くするための秘訣についてです。




50枚の応募規定だとしましょう。


あなたが精魂込めて書いた結果、46枚だった場合、

どうしますか。


当然、4枚分をどこかに分散して書き足すことでしょう。


でも、それは間違ったやり方なのです。書き足した部分

など、プロの選考委員がみればすぐわかります。


つまり、プロット組みの段階で、場面ごとの枚数の割り

振りにミスしたのが原因ですし、書き足すという考え方

をしてはいけないのです




子竜はどうしているかといえば、400枚の単行本を

書くのに450枚の予定でプロットに割り振りします。


そして、書き終えた後に、50枚分を削るのです。




長編ですと、あってもなくてもいい記述なんて結構ある

ものです。


書いているときには重要だと感じてはいても、読み返す

と重要ではなくなっている部分なんてかなりあります。


その部分を惜しげもなく削るのですが、すると、内容の

濃い400枚に仕上がってくれます。




素人は、書き足す。


玄人は、削る。


この違いこそ、内容の濃さに差が生じるのですね。




もしも、あなたの作品にいつも物足りなさを感じるなら

書き足し画が多いからかもしれません。


多めに書いて削る。


そういう癖を付けられるといいですよ。